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削る治療と削らない治療

虫歯の治療は通常
虫歯を削って詰める治療ですが、

では
削らない虫歯治療というのは
あるのでしょうか

削らない治療というのは
虫歯のまま
進行させない処置をします。

進行させない処置、といっても
そういう薬とかがあるわけでなく
患者さん自身に管理してもらうということです。

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ここで問題になってくるのは
患者様ご自身の
「虫歯リスク」です。

これは虫歯のなりやすさ、のことで

世の中には歯を磨かなくても
虫歯にならない人もいます。

逆にものすごく気を付けていても
虫歯になってしまう人もいます。


「虫歯リスクの低い人」の場合
もし虫歯ができてしまったとしても
「削らない治療」は
比較的容易です。

ちょっと生活を見直すだけで
虫歯の進行を抑制できたりします。


しかし「虫歯リスクの高い人」の場合
「削らない治療」だけで
虫歯をコントロールするのは
大変です。

予防処置の前に
きちんと「削って詰める」
充填処置を行う、必要があります。

たとえば、
虫歯リスクの高い人の
虫歯を充填せずに

完全なブラッシング、フロスをして
高濃度のフッ素入り歯磨剤の使用し
間食回数は1日ゼロ回にするか、
砂糖なしで1日1回
食事での糖分、炭水化物、果物などの摂取も控えて
月に1回、もしくは2週間に一回
歯科医院でクリーニングを受けたとして

虫歯リスクの高い人の穴の開いた虫歯が止まるかといえば

止まりません。

こんなことを子供や若者の強要したら
酷だと思います。
社会性や発育に影響しかねません。

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虫歯の穴の中も
毎食後ブラッシングすれば
止められるかもしれませんが

多くの虫歯は
歯と歯の間の
見えないところに発生します。

つまり
虫歯リスクの高い方の
穴の開いた虫歯は
予防処置だけでは
止められないのです。

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スウェーデンの研究で
頻回なPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と予防処置によって
歯科疾患を予防できるという
有名な疫学的介入研究があります。

極めて高いレベルで
予防ができているのですが、

データをよく見ますと
実はその中の1割程度の人が
毎年のように充填処置を受けている。

つまり
虫歯リスクの高い方の虫歯を
予防処置だけでコントロールすることは
できない、
充填処置+予防処置の二本立てで対応することが
必須なのです。


充填処置にしても
虫歯を取り残したり
詰め物に隙間があったりしたら
また再発しますので
治療の時にも
虫歯リスクの高低で
必要な配慮が様々異なるのです。











糖分の入った飲み物は不可





 
2020年12月01日 10:33

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