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「生姜湯をふるまう」

今朝は合気道の道場の
「呼吸の行」の3日目でした。

朝暗いうちから
時には雪の中
道場の窓を開けて
1時間正座します。

初めの30分は両手で印を結んで不動
残り30分は呼吸法

呼吸はゆっくりと
完全に息をはききって
次に最大まで吸い込みます

吸う時は足の先から空気が入って来て
肺に溜まってゆく感じ
はく時は頭のてっぺんから
卵の黄身のようなものが体を包み込みながら
体の中の悪いものを飲み込んで
足の先から出て行くイメージ

この「足の先から」出て行くような
イメージでやるのですが
数年前の呼吸の行の時
自分は勘違いして
お尻から出て行くようなイメージでやっていたら
行の後で館長先生から
「お尻じゃないから」と
と言われた事があります。
なんでわかったのか
不思議ですが

今日は外は小雪でした
自分は朝起きたときちょっと喉が痛かったので
風邪っぽいかなと思ったのですが
呼吸の行をやったらいつのまにか治りました。

体のコンディションは
いい時も悪い時もあるわけですが
勝負の時がコンディションのいい時に来るとは
限らないわけですので
こうやって少しずつ無理をしてでも
体や心を鍛えてゆくしかないと思っています。

自分のように、元々あまり体が強くない人は
寒いからとヒーターにかじりついていると
体はどんどん弱くなって行ってしまうので
例えば漁師になる人がまず始めに
小舟の上で寒風にさらされても何時間も働けるような
「体を作る」ように
そういう努力が必要で
そして高齢になっても
かくしゃくと武道をしている方を見ると
そうなりたいと思うわけです。

ちなみに1時間の行の後は
正座で足はビリビリ、体は冷えきってカチコチなのですが
本当にありがたいことに
館長先生から生姜湯などを振る舞っていただけます。

今日も出していただいたのですが
ところが館長先生は飲まずに
お盆の上のカップに生姜湯をいくつか入れて
小雪の中、外に出て行ってしまいました。

後で先輩に聞くと
隣の資材置き場で働いている人たちに
生姜湯を振る舞いに行ったそうです。

自分が冷えきっている時に
じゃあ隣人も冷えきっているに違いないと
生姜湯を振る舞う

一貫してそういう姿勢が
只者でないと言うか
自分の修行が自分中心ばかりである事を思うと
自分はまだまだだなあ、と
思うのです。
2015年01月21日 00:00

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