~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

働き方改革 ~風のにおい~

もう1月も終わり、早いですね。
今日は診療室はお休みです。

木曜日と日曜日が基本的に休診日ですが
毎月の最終週だけ
土日を休診日とさせていただいております。

一般の会社員と同じ土日休みが
あってもいいのでは、という事で

当院も働き方改革の一環として
このようなスタイルになりました。

そして今朝は介護施設にいる父の見舞いに行って
その後、職場へ

富士山や丹沢の山々がきれいに見えて
仕事じゃなくてバイクに乗れば良かったかなと
かなり思ったのですが

今日中に治療計画を8ケース立てる必要があるのと
各ラボへの指示と
あと時間的に可能ならば
懸案の医局の片づけをしたいと思っているので
診療室に来ました。

ちなみにバイクという乗り物ですが
寒い時に乗るとめっちゃ寒く
暑い時期に乗ると猛烈に暑いという

何とも不便な乗り物です。
暑い時期は風を切って走れば
涼しそうに見えるかもしれませんが、
そうでもなく、実はえらく暑いです。

雨が降るとびしょ濡れですし

ですが、その分、普段では感じられないような、

風のにおいとかを感じて、
感性を刺激されます。

走っていると、
それぞれの土地の空気の匂いがあったり
雨や、新緑の匂い、海とか、夜の匂いとか

小さい頃や、若いころに感じたあの感覚を
思い出すような

不思議なことに
時間の流れも土地によって違って感じたりします。

いい時期になって来たので
チャンスがあれば出かけたいと思います。

という事で、
仕事に戻ります。











 
2026年01月31日 14:41

大晦日(2025)

今日は大晦日ですが
朝から大掃除で

天気が良くて助かります。

高圧洗浄機で
雨どいのカビ問題を解決

中国製ですが
ほんと良くできていて

ロボット掃除機もそうですが
深圳あたりの電気製品は
本当によく作りこんであって

彼らはジョブズだけでなくて
本田宗一郎や松下幸之助とかも
読んでるんだろうなあ、とか
感じさせるような
作り込みで

そのあとは窓ふき

少し前までは
老いた両親の部屋の窓を拭くと

「あら、きれいになったわねえ」
と母親が喜ぶのが
うれしかったのですが

その母も今はなく
父も老人ホームに入っています。

やはり歩行が困難になると
トイレの問題が出てきますので
ホームにお世話にならざるをえなくなります。

でもホームは良くしてくれるようで
父も穏やかな日々を過ごしている様子
ありがたく思っています。

明日朝には父を迎えに行って
家で正月をする予定です。

ここ最近の年末で気になるのが
周りの家の大掃除の音が聞こえないこと

何年か前までは
まわり中で大掃除している様子がありました。

世田谷でも空き家が問題になってきているようですが

私の住んでいる住宅地でも高齢化が進み

右前の家は住んでいないし、
その隣も空き家

住んでいらしても
我が家のように
高圧洗浄機でブシュ―とか
あちらこちらの窓をキュッツキュと拭いている様子もなく

ご高齢になると大掃除とか
大変になってしまうのだと思います。

我が家も二世帯用の住宅に
一家族で住んでいる状態ですので。

来年はいっそう進む高齢化と少子化に
この国は、国民はどう対処してゆくのか

この国を支えてゆく人達、
支えてきた人達の

歯の健康を通じて
陰ながら
そのパワーをサポートしてゆきたいと
考えています。

本年も大変お世話になり
ありがとうございました。

では皆様良いお年を
お迎えください。






 
2025年12月31日 11:03

限界国家

最近読んだ本は
「限界国家」

かねてより、各方面で
少子化の止まらぬこの国の
暗澹たる将来像が
語られ

最近はすでに様々な分野での
働き手不足
サービスの低下などが
顕在化してきており

この本は
そんな日本の将来像を予測し
それを解決する対策についてのレポート提出を
依頼された、とあるコンサル達が

様々な識者や起業家と会いながら
この国難を打破する処方箋を
見つけようと努力する物語

2023年、2年前に出版された本ですので
今よりまだ、ちょっと甘いというか
平和な感じの内容もありましたが

なかなか考えさせられました。

ここからはネタバレになりますので、
本を読まれる方は見ない方がいいかもですが

ニーズのある所に
テクノロジーの進歩があり
それは
人を労働から解放するものである、というのが
ポイントで

AI、人型ロボット、ドローン、自動運転など
これらにかかるコストは
進歩し、量産されるほど安くなり

ドライバーや介護などの職に従事している人は
職を失うことになるのだが

そもそも少子化で
それらの職に就く人数自体が減っているのだから

ある意味
ちょうど良くなるのではないか、みたいな

人がいなくなった地方は
完全機械化した大規模農場にして
将来の日本が農業立国になる可能性など

その他にも
ちょっと明るい未来も
感じさせる内容でした。


話は変わりますが

以前JAXAの展示で
H2AロケットとH3ロケットのエンジンが
並んでいるのを見たのですが

素人目に見ても
世代が古いエンジンは
圧倒的に部品数が多く複雑な構造で

これを調整するのに
どれだけ根性が必要だったか
思いやられる感じでしたが

H3になると
すっきりしていて
おそらく耐熱性など素材も含めた技術の進歩は

そこでも単純化と省力化をもたらし

あと、
全国の水道管が
耐用年数の限界が来つつあることが
問題になっていますが

当時の水道管は耐用年数が40年でしたが
マテリアルの進歩により
今のものは80年とか、もつらしい

科学の進歩は
世界を確実に
人手のいらない形に
変えようとしていると感じます

歯科の3D技術もそうですが

問題はその移行期であり
その過程で職にあぶれる人たちがいたり
不完全な技術が利用者に迷惑をかけたりすることが
問題であり

いかにその先の世界に
ソフトランディングさせることができるか、
それを考えるフェーズに
入っているようにも思います。








 
2025年09月11日 19:29

ロボット掃除機

今は診療室の掃除をロボット掃除機がしていて、
朝8時から勝手に掃除機をかけてくれます。

最近のロボット掃除機は本当に賢いです。

この機種の前にレンタルした
「ルンバ」は何年か前の機種だったこともあり
移動のたびに家具などにガンガン当たって
診療室が荒れまくったり

ホームに帰れなくなることが頻発したり
アプリがアップデートできなかったり

なんだかいろいろイマイチでしたが

今の機種は中国製の
「Swich Bot」というやつで

ものすごく賢くて
レーザーセンサーで障害物も避けるし
清掃のたびに空間認識するので
椅子などが移動していても混乱しないし

入ったことのない部屋まで
空間認識していて

段差などで入れない部屋があると
その部屋の別の入り口に移動して
そちらから入ることをトライしたり

本当によく「作りこんである」感じ
アプリもよくできていて

こういう消費者のことを考えた
「作り込み」は
日本人の得意分野だったように思うのですが

今は
「さすが中国製だなあ」という時代に
なりました。

玉石混交かもしれませんが
いいもの、は本当に良くなった気がします

日本は人口減少で
若者が急速に減っていて

働き手が高齢者を支えるこれまでの仕組みが
成り立たなくなることが予想されていますが

ただそれは、人が労働力だった時代の話、でもあり

そういう意味でも
時代は変わりつつあるのでは
ないでしょうか

 
2025年09月01日 08:21

バンカラ?

今日は休みですので
朝早く家を出て歯科用チェアーの
ショールームに行きました。

いつもは職場まで車で
ほとんど外を歩くことがないので
久しぶりに、だいぶ歩いた感じがします。

家から出て歩き始めると
自分の足音がポクポク鳴っていることに気づきました。

昔は病院に勤務していて
入院患者さんを起こさないように
足音をさせずに歩く習慣がついていて

なんで足音がしないの?と
一般の人からはびっくりされたりしたのですが

いつの間にか
どうやら踵(かかと)重心に
なって足音がしていたようです。

1キロくらい歩くと
つま先重心に戻ってきた感じでした。

ちなみに私の父も
警察学校とか出ていて
足音がしない人でした。
今はちょっと歩くのは大変ですが

そして久しぶりに田園都市線の満員電車に乗り
都心まで行ったのですが

私は20数年前から横浜に住んでいて
はじめの10数年間は広尾まで電車通勤していて

田園都市線の満員電車で通勤し始めたころに感じた
違和感をまた感じました。

渋谷駅とかで多くの人が降りるのですが、
お客さんが無言で前の人を押しまくることについて

「わかってます、わかってます、
降りるので大丈夫ですよ」と言ってあげたいくらい

埼玉の奥の方で育った私としては
これは都会の人のプライドなんだろうか、
と当時思ったりしました。

私は高校から大学、大学病院勤務の初めころまで
埼玉から電車通勤していて
あっちはだだっ広い畑や田んぼが
いくらでもあって

秩父おろしとか赤城おろしとか
硬派でバンカラ?というか

高崎線という電車で東京に出てくるのですが
降りるときは
「すいません、降ります!」とか
「降りまーす」とか

ちゃんと声を出せないこと、は
恥ずかしいことだ、という
価値観がありました。

だだっ広い畑で
ちゃんと声を出してコミュニケーションする
農家さんとか、
地方出身者が多かったからでしょうか。

最近はわかりませんが

あと合気道の道場でも
ゴニョゴニョ、と言って
入ってくる青年がまれにいて
(ほとんどの青年はちゃんとしてます)

この子たちは
子供のころから見ていますので
聞こえない挨拶は
無視しているのと一緒だよ、と話します。

そういう青年はどれくらいの声を
出していいかわからないようなので

相手との距離をさっと見て
相手が道場の端にいるなら
道場の端に届く大きさの声で
挨拶してくださいと

そばにいるなら
その人に届く大きさでいいですよと
説明します。

近くで大きい声だと
威圧感をあたえてしまい

威圧感を与えるのは
合気道ではナシですので

もう30年くらい前でしょうか
北欧に留学していた友人が言っていたのですが

昔は今のように英語を学べなかったので
なんとかTOEFLを取って留学したが
英語がわからず苦労する人が多かったようです

世界中から集まる、会話に入れない留学生でも
Good Morning! が元気に言えるやつは
大丈夫だと

いろいろな話が、もう古いのかもしれませんが

あと先日合気道の青年たちと飲んでいて(20代以上)
今はいろんな情報が手に入りやすくていいねえ、みたいな
非常におじさんっぽい発言をしてしまったところ、

手に入りやすい分、大変なこともあるんですとの事。

確かにそうかもしれません。








 
2025年04月10日 15:13

新年(2025)

あけましておめでとうございます。

今朝はあまり寒くなかったので
夜明け前の道を
車の窓を開けて診療室まで走って来ました。
なかなか気持ちの良いものです。

明日(4日)から診療ですので
準備のために来てます。
もう正月も終わりです

年末年始は
のんびり過ごさせて頂きました。

最近は便利になって
学会や研修や症例報告が
ほとんどオンラインで見れるようになって

いつでもどこでも
夜中でも勉強できるようになり

今回もだいぶ知識を得ました。

他の仕事もそうかもしれませんが

学べば学ぶほど患者様に還元できる
ホントにいい仕事だと思います。

勉強中はすごい充実感で
いろいろなDrの視点を聞いて
なるほどそう来るか、とか

この人若いのにたいしたもんだな、とか
これちょっと詰めが甘くないか、とか

ただ困ったことに
いつでもログインするだけで勉強できるようになると

それ以外のことをしている時
例えば部屋の掃除をしていたり
のんびり過ごしていたりする時に
心の奥底で

「こんなことしてていいのか?」という思いになってしまい
学習していない時間に
あまり充実感を感じなくなってしまって
困ったものです。

youtubeなどをダラダラ見てしまうという事なら
デジタルデトックス、でいいかもしれませんが

本業に直結するとなると
見ないわけにいかないので

歯科医の世界も
この辺でまた差がつくのだろうなと
思います。

仕事モードとリラックスモードで
気持ちをどう切り替えるのか、

それとも、切り替える必要はないのか

いつも心のどこかで本業のことを考えている
プロはそれくらいでいいのかもしれません。

昔の私の恩師がそういう人でした。
もう亡くなってしまいましたが、

いつも歯科のことを考えていて
歯科は素晴らしい、が口癖で

ある日恩師が言いました。
「僕はねえ、リタイヤしたら
クイーンエリザベスで世界一周するんだよ」

私がすかさず
「先生、ホントにクイーンエリザベスで
世界一周したいんですか?」と聞くと

「君はイヤなことを聞くねえ」とのこと

仕事そのものが充実した日々
リタイヤする気など毛頭なく働き続ける
それは幸せかもしれないな、と思います。

私はまだまだ修行が足りませんが

最近ではラッキーなことに
歯科医の仕事も
パソコンの画面に向かって設計するようなことが増えてきて
マイクロもあるし

年をとっても
結構いけるかもしれません。

長くなりましたが
皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。





 
2025年01月03日 06:42

枯れ葉

今日は時間ができたので
午後は技工作業などをやっていました。

なんだかこの時期は
毎年クリスマスソングなどかけながら
技工作業などやっているイメージがあります。

外は枯れ葉がさらさら音を立てて舞っていて

技工作業といっても
インプラントの型取りしたものを
ずれないように補強する作業など

型取りした2本の部品を
パターンレジンと言う材料で固定するのですが

レジンには重合収縮という性格があり
固まるときにほんのわずかですが
縮みます。コンマ数パーセントです。

2本の部品をつなぐときは
谷に橋を建設するときのように
両側から伸ばしていって
最後につなぐのですが

両側から伸ばしたレジンが
完全硬化し
重合収縮が終了して
もう収縮しない状態になってから
繋がないと

2本の柱をつなぐレジンが
引っ張り合ってしまって
変形します

変形すると技工物の精度が狂い
微妙に合わないものが出来てきてしまいます。

そして
両側から伸ばしてきたレジンを
最後に追加のレジンを盛って繋げるのですが、

最後に繋げるためのレジンの量も
最小限にしないと
ボリュームが大きいとその
重合収縮でずれてしまうので

最後に盛る量が最小限になるように
両側の柱から伸びるているレジンは
当たっているようで当たっていないくらいまで
近接させます。

ラフな目で見ると
くっついているように見えるでしょう。
しかし、離れている

そして最後に
わずかなレジンで繋げて
完全硬化したら
完成です。

同じ材料でやっているのに
見えない部分の配慮で
結果が違ってくるという

歯科はまだまだそういう部分が
いろいろあります。

その一方で
3Dプリンターとか
CADCAMといった先端技術も
歯科の世界では導入が進んでおり

歯とかぶせ物がぴったり合うことを
マージンが合う、という言い方を
我々の業界ではするのですが

昔は
「機械はまだまだ。やっぱり職人の腕にはかなわない」
と言われていました。

でも最近は
かなり腕のいい当院で依頼している技工士さんでも
「CADCAMの方がいいでしょうね」
と即答されます。

昔ブログに銀河鉄道999の
生身の身体と機械の身体の話を書きましたが

「機械の体なんて」と思っていても
テクノロジーが超進化すると

「あれ、なんか悪くないんじゃないの?」
みたいになってくる

最近のAIもそうですが
どんどん人間ぽくなってきて

ロボットが人間の姿に似てくると
人は人間と似て非なるものに対して
恐怖心を覚え、その事を
「不気味の谷」と言うらしいですが

それを超えたときには
一体何が起こるのでしょうか。





 
2024年12月14日 17:50

心臓移植

1967年、南アフリカ共和国の心臓外科医
クリスチャン・バーナード氏が
世界初の心臓移植を成功させるも
患者は18日後に死亡した

彼の第二症例は
術後593日生存。

その後世界各地で
堰を切ったように心臓移植が行われ、
その数は100例に達したが

その中には
札幌医科大学の和田教授によって
行われた心臓移植手術があり
世界で30例目だった。

手術を受けた男子高校生は
3週間後に病院の屋上を
散歩するほど回復を見せたが
83日後に亡くなった

当時は免疫抑制剤がなかったため
多くの施設が予期した成績が得られず
手術を中止していった。

その後の免疫抑制剤の開発
心筋保護液の開発などにより
長期生存例が続出するようになり

1990年代には
年間4400例
近年では年間5万例以上実施されているとの事

最近の心臓移植の予後は
国立循環器病研究センターの集計では
(1999年5月~2022年3月、N=155)
10年後の生存率が
なんと96%とのこと

最近の口腔インプラントも
ごく初期のものに比べると
全く別物になっています。

日々の臨床で
当たり前のように成功しても
それは実は
過去累々の犠牲のもとに成り立つ
医学ピラミッドの頂点を見ているのだと
言うことができるのだと思います。

 
2024年12月12日 12:25

雑用

今日は診療後はいろいろ雑用があるので
やることリストを作って

フランクリンの方法で優先順位を決めて
やることリストの一番目は「計画」
それが終わったらチェックを入れて

次はメールの返事をして、チェック
今日のカルテを書いて、チェック
翌日の段取りをして、チェック

壊れたホワイトニング用の光照射器を修理して
(脚が折れました)
技工物の調整をして
複雑な状況の患者さんの治療計画の検討をして

この時期はクリスマスのBGMなどかけながら
黙々と雑用をします

でも治療計画を考えるときはBGMを止めます
集中するため

そしてネットで今月の各種支払いをしようとしたら
もう22時なので帰ることにしました

とまあ、こんな日々です






 
2023年12月13日 21:39

デザイン

先週の日曜日、合気道の稽古がなかったので
デザイナーの友人と茨城県にある
古い名車やスーパーカーのある
ミュージアムに遊びに行きました。

台数は20-30台くらいなのですが、
開場時間の朝10時過ぎから
終了時刻の16時の前まで

お昼も食べずに圧倒的な熱量で
子供のように
車を見ていました

今はそんなに車好きというわけではないのですが、

私が子供のころはスーパーカーブームというのがあり
小学校に行っても家に帰ってからも
友達とスーパーカーの話をして
夜はテレビでスーパーカークイズを見て
ベッドでスーパーカー大全集を見ながら寝ていたような生活

カードもたくさん持っていました。
当時の写真の独特の空気感のなかで
いろいろなスーパーカーが
時にはイタリアの古城の前で
ときには霧に濡れたイギリスの曲がりくねった道の前で

まだ知らぬ国の知らぬ地域のなかの
異文化のかっこいいスーパーカーに
あこがれたものです。

このたびミュージアムに行って
一台一台を
隅から隅まで

近づいたり離れたり
角度を変えたり
上から下から

この車はやっぱりこの角度だろう!
みたいな
ホント子供みたいですが

ボディーや細かなギミックを構成する
当時のデザイナーの徹底したこだわり
について友人が話していて

車のデザインは「ミリ単位」だと
この曲線
この手触り
ここから見たときにこう見えて

それを実現しようとした技術
溶接や研磨や板金
スタイリッシュなボディーに
でかいエンジンを無理やり詰め込んで
機能とデザインの融合
後方視界を切り捨てたり
車の屋根の高さが1mで
座ってドアを開けると地面が手で触れるとか
ある意味もうハチャメチャですが
それをそれまでにない
魅力的で個性的で
人々を夢中にさせる姿にまとめ上げる

デザイナーはその車が街を走っている絵をかいて
ロゴやマークなど細かいところまですべて
徹底的に作りこむ

そのデザイナーの仕事は
車だけでなく

そういう人は
きっと何から何までこだわりで
朝ごはんから飲むコーヒーから
時間から空気感から
朝から晩までデザイナーで
没頭こそが喜びで
感性に導かれた
信念の持ち主なんだろうなあと
想像しました。

******************************

そういえば以前ドキュメンタリーで見たのですが

世界的に有名な日本人のデザイナーが
イタリアでこれまたカーデザインで
超有名なデザイン事務所のディレクターをしていて

各国から来ている新進気鋭の若いデザイナーたちが社内コンペをやって
あるアラブ系の超大胆なデザインが優勝しました。

そして粘土を使った実物大のクレーモデルをつくることになり、
完成したとの連絡を受けて
その日本人デザイナーが見に行き

実物大モデルのボディーのカーブを
「スーッ」と手で触った後
その若いアラブ系デザイナーに言いました。

「お前いじっただろ」

その若いアラブ系デザイナーは
自分が出した案が余りに大胆過ぎて
怖くなってしまい
これくらいならディレクターにばれないだろうと
ちょっと直してしまったようでした。

こういう試されるような話は
オーケストラの指揮者とか
よく聞きますね

すごいと思うのは
ミリ単位の違いに気づいたということもそうですが

若者が出したその大胆なデザインの魅力に
ちゃんと感化される力があったから
その個性が甘くなったことに
気づいた

奇をてらう新しい感性の若者の仕事の価値を
ちゃんと感じて
若者が自信を失いかけても
心配しないで思い切りやれよ

と言えるリーダーシップ
でしょうか

**********

また話が飛びましたが、
そのミュージアムはそれぞれの車がちゃんと車検もとおして
公道で乗れるように維持されていて、

ランボルギーニ ミウラという
スーパーカーマニアのあこがれの車があるのですが、

ミュージアムの説明員の方いわく
ミウラはどれも大抵一回は燃えていて

その車も先日公道を走っていてエンジンが熱くなりすぎて火が出て
すぐ消したけど
消化器を吹いたので後処理に
360万ほどかかったとのこと

やっぱりスーパーカーは
乗るより見るほうがいいと
思ったのでした。













 
2023年08月03日 11:03