睡眠問題
歯科で睡眠問題と言えば睡眠時無呼吸を扱うことが多いです。
いわゆるいびき、と
睡眠中の間欠的な呼吸停止です。
それにより睡眠中に脳が覚醒してしまったり
心臓に負荷がかかったりします。
正しくは閉塞性睡眠時無呼吸といいます。
もちろん睡眠障害を生じる原因、疾患としては
これ以外にも多数あり
60種類以上の原因、疾患があるとされています。
睡眠問題により
仕事のパフォーマンスが上がらないことなどによる
国内での経済損失は
15兆円とも試算されています。
なお睡眠時無呼吸のために
医科、歯科に受診している患者さんは50万人
受診していない
潜在患者数は500万人ともいわれています。
これがもたらす健康被害としては
心筋梗塞などの心血管イベント発生率が
3倍になり
不正脈の発生率が4倍になり
脳血管障害、高血圧、糖尿病、肥満に
関係することが知られています。
歯科で製作する口腔内装置で
解決することもありますが
まず医科に紹介させていただき
原因疾患の検査と
PSG(ポリソムノグラフィー)といった
睡眠検査を受けていただき
睡眠障害に対する
アプローチの方法をどれにするか
検討する必要があります。
扁桃などが関係している場合
耳鼻科での対応になることもありますし、
歯科での口腔内装置が
適応になる場合もあります。
患者様ご本人の健康寿命の伸長にもなり
ご家族の睡眠問題の改善にもつながる
いびき、への対応
ご相談いただければ
お力になれるかもしれません。