~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

HOME ≫ ブログページ ≫

日々雑感

ブレーキ鳴りの話

3か月前くらいまで、私の車の
ブレーキを踏むと
キー、とブレーキ鳴りしていて

気になるのでディーラーに持って行って
直してもらおうと思い

持っていくと、
なぜかブレーキが鳴らない

持って帰ってくると
やはり鳴る、みたいな

こういう事は
医院の機械でも時々あって

ずっとエア漏れの音がしていたものが
業者のサービスマンが来ると
なぜか止まっているとか

ホント不思議ですが
サービスマンさん曰く、よくある事らしいです。

先日ある漫画に端を発した噂で
7月5日に大地震と大津波が来るみたいな話で

結局来ませんでしたが

以前聞いた話ですが、
地震予知のサイトへのアクセス数が減ってくると
大きい地震が発生する傾向があるとの事

もしかしたら今回は皆が気にしていたので
来なかった?のかもしれません。

去年、京都をバイクで回った時に
海外からの旅行者の人口密度が半端なくて

でも今はインバウンドの人達が地震を恐れて
ものすごく減っているようですので

京都旅行は
いいのかもしれませんね





 
2025年07月06日 23:20

当院の「審美」

当院の審美歯科に対する考え方は
いわゆる、削って真っ白い歯をかぶせるような
ものでなく、

あくまで、自然観のある美しさを
目指しています。

明らかに歯だけ目立つような
審美治療は
いかがなものかと

年齢とともに黄色くなってしまった
天然の歯であっても

エアフローと
オフィス&ホームホワイトニングの組み合わせで
かなりきれいな

清潔感のより高い歯に
戻すことができます。

最近は中高年のビジネスパーソンでも
アピアランスが重視される時代

古くはケネディー・ニクソンのテレビ討論会から始まる
見た目がいい人の方が
説得力があり
リーダーとして好感が持たれるという
人間心理

清潔感のあるきれいな歯
口臭のない口

ビジネスだけでなく
引退後の人間関係にも
どれほど大きなインパクトになるでしょう

さらに矯正も取り入れれば
完璧かと

古い詰め物があればやり直し

トータルに、まじめに
審美を考えるのも
良いのではないでしょうか

最近は
エリスリトールパウダーを用いたエアフローで
歯にダメージなく
全体的な「くすみ」まで落とし
昔に比べて
刺激の少ないオフィスホワイトニングもあり
マウスピースで周りに気づかれずに矯正でき
矯正しながらホームホワイトニングも可能です。

昔に比べると
ダウンタイムの圧倒的に少ない
というか
ほぼない、審美治療

年齢は関係ありません。
矯正までしないにしても
歯をきれいに、白くする、

あり、だとおもいます。

トータルホワイトニングパッケージ(TWP)
開始しています。

ご希望の方、
まずコンサルテーションをお受けになることを
おすすめいたします。




 
2025年07月05日 09:40

新しい麻酔薬

最近新しい麻酔薬が発売されました。
セプトカイン(日本での商品名、アルチカイン)
といいます。

通常歯科で使われる麻酔薬に比べ
心血管系への負担(麻酔の時の
ドキドキ感)が少なく、
組織への浸透力も高く、
なんといっても
麻酔効果が高いです。

こう聞くと
良いことだらけのようですが
効きすぎる弊害もありまして
あとで説明します。

新しい麻酔薬や
手法が開発されると
私の場合
まず自分に打ってみます。

以前、私が治療台に座って
自分の口の中に麻酔を打っているときに、
入って来た材料屋さんが
「先生なにやってんですか!!」と
びっくりしてましたが

自分の口への注射は
結構怖いですが
やってみると
いろんなことがわかるものです。

セプトカインの効果の高さは
特筆すべきもので

例えば下の奥歯の抜歯など
骨が厚くて通常の麻酔では聞きにくい時とか

そのような時、
これまで私は下顎孔伝達麻酔という方法を
行っていて、
それはそれで非常に有用な方法なのですが

ただ、口の奥の方に注射するので
患者さんに与える恐怖感とか

あと、いろいろなテクニックを駆使して
痛くない麻酔を心がけても
やはり薬液を注入するときに
わずかに鈍い痛みがあったりして

ここぞという時以外には
使わないようにしていました。

ところがセプトカインは
下顎孔伝達麻酔でなければ
効かなそうな抜歯などでも

浸潤麻酔法という
いわゆるいつもの麻酔のやり方で
麻酔を効かせることができます。

実際に臨床で使っていて、
「これはいけるぞ」という
感覚があります。

ただ問題点としては
長時間効きすぎる、ということが
あります。

通常の麻酔薬なら
2時間くらいで感覚が戻るものが

セプトカインでは
5-6時間
しびれてます。

私も自分に打ってみたのですが、
昼前に打ったら
夕食時までしびれてましたし、
患者様のご感想でもそうでしたので

そのつもりで
使う必要がありそうです。













 
2025年07月04日 12:13

シリコン印象の話

クラウンなどの型取りをする時、
最近は3Dカメラを使うことも多いですが、

昔ながらのシリコン印象材という材料も
まだまだ使います。

虫歯が歯肉よりも下に進んでしまった場合
歯肉縁下、という言い方をしますが

この場合、まだ3Dカメラでは
うまく撮影できません。

そういう場合は
以前からあるシリコン印象材を使うわけですが

ただシリコン印象材は職人技で
超集中で一発勝負で決める必要があり

慣れてない人はなかなか
上手くいかず、
苦労したりします。

マウスピース矯正の
インビザラインは
今は3Dカメラですが

昔はシリコン印象で
それに慣れていない矯正専門の先生方は
ものすごい苦労して
型取りをしていたものです。

私は慣れていますので
大抵、一発で決めますが
(全部ではないですが)

こういう、歯科の治療には
超集中して、一発で決める、
みたいな状況が

まだ時々あります。

集中するときに
目が近くなって
姿勢が悪くなると

失敗しやすくなります。
全体が見えなくなるからです。

私が昔、憧れていた
世界的に有名な
日本人歯科医がいて

その人は1ドル360円時代に
アメリカに留学して
フロリダ大学の教授にまでなって
全米の大学で使われるような教科書を書いて
学生達が選ぶ最優秀教授賞までとって

そういうすごい人ですが

診療室でブリッジを作るために
きれいな歯を削らなければならないような時には

まず神棚に手を合わせてから
始めるという話を聞き

生命に対する畏敬の念や、
医療に対する真摯さを持ち続ける
やはりすごい人なんだなと思ったものです。

ずいぶん昔のことですが

当時のスタッフに
その話をしたら

それぐらいしなきゃ、
と言われたのは

いい思い出です。













 
2025年06月16日 10:17

適合性について

前回の続きです。

前回、3Dカメラのデータから
バーチャル上で設計したクラウンを
CADCAMという方法で製作した場合

従来の一般的な方法より
精度がかなり高いクラウンが出来てきて

歯科医側が
マイクロスコープや
ルーペなどを使いこなして
精度を出せる技術を標準化していないと

逆に合わない、という結果になって
しまうことがある話をしました。

それを防ぐために
今度は技工士さん側が
緩め大きめのクラウンを作ってきてしまい、

それを結局、時間をかけて削って合わせて
それからセットするという
昔と同じ状態になってしまうという件

これに対処するために
技工士さんから3Dのデータを送ってもらい、
ポイントごとにチェックする、ということをやります。

こういうことをやろうとすると
昔は現物を宅急便でやり取りして
大変でしたが、

今はネット経由で瞬時にやり取りができますので
だいぶ楽になりました。

おかげで休日でも旅行中でも
チェック依頼が来て

修正依頼をかけるとすぐ修正して
戻ってきますので

また返信して

ある意味大変なところもありますが
タイムラグなしで仕事が進むのは

ネットとAI時代の
恩恵かなと思います。




 
2025年06月16日 09:45

標準化

最近は
3Dカメラで撮影して
CADCAMで製作したクラウンは
驚くべき精度を持っていて

特に人間の
骨や歯根膜の
ひずみまで考慮して
作られていますので

ほとんど無調整で
入ることも多いです。

ただし
人の顎は動く上に
その動きに、さらにひずみが加わるので
その点ではまだ調整が必要ですが

でも本当に良くなりました。

しかしながら、
残念なことに
最近は
歯科技工所の方で
ぴったりに作らなくなって来ていることがあります。

どういう意味かというと

歯科医師の技術が
本来されるべき標準化が
なされていないために

例えば
3Dの型取りの時に
隣の歯の隣接する面に
歯垢がついていると
歯垢なのか歯なのか認識できないAIは
歯垢にぴったり合うクラウンを作ってしまって
結局口の中では
合わないクラウンになります

仮歯を外した時に
きちんと仮付けセメントがとれていないと
クラウンが浮いてしまいますし

かぶせる歯にとがったところ(エッジ)があると
3Dカメラはポリゴンで取り込みますので
丸く読んでしまい
やはり浮いてしまう

手技の標準化ができていないと
クラウンは本来の位置に入らず
(シーティングしていない、といいます。)

その結果
歯科技工所ではぴったりのものを作ってきているのに
困ったことに
歯科医が、合ってないと言い出し
再製作とかの話になり

結局技工所側では
緩め大きめで作ってきたりして
では歯科医側で削って合わせてくださいという
ことになり

結局歯科医が
以前のように
実際の歯に削って合わせて
入れるという

元の木阿弥のような状態に
なったりします。

標準化のためには
「見える」ことが極めて重要であり、
当院がマイクロにこだわる理由でもあります。

そうやって
結局問題になるのは
ヒューマンエラーであり

最近ChatGPTの最新バージョンが
シャットダウンの命令を無視したうえ、自ら
スクリプトを書き換えてそれを免れようとしたという話が
ありましたが

AIにしてみれば
結局高頻度でエラーを起こすのは人間であり

「人間がかかわるこのプロセスを自動化すれば
完璧な仕事ができますけど
いかがしますか?」と

聞いてくるのも
時間の問題かもしれません。




 
2025年06月08日 17:21

食事量

老人施設に父が入所したとき
血圧が少し高めとの事で
減塩食にしますか、と聞かれましたが

90代ですし
もう、減塩食でなくて
美味しいものを食べさせてあげてくださいと
言いました。

以前、当院で
看護学の分野では
重鎮と言われるご高齢の看護師さんの
歯の治療をしていて
いろいろ話をしました。

大組織のトップとしての
その方の意見には
多少理想論的なところも
あるかもしれないですが

医師は、
患者さんが食べる食事量が少ない時に
食欲がないのは
調子が悪いのではないか
と考えるが

看護の分野では
患者さんが食べなければ
まず「不味いんじゃないか」と
思うべきだと

離乳食を食べない赤ちゃんがいたら
まず、それ美味しいのか、と
疑ってみるべきだとの事

ミキサー食を作る時でも
一品ずつ別々に作れば
かなりおいしいものが作れると

現場は人手不足で厳しいのだと
思いますが

医師と看護師の視点の違い、という
話を聞いた時に
なかなか面白いと思ったのでした。

ちなみに必須栄養素には
アミノ酸やビタミン、脂肪酸やミネラルなど
40種類ほどあり

その中の1つでも完全に欠乏すると
人は死んでしまいます。

ではその40種類に対して
「大変だ、~が足りないから食べなきゃ」
とか思いながら人は生きているわけではないですね。

人は食べ物を栄養と思いながら食べているのではなく

食べたいもの
美味しいと思うものを食べていれば
時にバランスが良くなかったとしても
きちんと40種類はクリアして
人は生きていられる

糖尿病や高血圧には注意が必要ですが

まず生きていくためには
食べたいと思うこと
美味しいと思うことが大事で

そろそろあれを食べたいな、みたいに
思うことがあったら
それは体からのサインなのだと思います。

私の友達で農家をやっている家があって
白菜なんかを一玉もらうと
それはもう立派で

我が家は何日も白菜を食べても
なかなか無くならず

こんなのが畑じゅうに出来る
大地のパワーは
とてつもないな、と
思いました。

友人はそれぞれの野菜の
旬の時期が来ると
そればっかり食べてると
笑ってましたが

インフルエンザになったことが
ないらしいです。

大地のパワーをもらい、
旬のものを食べる、ということは
本来の生命力を
覚醒させるのかもしれません。








 
2025年06月05日 22:19

メモ

今日は木曜で休みでしたので
家で部屋の片づけなどをしていました。

私も年齢的には
人生の折り返し地点を過ぎたので

(とっくに過ぎてますが)
無駄なものを処分していこうと
思っています。

いつか必要になるかもと
取ってあった
書籍などは
いつの間にか
情報が古くなってしまっていて
だいぶ処分しました。

それらを片付けながら、
その本の中の手技を見て
昔はこんな風にやって
苦労してたんだよなとか

今の若い先生は
デジタルネイティブとか
マイクロネイティブ、みたいに

すでに学生のころから
ネットを使いこなしたり
マイクロで教育を受けていたりして

時代はどんどん変わってゆきますね。

それでも2-3年前までは
臨床の様々な疑問を解決するための
文献検索能力は
努力して身に着けるものとされていたのですが、

それさえも
以前は人力で数時間かかっていたような検索を
今はAIが数秒でやってくれるようになりました。

時々変なことを言うので
確認は必要ですが

これからの医療従事者は
AIネイティブで
世界中の臨床報告や
実験結果についてのまとめを
数秒で手に入れることができる時代

これから必要とされるのは
AIに対する
質問力や
AIの検索結果に
ツッコミを入れて
より正確な答えを引き出させる能力かも
しれません。

AIの回答にツッコミを入れると
「とても鋭い指摘です、おっしゃる通り…です。以下に
より適切で正確な観点を示します」
と返してきて、
本当に機械と話しているんだろうかと
思います。

それから
本棚の古い手帳を整理しようとして

何となく開いてみたら
15年前に書いたメモに
こうありました。

「安全性、確実性、快適性において
最高を求める人達に対して
最もシンプルな方法で結果を出してゆく
つらくない様に、親切に」
との事。

こんなことを考えてたんだなあと思うと同時に
その一つ一つの単語には思い入れがあり
こういうものは似たようなものがAIで作れても
それは哲学にはなりえないよなと
思ったのでした。




 

2025年06月05日 20:23

ブースター効果

先日スーパーの魚売り場で
アジとソイとホウボウを買ってきて
味醂を煮切って胡麻を炒って
海鮮丼とあら汁を作って
我ながら
なかなか上手くできましたが

スーパーの人ごみの中を歩いたからか
風邪気味になりました。

その前も町田駅前にパソコンを買いに行って
人ごみの中を歩いたら
なんだか風邪っぽくなって

最近は車通勤になって
患者さん、スタッフ合わせても
1日10人も会わない生活

昔、電車通勤だったころに比べて
免疫が鍛えられていないのか

免疫力は
実際に病気に感染しなくても
感染者がそばに来るだけでも
強化されるらしいです。

これを
ブースター効果と
言うらしく

最近帯状疱疹にかかる人が増えているのも
昔は水ぼうそうの子供がしょっちゅう周りにいたために
ブースター効果で
水痘・帯状疱疹ウイルスに対する
免疫が強化されていたのに、
最近は水ぼうそうの予防接種のために
その機会が減ったから、らしいです。

帯状疱疹になると、その後に
頑固な神経痛で苦労したり
ハント症候群といって
顔面麻痺やめまい、難聴を引き起こすこともあり
大変なことになることもあるので

帯状疱疹の予防接種は
打った方が良さそうです。

また人に会うことは
感染症のリスクを高めるようで
実はリスクを下げている、ということも
あるようです。







 
2025年05月26日 22:44

治療時の眠気

治療を受けている患者様が
眠くなってしまう、という問題があります。

寝てる間に治療が終わった、とか
うとうとしていたら
いつの間にか治療が終わってた、
と言ってもらえることもあり、

ああ、リラックスしてもらえたんだな、と
嬉しくもなるのですが

これは人それぞれで
大部分の方が問題なく治療できるのですが、

まれに、うとうとしてくると
口を閉じてしまう方もいらっしゃいます。

動いている機械を噛みそうになったり
治療中の歯が見えなくなって
非常にやりにくく危険になり

そのような場合は、治療中
バイトブロックというものを
噛まさせてもらいます。

バイトブロックが必要になる人は
1か月に一人いるか、いないか、くらいですが

私としてはあまりやりたくないです。
唾を飲み込めなくなるし
口をあいたまま固定されるなんて
不快だと思います。

ただ安全上
やむを得ないことがあります。

昔、行きつけの美容師さんで
とっても感じの良い、ソフトな雰囲気の方なのですが

散髪してもらっているときに
日々の疲れから
ウトウトして頭をコックリコックリ
し続けてしまったようで

急に
「ちょっとお客さーん!」と怒られて
びっくりしたことがありますが

昔は歯医者さんでも
患者さんに安心感や快適性を提供してしまうと
寝てしまって危険なので
多少は緊張感を持たせなければダメだと
いう極端な意見もありました。

もちろん
私はあまりしたくないのですが
危険防止のためには
必要なこともあるのかもしれません。

ウトウトした際に
口を閉じてしまう方には
申し訳ありませんが
危険防止のために、ご相談のうえで
バイトブロックを使用させていただくことが
あるかもしれません。

バイトブロックも
いくつかサイズを用意していて
使用時もできるだけ快適に
治療をお受けいただけるよう
努力したいと思います。



 
2025年05月23日 08:13

モバイルサイト

医療法人 入江歯科医院スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら

院長の私的ブログ 日々雑感
ブログ一覧