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「「保険」と「自費」 その1」

歯科においては自費治療と保険治療の違いが
よく話題になります。

どれだけ違うのか?

こういってしまうのもなんですが
その違いは、圧倒的です。
ただしそれは
特に
「歯の悪くなりやすい人において」です。

悪くなりやすさには
大きな個人差があります。

歯科治療を理解する上で
すごく重要なことが
この「個人差」です。

世の中には歯を磨かなくても、
ちっともケアしなくても
虫歯にならない人がいます。

そういう人はあまり歯科に来ませんので
あまりお会いしないわけですが
実は結構いるらしい

逆に、虫歯にとてもなりやすい人がいます。
すごく気を使っているのに
虫歯になってしまう。

そういう人にとって
虫歯になりにくい人の意見は参考になりません。
「そんなの・・・で大丈夫だよ」と言われても
自分には当てはまらない、
ということを知らなくてはなりません

日本の医療制度は非常に優れていますが、
しかし
すべての人に最良の医療を提供することは不可能です。
そもそもそんな財源は日本にありません。

問題にならない程度のレベルにラインが引かれる
そのラインを境にして
片側の人はまあ満足している
もう片方の人は満足していない。

虫歯になりやすい人においては
治療の繰り返し、歯の喪失、入れ歯
これが健康保険が提供するレベルですが
でも、入れ歯まで提供されるのです。
他国に比べたら、きわめて優れた制度と言えます。

では保険外の方法ではどうでしょう

知識と技術のある医院で
精度と耐久性の高い治療を受けて
適切なケアを受けたとします。
そうするとどうなるか。

虫歯になりやすい人であっても
正直、人生が変わります。

大げさのようですが本当です。
始めは費用がかかりますが
長い目で見ると逆に安い。
歯が残るわけですから。

歯は数回治療すればなくなってしまうことが
わかっています。
一生のうち、いかに治療回数を少なくできるかが
勝負です。

せっかく治療するのです。
それは人生のうちに数回しかない
「健康になるチャンス」でもあります。

お金の関わることなので
あまり声を大にして言えない部分もありますが
でももし手の届く範囲であるならば
健康になるための数少ないチャンスに
最良の選択をしてほしい。

これが歯科医側としての
本音でもあります。
2014年03月27日 00:00

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