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「信用について」

最近、「信用」について
こんなことを考えました。

商売は信用が第一と言われます。
医療に商売という言葉を使うと
違和感がありますが
「信用第一」であることは
全く変わりません。

自力で手に入れる「信用」の
得難さ、有難さ、
そして維持することの難しさを、
「身をもって知る」、
これができることが
人生、厳しい生業(なりわい)にあえて身を置くことの
価値ではないか、と。

幼少のころから
そういうことを知っている人もいます。
「嘘はいけない事」とか
「命を大切に」とか
「正しいことは美しい」とか
改めて説明しようとすると
なかなか難しい根本的なことについて。
「そういうことを大事にしないと
大変なことになる」とか、

嘘、不正、怠惰、浪費などに対し
「そういうことはいけないことだ」とか
「ばちが当たる」とか
そういったことを
心から信じることができている人たち。
教育、道徳、宗教、経験、嗜好、文化
そういったものの違いなのでしょうか。

もともと身についている
人たちはいいのですが、
大半の人たちは
社会に鍛えられた末に
それを知ることができる人と
できないで終わる人に
分かれると思います。

子供のころから身についている人以外
誰もが、
始めは
それを心からは、
信じることができないのでは
ないでしょうか。

「本当に嘘はいけないんだろうか」とか

「もっとうまい具合にごまかして
人生乗り切れるんじゃないか」

「まあ適当にやっておけば」とか・・・

そういう化けの皮は必ずはがれて
嘘、偽り、ごまかしの類は
商売でも農業でも
ものづくりでも医療でも
必ず報いを受けるのではないか、と
ましてや信用を維持し続けることなど
決してできないのではないか、と考えました。

自分などまだまだだと思います。
歯がゆい思いもすることもありますが、
プロとして、社会人・家庭人として
信用される力をつけて
結果を出し続けて
人生が成り立つような

人生はその境地に達するための
修行ではないか
とも思うわけです。

若いころは障害が多いうえに
理想と現実のギャップが大きすぎて
誰でも苦労するわけですが
そのプロセスにもまた
価値があるとも思います。


うーん、ちょっと重かったですかね。
失礼しました。
2010年04月13日 00:00

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