乗馬の姿勢
最近サリーチェアーという術者用の椅子を導入しました。
フィンランド製の椅子で
座るところが二つに分かれていて、
乗馬の時の姿勢になります。
骨盤を前傾して、ひざを曲げ
馬の鞍を大腿で挟むように座ります。
腰痛の予防にいいらしい
私は腰痛はないのですが
姿勢が良くなってなかなかいいです。
昔は今のようにマイクロスコープを使っていませんでしたので
口の中を覗き込むように治療していました。
13年前からマイクロスコープを導入したことで
患者さんの口と自分の顔の距離が
一気に遠くなりました。
削るときに口をのぞくことがないので
飛沫も飛んできません
つまり感染防御にもなっています。
仕事中の姿勢が悪いと
仕事は長く続けられないんじゃないかな
と思います。
コックさんの帽子が長いのも
姿勢と関係するとか
ちなみに以前、口腔外科の分野で天才的と言われているDrのところに手術の立ち合いで行きました。
外科用ライトの真ん中にビデオカメラが付いていて
術野を録画しているのですが、
助手のDrの頭などが画面に映ると
「外科の分野では姿勢が悪いやつは絶対にダメ」だそうです。
手術も終わり、
一杯飲みに行くことになって、
自分としては
「これは天才的といわれる人の経験談や
フィロソフィーが聞けるかもしれん」と
期待していたのですが、
酒の席がなんだか荒れてそれどころではありませんでした 笑
昔大学病院にいた頃も外科系、
脳外とか整形とか飲みがすごいと言われていましたが
(口腔外科もですが)
やはりそういう傾向があるのかなと、
まあストレスがかかっているのかもしれません。