痛みについて
久しぶりに痛みの話です歯科では一般的に
歯や歯肉の治療を行います。
そして治療時の痛みをなくすために
麻酔を行うわけですが
どこの歯か
どこの歯肉か、によって
麻酔の効き方が違います。
さらに
歯や歯肉に炎症があるかどうか、でも
麻酔の効き方が違ってきます。
どんな場所でも
どんな状況でも
麻酔をちゃんと効かせて
痛くないように治療を完遂できるか
もちろん
麻酔そのものも痛くなくです。
これらは
歯科医の腕次第です。
さらに言えば
過去の治療で痛い思いをしたかどうか、
によっても
麻酔の効き方は違ってきます。
つまり
患者様の過去の歯科治療の状況や
歯科に限らず
医療のホスピタリティーへの
不信感のレベルに応じて
こちらがスタンスを変える必要があります。
過去の経験から
なかなか本格的な治療に踏み切れず
近づいたと思ったらまた離れて、を
繰り返す場合もあります。
それはそれでいいと思っています。
もちろん、毎回、治療の必要性をお伝えはします。
修復のプロセスには時間がかかる、
これはやむを得ないことです。
私は私の医院で
患者様に大変な思いをしてほしくない
と思っています。
もちろんその後の人生のために
治療をきちんとやる、そのために
時間や手間がかかるのはしょうがない
ただ大変な思いは
してほしくないです。
はじめから最後までつらくないように
ベストを尽くしますが
患者様により感受性や
体の反応も違ったりしますので
もし治療が少しでも痛むようなことがあれば
何とかしますので
遠慮しないで言ってほしいと思います。
具体的であると助かります。
「今触ったところだけ、ピリッとしました」
とか
「何となくしみてきました」
とか
我慢しすぎて
歯科への信頼を失うことだけは
避けたいと思っています。
2021年05月03日 01:04