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「気持ち」の場所

いやなことがあると
「頭にくるなあ」と言いますが

何が頭にやって来るのでしょうか

「氣」という書き方をしますが
気持ちが頭にあがってしまうから
「頭に来た」と言う

では本来、気持(氣)は
どこにあるべきなのでしょうか

私は武道の世界では素人なので
聞きかじりですが

「臍下丹田」という場所らしい
「肚(はら)」とも言うようです

手を軽く開いて
親指をおへそに当てて
おなかにくっつけた時の
小指の位置あたりらしいです。

そこに自分の気持ちとか心(氣)があると考える

心が落ち着いているときは
心(氣)が臍下丹田にある

心があるべきところにあることを
「落ち着く」という

座禅などの時も
ここを意識するらしいですね

なんか落ち着かないとか
具合が悪いとか
イライラしているときとか
怒っているときに
心がどこにあるか
感じてみるといいです

あと、緊張しているとき

たいていおへそのすぐ下とか
おへその上とか
胃の当たり、
喉の当たりとか
さらに頭まで
上がってしまっていることが多い

緊張したときに
「あがる」と言いますが
それです。

緊張したときとか
いやなことがあった時に

気持ち(氣)が
ポンと上に上がってしまわない

昔から日本には
「肚(はら)を鍛える」という
価値観があり

そのための武道をやっています。

ヨーロッパなどに行ったサムライが
未開人として馬鹿にされなかったのは
理由があるのだと思います

肚が座っていれば
姿勢も良くなり
周りもよく見え
卑屈に見えない

受け入れる力や
やさしさや配慮が
そこから生まれれるのでは、と思います。

親御さんが子供クラスに子供を入れるのも
そういう肚を練り、臍下丹田の
「落ち着き」を求めてらっしゃる
というのも、あると思います。

私自身、自分に足りないから
魅力的に見えるのだと思います。

合気道をするときは
型稽古をするのですが

長く稽古を続けていて
小手先の型ばかり
先に「できたつもり」になってしまうことを
恐れています。
逆に
肚が鍛えられれば
小手先をあれこれ考えなくても
すべて上手くいくはずなのです。

この考えは極端かもしれませんが
そのくらいのつもりで

せっかく肚を鍛えられる
本物の武道に出会ったのですから

自分のために、
明るく楽しく、
黙々と稽古に打ち込みたいと
思っています。






 
2024年09月01日 06:12

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