緩さ(ユルさ)
信念を持つプロフェッショナルと言うと
なんだか
かっこ良さそうですが
その信念が
危険なこともあり
まあ信念の
内容によりますかね
自分が患者さんだったら
「この治療法が絶対いいんだ」
という歯科医とは
あまりお付き合いしたくないですね
「あなたのためにこれがいいんだ」
と言われたら
余計なお世話だ、と思うでしょう。
驚くべきことに
昔は早めに入れ歯にしたほうがいいんだ、
という考えの歯科医がいたりしました
天然歯を残す治療をせずに
インプラント?という考え
これもヤバい
両隣の天然歯を削ってブリッジより、
歯のないところにインプラント
これはありです。
治療で決してつらい思いをさせたくない、という
信念なら
ぜひお願いしたいかな
私は臨床で
「してください」とは
言わないようにしてます。
「うーむ、こうするといいかもしれない」「というのは・・・」
という提案はします。
私が「~のほうがいいんじゃないですかね」とか言うときは
実は結構強い推奨ですので
すでにかなりの状態なのかもしれませんし、
比較検討の結果、どう見てもこれがいいんじゃないかな、
と言う意味だと思います。
それでも私が決めるわけではありません。
時間かけて考えていただいて
その間、他の小さな虫歯の治療とかしたりして
時間をおいて
結局私が薦めたA案でなく
「俺やっぱりB案がいいや」とか
「ここはもうちょっと様子見ます」とか
そういう事もよくあります。
ありだと思います。
開業医、特に歯科医の場合、
あたりの柔らかさというか
緩い(ゆるい)感じも
必要だと思うのです。
2024年09月05日 17:25