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抜歯の基準

最近見た夢は
治療中の歯に亀裂が入っていることがわかり
それも亀裂が開き始めていて
だいぶやばい状態で

歯科の教科書的には
抜歯しなければいけないとされてるレベルの歯に

夢の中の自分が
「治療して残してみましょう」
と言っていて
患者さんが喜んでいる夢

朝方、夢であることに気づいて
まどろみながら
「おいおい、大丈夫なのか?
上手くいくかわからないのに
そんな安請け合いして
結局患者さんに迷惑かけるんじゃないのか」
と、心配になりました。

と同時に
数日前の治療で同じ状況があり
あーそういえばあの歯
うーん、どうかなあ

など考えていたら
目が覚めました

無理して残そうとして
治療に時間もかかり
費用もかかり

結局ダメになってしまうと
患者さんに迷惑をかけてしまう

しかし生体というものは
時に驚異的な回復力を見せることもあり
本来残せないはずだった歯が
すっきり治ることもある

すっきり治って
末永く使えてしまうこともあるし、

明らかに状態の悪かった歯が
根気強く丁寧な治療をした結果
驚くほど回復し
患者さんと一緒に喜んでいたら
しばらくしたら
結局ダメになってしまうこともある

人の体でもある事ですが
死期の近づいた方が
最期の直前にすごい元気になったりする

人がそうであるように
歯も生きようとしているのだと思います。

私が抜歯を判断する場合の
判断基準は

他の歯に迷惑をかける場合
例えば良くない状態の歯を残し過ぎると
その隣の健康な歯に悪影響を及ぼすことがあります

健康でいてほしい隣の歯の
支えている骨にまで悪影響を与えるようであれば
抜歯すべきです。

それから
その歯がある事で
体に悪影響を与える場合と

残したところで
噛む、という機能に
そもそも耐えられないほど
虫歯で小さくなってしまった歯

などでしょうか。


 
2024年11月10日 06:34

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