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心臓移植

1967年、南アフリカ共和国の心臓外科医
クリスチャン・バーナード氏が
世界初の心臓移植を成功させるも
患者は18日後に死亡した

彼の第二症例は
術後593日生存。

その後世界各地で
堰を切ったように心臓移植が行われ、
その数は100例に達したが

その中には
札幌医科大学の和田教授によって
行われた心臓移植手術があり
世界で30例目だった。

手術を受けた男子高校生は
3週間後に病院の屋上を
散歩するほど回復を見せたが
83日後に亡くなった

当時は免疫抑制剤がなかったため
多くの施設が予期した成績が得られず
手術を中止していった。

その後の免疫抑制剤の開発
心筋保護液の開発などにより
長期生存例が続出するようになり

1990年代には
年間4400例
近年では年間5万例以上実施されているとの事

最近の心臓移植の予後は
国立循環器病研究センターの集計では
(1999年5月~2022年3月、N=155)
10年後の生存率が
なんと96%とのこと

最近の口腔インプラントも
ごく初期のものに比べると
全く別物になっています。

日々の臨床で
当たり前のように成功しても
それは実は
過去累々の犠牲のもとに成り立つ
医学ピラミッドの頂点を見ているのだと
言うことができるのだと思います。

 
2024年12月12日 12:25

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