適合性について
前回の続きです。前回、3Dカメラのデータから
バーチャル上で設計したクラウンを
CADCAMという方法で製作した場合
従来の一般的な方法より
精度がかなり高いクラウンが出来てきて
歯科医側が
マイクロスコープや
ルーペなどを使いこなして
精度を出せる技術を標準化していないと
逆に合わない、という結果になって
しまうことがある話をしました。
それを防ぐために
今度は技工士さん側が
緩め大きめのクラウンを作ってきてしまい、
それを結局、時間をかけて削って合わせて
それからセットするという
昔と同じ状態になってしまうという件
これに対処するために
技工士さんから3Dのデータを送ってもらい、
ポイントごとにチェックする、ということをやります。
こういうことをやろうとすると
昔は現物を宅急便でやり取りして
大変でしたが、
今はネット経由で瞬時にやり取りができますので
だいぶ楽になりました。
おかげで休日でも旅行中でも
チェック依頼が来て
修正依頼をかけるとすぐ修正して
戻ってきますので
また返信して
ある意味大変なところもありますが
タイムラグなしで仕事が進むのは
ネットとAI時代の
恩恵かなと思います。
2025年06月16日 09:45