「歯列」という考え方 ~目標は生涯維持~
上の顎にも下の顎にもUの字型に歯が並んでいます。
人によっては
V字型の人もいるかもしれません。
これを
全体で、歯列、と呼びます。
歯は単独で機能しているわけでなく
「歯列」で機能します。
食べ物を咬みきり、咀嚼し
会話の時の発音にも
見た目にも
歯列の維持、が重要です。
今後高齢化する社会、
人生90年時代に
いかに「歯列」を維持するか
初診の患者様がいらして
痛い場所とか、壊れた歯の治療が
ある程度進んだら
次は歯列を見ます。
どうやってこの歯列を
将来的に維持するか
相談します。
なぜある程度治療してから
相談するか
初診の患者様からしたら
どんな治療をしてくれる歯医者なのか
はじめはわからないからです。
なるほどこういう感じなのか、
とわかってもらってから
全体の話をします。
歯列全体を見ると
「ところでこっちの歯は大丈夫なのか」、とか
「この当たり方だと将来この歯が悪くなりそうだな」、とか
いろいろでてきます。
目標は歯列の維持です。
90歳まで、最近は100歳?まで
入れ歯も、インプラントも
得意ではありますが
でもできれば、入れ歯になってほしくないし、
できれば、インプラントにもしないで済ませたい
と考えています。
2025年12月06日 07:28