~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

矯正治療について

当院では矯正治療も行っています。

小児の一次矯正と
成人矯正です。

小児の場合は主に
側方拡大といって、歯列を横に拡げる治療をします。

その理由は
最近、口蓋の幅が狭い子供が多いためです。

そのような子の場合、
鼻腔も狭いため鼻が詰まりやすく
鼻炎も起こりやすく
睡眠が浅く
口呼吸になるので
姿勢も悪くなり
歯も将来の歯並びも悪くなりやすいです。

口蓋の狭い子供の場合、
側方拡大は
今後の人生のパフォーマンスに大きくプラスの影響を
与えると思います。

専門的になりますが
側方拡大は
技術的に簡易な「拡大床」ではなく
後戻りの少ない、固定式装置を使います。
より効果的だからです。

あと大人の矯正は
従来のワイヤー矯正もしますが、
最近はインビザラインなどの
透明のマウスピースによる矯正装置を
使うことが多いです。

マウスピース矯正の分野は
日々進歩しています。

矯正装置の見た目のために
今まで歯列矯正を躊躇していたなら、
マウスピース矯正を
検討してみてもいいかもしれません。


 
2021年02月14日 19:16

残すか、残さないか

歯の状態があまりに悪くなってしまうと
抜歯をせざるを得ないことがあります。

では、抜くか抜かないか、は
どういう基準で決めるのでしょうか。

これは実ははっきりした基準はありません。
次の3つの要素により、
その基準は
いくらでも変わりうるのです。
3つの要素とは
医院(歯科医)側の要素、患者側の要素、治療的要素

まず歯科医側の要素ですが
抜歯の判断基準は
実は医院によって
あるいは歯科医によって
大きく異なります。

本来あってはならないことだと思うのですが、
歯科医によって、あるいは医院によって
得意分野があったりします。

以前こんな話を読んだことがあります。
とある分野で有名な大学病院の教授が
一人の老医師に尋ねました

「先生の専門分野はなんですかな?」

老医師は答えました。
「私の専門は臨床です。」

それでいいんだと思っています。
というか、それがいいと思います。



次は患者側の要素です。

抜歯するかどうかの判断は
患者さんの希望や
お体の病気、
年齢などによっても
大きく変わります。

聞けば大概「残したい」とおっしゃいます。
当然だと思います。

しかしながら
現実を踏まえたうえで
それでも残したいのかを
決めてもらう必要があります。

厳しい歯を残すのは
大変です。

治療は痛くないようにしますが

これは大けがの治療に似ていて
かなりの時間もかかり
費用もかかり、
なんとか残ったとしても
機能不全とか
結果がどうも安定しない、
なんか疲れてくると調子が悪いとか

時に周りの歯に負担をかけてしまったり
口腔内に炎症が残ったりすると
糖尿病など全身にも影響することが分かっています。

そして
逆に生活の質が落ちたり
なんとせっかく治したのに
あまり長持ちしなかったり
といったことまで起こりうる

そういうことがあるかもしれない、
それでも残すことをトライすべきか
ということになります。


以前、歯科医が山のガイドに似ているのでは
と書きましたが

登山をするかどうか決める前に
現実も知ってもらう必要があります。
時間をかけて気持ちを整理してもらうこともあります。

どちらかというと
自分はできる限り歯を残したい
歯科医です。

歯は相当悪くなっても
顕微鏡や接着治療で
劇的に良くなることもあります。

しかしながら、
さんざん時間や手間暇をかけても、結局だめになることもあります。

そんな時
残すことにこだわりすぎたのではないか、
逆に患者様に迷惑をかけたのではないか、
と思うことがあります。


最後は治療的要素です。

問題のある歯を残しすぎると
次の治療の選択肢が狭まることがあります。

たとえば炎症で歯を支える骨が減ってしまって
次にインプラントしようとしても
健康な自分の骨が足りなかったり
(骨を作ることもありますが
治療が複雑になり、限度もあります)

その歯だけでなく
両隣の歯を支える骨まで減ってしまって
問題が両隣まで、将棋倒し的に
波及してしまったり

今後の人生のQOLを向上させる
治療をするためには
抜いたほうがいいのでは、という判断に
なることもあります。


以上のような3つの要素が
複雑に絡み合っている状況で
最善の方針を考える、

歯科医という職業は
なかなかAIでは難しいんだろうなあ
と思います。


 
2021年01月28日 18:22

若い人の虫歯治療について

虫歯のなりやすさ、には

極めて大きな個人差があります。

驚くべきことに
歯を磨かなくても
虫歯にならない人もいますが、

逆に
かなり気を付けていても
虫歯になってしまい、
いつの間にか大きくなってしまう人もいます。

10代とか20代の若者で
すでに虫歯だらけ、という人たちがいることも
事実です。

特にだらしがないとか、不摂生とかでなく、
まじめな若者で
一見きれいな歯をしていても
レントゲンを撮ると穴だらけということがあります。

そのような場合、
虫歯リスクが高い、という言い方をします。

そして困ったことに
大きな虫歯が多発していても
なぜか
症状がほとんどないことが多いです。

レントゲンや
CTで
初めて「穴だらけ」の状態であることに気づきます。

親御さんも驚きます。
知らなかった、という場合が
ほとんどです。

昔は40代で入れ歯、といった人が
ときどきいらしゃいましたが

若くして虫歯多発の若者は
そのまま放置すれば、そうなります。


もし歯科医院に通っても

治療時に虫歯の取り残しがあったり、
詰め物に隙間があったり
接着が不十分だったりすれば

結局短期間で再発し
また削ることになります。

削るたびに歯は小さくなり
3回目とか4回目とかの治療で抜歯になる歯がでてきます。

抜歯になれば
インプラントにするか、
両隣を削ってブリッジにするか、
取り外し式の入れ歯にするかです。

人生100年時代です。
生涯で、再治療の回数をいかに少なくするか、がポイントです。


将来、できるだけ自分の歯を残すために、
ベストなのは

初めの治療で
できる限り、再発しにくい治療をすることです。
そして
新たな虫歯を発生をできるだけ抑制するための
予防が必須です。

治療の際には
虫歯にアクセスするための削除を最小限にして、
拡大視野で、取り残しなく、
かつ削りすぎない虫歯除去を行い、
適切な接着処理を行い、
高性能の材料を
隙間なく充填することです。

コストもかかります。
時間もかかります。

そういう若者は
虫歯本数も多く、大きな虫歯も多いでしょうから
それなりの費用になると思います。

でもこれをしなければ
結局再発してまた削ることになります。

歯科医側にも
拡大視野で治療するスキルと
そして長時間の治療でも
きちんと痛くないように麻酔を維持する
スキルが必要です。

それが
将来ある若者の
人生のパフォーマンスを最大化するために
最善の対策であると考えます。


結局のところ
初期に費用はかかりますが

自分の歯が残り
歯髄が残り

将来
インプラントやいい入れ歯を作るよりも
よほど安く済みます。

費用対効果が
一番高いのが
初めの虫歯で、そういう
治療を受け、そして
予防処置を受けることです。


社会に出て大事な時期に痛みで苦しんだり
口臭が仕事やコミュニケーションに影響したり
仕事で時間もない中で(お金もないかもしれません)
応急的な歯の治療を繰り返すような
ことがないように

問題のある歯が多くなると
噛み合わせもずれて
姿勢にも影響し
きちんと噛めず栄養が取れず

様々な意味で
パフォーマンスの低下が
人生に影響を及ぼします。


きちんと長く持つ治療を
できるだけ歯を、歯髄を残す治療をお受けになることを、
ご子息であるならば、受けさせてあげることを
お勧めします。




 

 

 

2020年11月25日 19:45

関連痛、という痛み

まれに
一般的なレントゲンなどの歯科の検査では
原因を発見できない「歯の痛み」に
悩んでいらっしゃる患者様がいます。

どんなに虫歯の治療をしても治らず
歯の神経を取っても治らず
結局抜歯をしても
治らなかった、という
経験をされている方も
いらっしゃることがあります。

そのような場合、
いくつか原因が考えられますが

最も多いものは
筋・筋膜疼痛という
筋肉に原因のある痛みの
「関連痛」です。

肩こりとかマッサージすると
筋肉にコリコリと塊を感じるかと思いますが

それがトリガーポイント、というもので
それをぎゅーっと刺激すると

なんと離れたところに痛みを感じます。

10年以上前から上の犬歯あたりの痛みに悩んでいて
大学病院で根の治療なども受けていて
それでも治らないという方がいました。

その原因はなんと
肩の筋肉(僧帽筋)の
筋・筋膜痛
つまり肩こりでした。

肩のグリグリをぎゅーっと押すと
上の犬歯あたりが
イタタタ、となります。

その方の治療は
肩のグリグリのマッサージとストレッチ
以上で終了です。

原因不明の痛みがある場合

だいたいあれだろうと見立てをして
しかるべきところに紹介します。

紹介するのは
「口腔顔面痛外来」です。

口腔外科でも顎関節症外来でも
根管治療専門医院でもありません
(得意な先生がいれば別ですが)

この分野は日々進歩しています。

昔から治らない痛みは
今なら治せるかもしれません。

 
2020年03月29日 19:51

虫歯のグレーゾーン

口の中には親知らずを除いて
永久歯が28本あります。

はじめて見せていただいた口の中で
どの歯の治療をすべきか、を考えるとき
次のように3つに分けて考えます。

一つ目は
明らかに治療が必要な歯

二つ目は
明らかに治療の必要がない歯

三つめは
グレーゾーンです。

なぜグレーゾーンがあるか、ですが

虫歯はそもそも
歯垢の中の虫歯菌が
糖を分解して酸を出し
その酸で歯からカルシウムが抜けて発生します。

つまり虫歯の超初期は
分子レベルの変化から始まるのです。

それが徐々に大きくなり
ある日、肉眼的に
あるいはレントゲン的に
検出限界を越えて
発見されるわけです。

つまり虫歯が発見される前段階、
肉眼的に見ても
レントゲンで見ても

なんか怪しいけど
どうかな、微妙だな
虫歯かなあ

みたいな時期があります。

グレーゾーンをどうするかは
相談して決めます。

先生が怪しいと思うところは
不安なので治療してしまってほしい、
とご希望されることもありますし、

今後の定期検診の中で
はっきりしてくるようなら治療してほしい、
というご希望もあります。

あとは歯並びや清掃度や
虫歯のなりやすさにも個人差がありますので

いろんな条件を考慮した上で
ご希望も踏まえて
方針を決めます。

こういう部分だけ見ても
本当に歯科は
オーダーメイドだなあと
思います。









 
2020年03月22日 22:40

初めての方からの電話について

まれにですが
当院にいらしたことがない方から
治療について質問のお電話が
診療中にかかってくることがあります。

どんな治療しているのか、
いくらかかるのかなど、
いろいろ質問なさりたい
ようなのですが

気持ちはわかります。
受診する前に、どんな医院なのか知りたい
それはそうだと思います。

しかしながら大変申し訳ありませんが
「当院患者様以外」の方の
診療時間中のお電話での質問には
お答えできません。

理由は二つあります。
ひとつめは当院患者様の治療中だからです。

ふたつめは
電話口での情報だけでは
不正確な医学的アドバイスになってしまうからです。

まれに
「A治療をしてからB治療が必要だがいくらですか?」とか…

本当にその治療が必要なのかは
診察してみなければわかりません。

ただでさえ
歯の状況は患者さんが思っているより
進行していることが多いです。

そして治療が必要は歯は
1本でないことも多いです。

来院していただければ
すべての歯の写真と
レントゲンと
必要ならCTを撮影して
問題の歯はマイクロスコープで拡大して

一緒に見ながら
どんな状況か
そしてどんな治療がおすすめか
きっちり相談、説明させていただきたいと思います。

治療時も
きちんと痛くないように配慮して
その歯の状況や
どんな治療経過か、
映像でステップごとに説明しながら
治療を進めます。

そうやって歯にベストな方法を考えながら
きちんと進めていることを
お伝えしつつ治療することで

「この際、問題のある所は
一通り治療してほしい」と言っていただけることも多いです。

まず受診していただいて
写真や資料を基に相談して
治療をするかどうかは
それから決めていただければ
よろしいかと思います。





 
2020年03月22日 20:55

「子供の口呼吸」


最近は口呼吸をしてしまう子供が多いらしいです。

原因は定かではありませんが
一説によると食べ物が柔らかくなって
あまり噛まなくなったから、
というのもあるらしい。

口呼吸をする子供の上顎の歯列は
V字型をしていることが多いです。
そして上顎の天井が(口蓋といいます)
深いです。

そういう
V字型の子供はU字型(理想形)の子供に比べ
歯が生えるためのスペースが少ないので
歯並びが悪くなります。

それだけでなく
V字の子は
鼻の気道
鼻腔も狭いです。

ちなみに
人の舌は本来
上の顎にくっついているのが
理想的な「舌位」と言われます。

舌位がいいと
成長時に上顎を押し広げ
上の歯列をU字型にするのですが

V字型だと
鼻腔が狭く
息苦しいので
口呼吸になり

その結果
舌位が悪く
歯列がU字型にならない。

その結果
歯並びが悪いままになります。

また口呼吸は
歯が乾燥して虫歯になりやすいです。

歯垢がたまりやすいとか
虫歯になりやすいのは
口呼吸が原因の可能性もあります。

歯肉炎にもなりやすいし
リンパ節も腫れやすいです。
鼻腔が狭いので
わずかな炎症ですぐ鼻がつまります。

口臭も出やすいし
気道が狭いので息苦しく
気道を広げるために
下の顎を前に出す傾向が出て来て
背中が丸くなり
姿勢が悪くなります。

また口呼吸では
眠りが浅く
いびきをかいたり
歯ぎしりしたり
寝ているのに突然騒いだり
おねしょをしたり
朝から疲れている様子が
みられます。

日中眠くて
いらいらしたり
授業に集中できず
背中が丸いので頭が重く
頬杖をつくのが習慣になり
顎のバランスも崩れて来ます。
また口がダランとしているので
口輪筋という口の周りの筋肉が発達しておらず
への字口で
口で息をしながら食事をするので
こぼしやすかったり音がしたり
やたら食べるのが遅いか、
丸呑みしてしまう傾向があります。

成長期のあいだ中こんな状態だったら
どれほど人生に影響するでしょうか。
睡眠、呼吸、消化が適切でない状態は
どれほど
その子の人間形成に
影響を与えるでしょう

大人が見つけてあげて
対応してあげれば
子供はその子が持つ
本来のパフォーマンスを発揮することができる
かもしれません。

V字型の歯列をU字型に発達させるには
小児矯正装置と機能訓練が必要です。

中学、高校生くらいまでは
ギリギリできますが
理想的には
小学生のうちかと思われます。
2018年06月04日 00:00

「ご高齢の方のインプラントについて」

最近、休診の木曜日に時々
老人ホームで歯科診療をしています。

ご高齢の方の虫歯の治療をしたり
ほとんど自分で歯を磨けなくなってしまった人の
ケアをしたりします。

あと入れ歯の修理とか。

それから最近
インプラントが入っている方も
多くなってきました。

自分は昔、ご高齢の患者さんの治療に
インプラントを使う事に否定的でした。

もし寝たきりになったりして
歯が磨けなくなって
インプラントが炎症を起こしたりしたら
どうするのか、
だから高齢者にインプラントをするべきではない
と考えていました。
将来高齢化社会で
インプラントは大問題になるのではないか
なんて、思ったりしていたわけですが

老人福祉施設で診察していると
ご高齢やご病気で、すでに自分では磨けないような
条件の良くない口の中でも
インプラントが元気にその方の歯や入れ歯を
支えていたりします。

「この方はインプラントが無ければ
この食生活は維持出来ないだろうな」と思わせるほど
時にインプラントがその方の
QOL(クオリティーオブライフ)に
貢献していたりします。

インプラント治療にあたり、
顎の骨が少ないなど
条件の良くない方の場合、
治療は大変なので
お勧めしません。

でも逆に条件の良い、
簡単に、確実なインプラントが出来そうな
ご高齢の患者さんなら、
ちょこっとインプラントを入れて
(この表現には語弊があるという歯科医も
いるかもしれませんが)
美味しく食べられる日々を過ごしていただくのも
悪くないのではないか、と
最近は思い始めています。

CTスキャンや
サージカルガイドといわれる、
名前だけ聞くと物々しい感じの
最先端の機器を使う事で
逆に身体的負担の少ない
治療をする事ができます。

以前のオーソドックスな方法に比べると
治療時間は5分の1くらいになりました。
一般外科で言う内視鏡手術のような感じで
切開もしません。

患者さんにとって
いかに痛くなく、
いかに早く楽に、
でも確実に長持ちさせるためには
どうしたらいいか
それらにこだわって設備などの導入をしてきました。

旧態依然の手術方法であれば
お勧めしませんが
テクノロジーの進化のおかげで
ご高齢の方にも
負担の少ない治療が
提供できるようになってきたと
感じています。
2015年09月07日 00:00

「いびきの話の続き」

前回のいびきの話の続きです。

いびきが様々な危険な病気と関連している事を
お伝えしましたが
こんな研究もあります。

いびきがひどくて
睡眠中、1時間に30回以上呼吸が止まる人が
18年後に生きている確率は
なんと50%代だそうです。

20年後、約半分の確率で
生きていないとしたら

大事なパートナーや家族が
いびきがひどいなら
治療しない手はありませんね。

昔はいびきの治療で手術をしたこともあるらしいですが
最近はあまりしないそうです。

治療の第一選択は
口腔内装置、つまり歯科で作る装置です。

健康保険でも出来ます。ただし
医療機関からの依頼状が必要です。
その場合、上下の顎が固定されるタイプになるので
慣れるのはちょっと大変かもしれませんが

世界的に最も多く作られているのは
装置を使っていても顎が動かせて
咳やあくびが出来て
水も飲めるようなタイプです。

このタイプは医療機関からの依頼状はいりません。
装着感もだいぶ楽かと思います。
ただし比較的高額です。

「比較的高額」というのが
何との比較なのかよくわかりませんが
お金の問題ではないかもしれません。


睡眠時無呼吸症の改善。
ここにも歯科が健康に強力に貢献できる分野があります


心臓や脳を守り
日中の眠気やだるさを解消し
感性と免疫力を高め
エネルギッシュな暮らしで
健康寿命まで延ばす


昔、とある有名な歯科医の研修を受けていたとき
その先生は言いました。

「命を救うのが医者で
歯を救うのが歯医者だ」と


私は、それは間違いだと思います。


歯医者が救うのは
”人生”だと思います。

誰にでも一度きりしかない人生ですから
今この瞬間は
これまでのすべての選択の結果なわけで

たとえ小さな虫歯などの問題であっても
たかが”いびき”であっても
将来を見据えた上で
その時々で最善と思われる選択をしておく

結局、それ以上の事は無いのではないか
と思っています。
2015年07月28日 00:00

「いびきと睡眠時無呼吸症」

睡眠中のいびきのひどい方は
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気の
可能性があります。

この睡眠時無呼吸症候群という病気は
様々な全身の病気と関連していることが
わかっています。

なんと次の病気になるリスクが

脳卒中 3.3倍
高血圧 2.9倍
糖尿病 1.6倍
不整脈  4倍

とのことです。

睡眠中の窒息感や日中の強い眠気、夜間の多尿や
起床時の頭痛などがある人は要注意です。

夜間に気道がふさがれることが
直接的な原因ですが

これは口の中に入れる専用の装置によって
改善することができます。

ここにも健康寿命を延ばすために
歯科が貢献できる分野があります。

気になる方は
ご相談ください。
2015年06月12日 00:00

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