~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「専門医という人々」

最近はいろんな「専門医」がちょくちょくやってきます。

以前、インプラントと麻酔科の専門医の話を書きましたが、
最近は歯周病、矯正の専門医がきて、
タイアップして診療したりしてます。

専門医と診療するのは
とくに重症の歯周病や矯正、
インプラントでリスクを伴う場合など、
私が診て、専門医がいいかな、と思うときで
患者さんと相談し、
患者さんがそれを希望された場合です。

患者さんは、遠方から新幹線に乗って(または飛行機で)
来院されたりしてます。

歯周病と矯正の専門医はもともと私の友人ですが
「スウェーデン仕込み」です。
イエテボリ大学という、
歯科医学では世界最高峰とも言われているところで
数年間留学をして、あちらの専門医資格を持っています。

当然、私の怪しい英語とはウラハラに、
ぺらぺら(スウェーデン語も?)ですし、
あまりひけらかしませんが、とっても頭の切れるやつらです。

あとなんといっても彼らはハートがいい。
お国柄もあるのかもしれませんが

そもそも、あちらでは倫理学がとても重視されますので、
商業主義だったり、コンセプトがおかしい医院では
彼らは仕事をしません。

そういう、有能でハートの熱い人材が
集ってくれて、検討しながら
診療できる医院であることは
私としてもうれしい限りです。
2010年03月03日 00:00

「google」

googleで入江歯科と入れると
たくさんの入江歯科が出てきます。
全国津々浦々
こんなに入江歯科があるのか、と
驚いてしまいます。

「入江歯科 広尾」(私の医院)の検索数が1万1千件になってます。
どういうことなんでしょうか?

googleで出てきた私の医院のリンクを
クリックしてみたら、
google mapでした。
「オーナーですか?」というタグがあり
そこから入れたので、
面白いので
私の医院のアドレスが出るように設定してみました。

「個人情報のため掲示前にこちらより
確認のお電話をいたします」と書いてあり、

「ふむふむ、なるほど。
明日の営業時間中にでも電話が来るのかな」
などと思いながら
送信キーを押した瞬間、まさに同時に
電話が鳴った(googleからの電話)ので、びっくりしました。

さすがgoogle、勢いが違います。
近未来の映画を見ているようで、
えらいシステムです。


ところで私の医院のホームページは
いかにも手作りっぽい感じではありますが、
今はこれでいいかな、と思っています。
決して耳に心地よい事ばかりは書いていない上に
料金表まで出させて頂いているのですが、
その内容を見て来てくれる方々がいらっしゃるのは
ありがたいことです。

ただ昔からいらして頂いている患者さんに
決して迷惑をかけるわけにはいきませんので
ホームページは様子を見ながら
やりたいと思っています。
2010年02月20日 00:00

「使い回し事件について」

愛知県の歯科医院でインプラントが使い回されていた、という報道が世間を騒がせています。いろいろ調べてみたのですが、やはり失敗したインプラントを使いまわしていたというのは本当のようです。

 正直、背筋がぞっとする程、恐ろしい話です。その医院でインプラント治療を受けたたくさんの患者さんの恐怖はいかほどでしょうか(その院長は自称数千本の経験があったそうです)。

 「安いインプラント」を売りにした医院で、コストを下げるための様々な不適切な行為も行われ、精密が肝である部品まで手作りしたり、毎日のように失敗インプラントの流用が行われた???なんでそんなに失敗インプラントがあるんでしょうか(今日のシステムではまず埋入時に失敗、なんてことはないと思いますが)。そのほかにも信じられないエピソードの数々・・・。

 異常なほどお金に執着する歯科医だったようです。病んでいたとしか考えられません。幼児体験のなせるものなのでしょうか。それで幸せになれると思っていたのでしょうか。
2010年02月04日 00:00

憶えられたいか

最近読んでいる本はPFドラッカーの
「プロフェッショナルの条件」です。
これは毎月やっている経済勉強会の課題本でもあり
この本に決めたのは私の10年来の友人歯科医で
常々、相当な知的刺激を与えあってます。

そしてこの本を読んでいると
非常におこがましいのですが
自分と思考過程がドラッカーに似ている気がして
(ドラッカーファンの皆様すみません)
うれしくなります。

読んでいて次に来る内容が
大体予測できたりして、
でも「大体」でなくて
緻密な隙のない文章でズバリと答えてくるところが
圧倒的な違いなのでしょう。
中にはその明瞭さに
ハッとすることもあります。
本当に熟慮の上で、一文一文を書き込んでいる、
そんな感じなんだと思います。


で、こんな文章がありました。

能力は、仕事の質を変えるだけでなく、
人間そのものを変えるがゆえに重要な意味を持つ。

自らの成長に責任をもつ者は、
その人自身であって上司ではない。
誰もが自らに対し、
「組織と自らを成長させるためには何に集中すべきか」
を問わなければならない。


何に集中すべきか
考えてみました。

親切、
献身、
現実に適用できる高度な知識、
多様なニーズにこたえる技術、
自分自身の「心の幸福」の探求、
身体のパフォーマンスの向上、


朝こんなことを考えながら職場に向かう、
こういう日々は嫌いじゃないです。

自分の身の丈に合っているのかもしれません。
2009年12月22日 00:00

「ズンドゥブ」

休日に1人になることがあったので
最近、近所にできた「ズンドゥブ」の店に行きました。

「ズンドゥブ」というのは韓国料理で「純豆腐」と書くようで
焼けた土鍋の中に真っ赤なスープがぐつぐつしていて
具と豆腐が入っています。

私はこういうの、意外と好きです。
ルーツが鳥取県で朝鮮半島と近いからでしょうか。
(そんなことないですかね)

その新しい店は
なかなかイケメンで気さくな店主と
その母親でこじんまりと始めたようです。

イケメンで気さくという段階で
すでに大差がついていますが

味もなかなか、雰囲気もいい店でした。

自宅の駅の近辺は
飲食店ができたり消えたり最近とても激しいので
毎日歩いていると
新しい店が続くかどうか
見て、なんとなくわかるようになってきました。

その店は大丈夫そうですが
うーん、どうだろうか、という点も
幾つかありました。
商売を始めたばかりだから
しかたないのでしょう。

外食業界は本当に大変だろうと思いますが、
そうして
市場経済に鍛えられて
人としても成長する、そういう喜び、醍醐味も、
きっとあるんじゃないかと思います。

うちの診療室も
わかる経営者や職人からみれば
まだまだ、という点が多々あるかもしれませんが
じっくりと成長してゆきたいと思います。
2009年12月22日 00:00

「(無題)」

更新が遅くなりまして失礼しました。

先日、姉を亡くし、とてもブログを書く気には
ならなかったのです。

兄弟というのは、生涯ずーっと、
共に生きていくのが当然のように思っていたのですが、
そうではありませんでした。

ブログを始めたのを伝えておけばよかったなあ。

歳の離れた厳しい姉でしたが、
がんばっていることを知ったら
褒めてくれたかもしれません。

私のことを、自慢の弟だ、と
子供たちに話していたそうです。

そんなにできた弟ではなかったと思うのですが…
2009年12月03日 00:00

「雑感」

歯が悪くなりやすい人と、
そうでない人では、
ものすごく大きな個人差があります。

いつも気を使ってケアをしていても
虫歯になりやすい人もいれば、
歯磨きしなくても虫歯にならない人もいます。

昔から歯が悪くなりやすくて、
ずーっと歯医者通いをしていた、という
ある患者さんがいました。

その方の治療を10年ほど前、
私はベストと思われる材料・方法で、
かみ合わせも含め全体的に治療をさせていただきました。

そして最近チェックにいらしたとき、
「10年間、大きな治療もなく、こんなの初めてです」と
喜んでらっしゃいました。

でも今回、かぶせものがすり減って
一部の歯に負担がかかり始めたので、
思い切って部分的にかぶせものを
やり直すことになりました。

結構大きな費用の計画になってしまったのですが、
快く受け入れていただきました。

で、私はあらためて思いました。

自分は今、
10年後の信用を売っているのだな、と。

10年前に、「結果を出せる治療」をしたから
今の自分がいるのだと。


責任を果たして、結果を出して、信頼を得ること、

こういうスタイルにこだわって幸福を求める自分は
ある意味で、ものすごく我儘で、贅沢なのかもしれません。
2009年11月09日 00:00

「デンタルショー」

今日は朝8時半から神保町で
毎月恒例のアンチエイジング勉強会でした。

以前ブログで書きましたが、
今のテーマは「口腔乾燥(唾液減少)」で、
このテーマは今回で一連の勉強が終了しました。

その後メンバーみんなでお台場の東京ビッグサイトの
「東京デンタルショー」に行きました。

「東京デンタルショー」は年に一回、
歯科の材料などを扱う数百?社が商品の展示などを行う
大見本市みたいなものです。

ものすごい数の製品、新製品が展示されるのですが、
今回は4・5時間かけて診療にかかわるほぼすべての製品に
目を通してきました。

ごく零細の企業が開発した、
ちょっとした製品のなかにも、とても便利で、
治療時間を短縮(口を開けてもらう時間を短く)できたり、
術者・患者さんともに治療を楽にできるような、
シブい工夫を凝らした製品を見つけることがあるためです。

今回もいろいろ収穫を得ることができました。
2009年11月08日 00:00

「BGM」

診療室ではBGMをかけていますが
この選曲がなかなか難しいです。

昔はFM放送だったのですが、
CMがやかましかったり
「ドッカーン、ビックカメラー」とか
どうも番組の品性に問題があったりして、

次はCDにしました。
ジャズとかボサノバとか
イージーリスニング系も試しましたが
でもちょっとムーディーすぎて
なんか違う。

うちの診療中の雰囲気といえば
きわめてまじめな感じです。
あまり砕けた感じなのは
ちょっと違和感があるのです。


ちょっと話が脱線しますが

時々とっても会話が上手な歯科医がいて
コミュニケーション能力という点では
うらやましい限りですが
私は診療中はあまり世間話はしません。

手先は器用ですが、口先はあまり器用でないこともあり
0.05mmレベルの仕事をしていると
心のブレは手先のブレにつながるかもしれないからです。

でも説明は映像を使って、きちんとします。
そして治療が辛くないよう、最大限の配慮もして

後は診療に「集中できる環境」を作る、
そういう「職人」的要素も
大事にしてきました。


で、さらに話は脱線しますが
ジャズの話が出てきたので・・・

私は個人的にはテナーサックスの音が好きです。
(急に話が変わってすいません)

なんといいますか、あの
音が会場の空気を透明な液体に変えてしまうような、
落ち着いた透明感のなかに少しだけキラキラしたような・・・
そういう感じが好きです。独特な表現ですが。

大学のときクリスマスの頃にバンドをバックに
ステージでテナーを吹いたことがあります。
渋谷のカワイのホールで。
曲は「スターダスト」でした。(下手でしたが)


話はBGMにもどりまして、
ここ2・3年はクラシックにしてます。

クラシックは飽きにくいのでいいかもしれません。
ハイドンとか、モーツアルトとか
バロックっぽいやつ。

で、最近はクラシックのピアノばかりです。
バッハからショパン、今はシューベルト、
「全曲集」のようなものを選んで
次々かけているので
おかげでちょっと詳しくなってきました。


なんか取り留めのない話で失礼しました。
2009年11月06日 00:00

「また勉強会」

昨日は新橋で慶大研修医時代の同期生が集まって
勉強会がありました。

1から2ヶ月に1回やってます。
新橋なのは、みんなが集まるのに中間地点で
都合が良いためです。
その後の打ち上げの場所も大体決まっています。

前回と今回の発表の担当は私でした。
内容は、前にもこのブログで話題に出た
「コンポジットレジン」についてで、
4時間かけてごく基礎から最新のトピックスまで
総ざらいしました。

「ごく基礎の部分」というのはどの業界でも
そうかもしれませんが、決しておろそかにできず、
経験を積むほど、改めて基礎に立ち返ることが
多いのです。

で、その後は打ち上げでした。
アルコールをほとんど飲まない私としては異例の
宴会続きでしたが、今回の発表も無事終わり、
これでしばらくは落ち着いて診療とその向上に
集中できそうです。
2009年10月25日 00:00

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