~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「厚い本」

私はどうも「厚い」本が好きなようです。
読み切れなかったりすることもあるのですが。

時々やたらに買ってしまう時期があります。
特に大きな判断の時や
将来の方向性について考えているときなど。

今回は700ページを筆頭に
500ページが2冊

薄いのも買いました。
「どこでも座禅」と
「20歳の時に知っておきたかったこと」

いい本ですね。
前者はこれからお世話になりそうですし
後者もとても参考になりました。
これはスタンフォード大の講義らしいです。
後輩が留学してましたが
こんな講義を受けるのでは、
スタンフォード恐るべし、です。

で、いい本はアンダーラインを引きながら読んで
ひらめいたことは書き込みして
再度チェックします。


いい本は何年後かに読み返すと
昔とは違う場所にアンダーラインを
引くことになります。
自分の成長を実感する
数少ない機会でもあります。
2011年01月18日 00:00

「謹賀新年」

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

といっても、できれば
歯医者さんには、
あまりお世話になりたくは
ないですよね。

私だってそうです。
きちんと治療した後は
チェックのために最小限
歯科医院に来院する
それが理想だと思います。

今年も
自分自身が「受けたい」と思う治療、
説明も、麻酔も、処置内容も、設備も
こだわっていきたいと思います。


話は脱線しますが、

問題は、「私自身」が虫歯になったときです。
私の歯は
予防歯科学に基づいた絶妙な(?)
コントロールで、
重症化をまぬがれておりますが、
これが悪くなったら大変。

場所によっては自分で治療することもあります。
でもやっぱり大変です。
初めて自分で治療しようとした時、
準備万端整えて
診療台に横になって、
さあ始めよう、と思った時
ペダルが踏めない(機械を動かせない)
ことに気付きました・・・

私という人間ががもう一人いるなら
麻酔も、処置も
私のやり方で、顕微鏡も使って
きっちりやって欲しいものです。


ところでまた話は変わりますが、

今日は休診で
診療室の整備に行きました。

気になっていたのは、配線。
当院はネットワークや映像機器が
縦横に配線されているので
これをきれいに束ねるのは
意外と難しい。

こういうことはプロに任せて
少しでも歯科に関する
勉強したり、鍛錬したり
システムを検討したり
臨床医としてのハートを磨いたり、
そういったことが
私には求められているのかも
しれないのですが

こういう作業を
一人黙々としていると
いろいろひらめきがあったり
開業前の準備のころを思い出して
初心に帰ったりして
やっぱりこういう時間も
必要なんだなと
思うわけです。
2011年01月02日 00:00

「オーロラ」

最近気になったことは
「オーロラ」でしょうか。

北欧かアラスカらしいですね。
オーロラを見に行けないか
いろいろ調べました。

もしかしてオーロラを見られたことがあるかも、
と思った患者さんには
聞いてみたのですが

「私も見たいんです」という方はいても
見た人はいませんでした。

いろいろ調べると
マイナス20度とかの中で
朝方まで何日もがんばったりするとか・・・

きっと見られたら感動するんだろなあとか
夜中2時までネットで調べていたら
翌日熱が出たので
とりあえずやめました。
それだけが理由ではありませんが


いずれ行くと思います。

ところで北欧といえば最近、
あちらに留学していた友人が本を出しました。
北欧流の予防歯科に関する本です。

なかなかコマーシャルベースでは触れることのない
予防歯科の本質、について書いているのですが
その中には興味をひかれる内容が多々ありました。

その一つが
「原因の原因」というところ。

虫歯の原因についての話から
虫歯に限らずいろいろな事象の「原因」と「結果」について、
話を一般化しています。

例として
「君がサッカーボールを蹴ったら家のガラスに当たり、割れた、何が原因か」
というのがありました。

ガラスが割れた、ということが結果
サッカーボールをけったことが原因ですが
臨床医にとっては
いろんな原因(理由)を考慮する必要があります。

なぜそんな場所で蹴ったのか
なぜその方向に蹴ったのか
どうしてそんな強く蹴ったのか
ガラスが薄かったのではないか、などなど・・・

こういった考え方は
虫歯などの予防に
応用することができます。

そしてこれを突き詰めてゆくと、
サッカーボールを蹴らざるを得ない心理状態に
追い込んだ環境とか

そのような環境に追い込まれると
そういった心理的反応を選択することもある
人間の心理構造の理由は・・・

そこまで考える必要はないのですが、
生存本能とか、
人類の役割(?)とか

うーん話は脱線しましたが
私はいつかそういう勉強をしてみたいと思ってます。

虫歯もそうですが、
病気はなぜあるのか、私は時々考えます。

究極の謎、とでも言いますか、
「私達は何か、人類は何のために生まれたのか、
その理由はあるのか、ないのか」というようなことに

科学的に迫ってみることに
ちょっと憧れています。

年末らしい話題になりました(そうでもないか)。


今年も一年、ありがとうございました。
皆様良い年をお迎えください。
2010年12月31日 00:00

「アポイントについて」

最近、治療のアポイントが取れにくくなっておりまして、大変申し訳ございません。

 これからも信用や、歯が長持ちする質の良い治療を辛くないように提供することに徹底的にこだわってゆきたいと思います。

 そのためにマイクロスコープでの治療や口全体の問題解決、体によい材料や審美的に優れた材料、方法、1時間単位でのアポイント、同時診療をしない、そして何より患者さんの辛さを最小限に、というあたりにこだわります。

 私自身はどちらかというと職人肌で、あまり人当たりがいいほうではないのですが、治療した患者さんたちのご紹介で医院が盛況であることに、とても充実感を感じております。

 いずれは受け皿を大きくしてゆく必要が生じるかもしれないのですが、今はそれは考えず、とにかく大事に、慎重に皆様の治療を、進めてゆきたいと考えております。
2010年06月21日 00:00

「好きな本」

私は好きな本が
何冊かあります。

その中でも特にお気に入りが
2冊ありまして
一つ目は前にもたびたび書きましたが
「7つの習慣」です。

14年前から時々読んでます。
すばらしい本ですが
実行するのは大変で
20代で読み始めたのに
自分の「価値観」を見出せたのは
40代になってからでした。

もう一冊は
「人間性の心理学」
原題は「モチベーションとパーソナリティー」
アブラハム・マズローという心理学者の本で
こっちは4、5年前からでしょうか。

今日からまた読み始めました。
結構難解ではありますが

ジムで筋トレして
バイクをこぎならが読む、
結構好きな時間です。

また読み始めたのには理由があります。

昨日診療後、恒例の異業種勉強会がありました。
その後は飲み会。高尚な話から、
非常にくだらない話までできる
いい友達になりました。

そのときに出た話が
部下のモチベーションの話。
企業の管理職は大変です。

そこで思い出したのがこの本でした。
もしかしたらヒントがあるような
そんな気もしたのです。
おせっかいかもしれませんが
歯に衣着せぬ間柄なのでいいでしょう。

ちょっと宗教的な感じもするかもしれませんが
れっきとした心理学の本です。

その内容は    

人類にはもともと「自己実現」したい、という
高次の欲求があり、
優れた環境はこれを育成、奨励する。(職場も?)

しかし最も高次の「自己実現」の欲求は
それより下層にピラミッド型に拡がる
段階的な欲求が満たされるまで
表面化してくることはない。

幼少期に受けた動機付けは
大人になっても影響が続き
貧しい思いをした人はいつまでもお金を追い求め
愛情に飢えていた人はいつまでも愛情を求め続ける
そういう人たちは今の環境で
「自己実現」という欲求に、
なかなかたどり着かない。

逆に幼少期に愛情や豊かさを実感しながら育った人は
大人になってから
愛情やお金にそれほど「こだわらない」大人になり
ほどほどの現状の中でも
「自己実現したい」という高次の欲求に
到達しやすい。

では到達できないなら
どうしたらいいか、

うーむ、そのヒントがあるかどうかは
まだ読み込みが足りないので
何とも言えませんが。

経営者としても
参考になります。
職場、家庭、教育、社会、いろんな環境の
フレームワークを考える上で
大変興味深い本だと思います。
2010年03月28日 00:00

「専門医という人々」

最近はいろんな「専門医」がちょくちょくやってきます。

以前、インプラントと麻酔科の専門医の話を書きましたが、
最近は歯周病、矯正の専門医がきて、
タイアップして診療したりしてます。

専門医と診療するのは
とくに重症の歯周病や矯正、
インプラントでリスクを伴う場合など、
私が診て、専門医がいいかな、と思うときで
患者さんと相談し、
患者さんがそれを希望された場合です。

患者さんは、遠方から新幹線に乗って(または飛行機で)
来院されたりしてます。

歯周病と矯正の専門医はもともと私の友人ですが
「スウェーデン仕込み」です。
イエテボリ大学という、
歯科医学では世界最高峰とも言われているところで
数年間留学をして、あちらの専門医資格を持っています。

当然、私の怪しい英語とはウラハラに、
ぺらぺら(スウェーデン語も?)ですし、
あまりひけらかしませんが、とっても頭の切れるやつらです。

あとなんといっても彼らはハートがいい。
お国柄もあるのかもしれませんが

そもそも、あちらでは倫理学がとても重視されますので、
商業主義だったり、コンセプトがおかしい医院では
彼らは仕事をしません。

そういう、有能でハートの熱い人材が
集ってくれて、検討しながら
診療できる医院であることは
私としてもうれしい限りです。
2010年03月03日 00:00

「google」

googleで入江歯科と入れると
たくさんの入江歯科が出てきます。
全国津々浦々
こんなに入江歯科があるのか、と
驚いてしまいます。

「入江歯科 広尾」(私の医院)の検索数が1万1千件になってます。
どういうことなんでしょうか?

googleで出てきた私の医院のリンクを
クリックしてみたら、
google mapでした。
「オーナーですか?」というタグがあり
そこから入れたので、
面白いので
私の医院のアドレスが出るように設定してみました。

「個人情報のため掲示前にこちらより
確認のお電話をいたします」と書いてあり、

「ふむふむ、なるほど。
明日の営業時間中にでも電話が来るのかな」
などと思いながら
送信キーを押した瞬間、まさに同時に
電話が鳴った(googleからの電話)ので、びっくりしました。

さすがgoogle、勢いが違います。
近未来の映画を見ているようで、
えらいシステムです。


ところで私の医院のホームページは
いかにも手作りっぽい感じではありますが、
今はこれでいいかな、と思っています。
決して耳に心地よい事ばかりは書いていない上に
料金表まで出させて頂いているのですが、
その内容を見て来てくれる方々がいらっしゃるのは
ありがたいことです。

ただ昔からいらして頂いている患者さんに
決して迷惑をかけるわけにはいきませんので
ホームページは様子を見ながら
やりたいと思っています。
2010年02月20日 00:00

「使い回し事件について」

愛知県の歯科医院でインプラントが使い回されていた、という報道が世間を騒がせています。いろいろ調べてみたのですが、やはり失敗したインプラントを使いまわしていたというのは本当のようです。

 正直、背筋がぞっとする程、恐ろしい話です。その医院でインプラント治療を受けたたくさんの患者さんの恐怖はいかほどでしょうか(その院長は自称数千本の経験があったそうです)。

 「安いインプラント」を売りにした医院で、コストを下げるための様々な不適切な行為も行われ、精密が肝である部品まで手作りしたり、毎日のように失敗インプラントの流用が行われた???なんでそんなに失敗インプラントがあるんでしょうか(今日のシステムではまず埋入時に失敗、なんてことはないと思いますが)。そのほかにも信じられないエピソードの数々・・・。

 異常なほどお金に執着する歯科医だったようです。病んでいたとしか考えられません。幼児体験のなせるものなのでしょうか。それで幸せになれると思っていたのでしょうか。
2010年02月04日 00:00

憶えられたいか

最近読んでいる本はPFドラッカーの
「プロフェッショナルの条件」です。
これは毎月やっている経済勉強会の課題本でもあり
この本に決めたのは私の10年来の友人歯科医で
常々、相当な知的刺激を与えあってます。

そしてこの本を読んでいると
非常におこがましいのですが
自分と思考過程がドラッカーに似ている気がして
(ドラッカーファンの皆様すみません)
うれしくなります。

読んでいて次に来る内容が
大体予測できたりして、
でも「大体」でなくて
緻密な隙のない文章でズバリと答えてくるところが
圧倒的な違いなのでしょう。
中にはその明瞭さに
ハッとすることもあります。
本当に熟慮の上で、一文一文を書き込んでいる、
そんな感じなんだと思います。


で、こんな文章がありました。

能力は、仕事の質を変えるだけでなく、
人間そのものを変えるがゆえに重要な意味を持つ。

自らの成長に責任をもつ者は、
その人自身であって上司ではない。
誰もが自らに対し、
「組織と自らを成長させるためには何に集中すべきか」
を問わなければならない。


何に集中すべきか
考えてみました。

親切、
献身、
現実に適用できる高度な知識、
多様なニーズにこたえる技術、
自分自身の「心の幸福」の探求、
身体のパフォーマンスの向上、


朝こんなことを考えながら職場に向かう、
こういう日々は嫌いじゃないです。

自分の身の丈に合っているのかもしれません。
2009年12月22日 00:00

「ズンドゥブ」

休日に1人になることがあったので
最近、近所にできた「ズンドゥブ」の店に行きました。

「ズンドゥブ」というのは韓国料理で「純豆腐」と書くようで
焼けた土鍋の中に真っ赤なスープがぐつぐつしていて
具と豆腐が入っています。

私はこういうの、意外と好きです。
ルーツが鳥取県で朝鮮半島と近いからでしょうか。
(そんなことないですかね)

その新しい店は
なかなかイケメンで気さくな店主と
その母親でこじんまりと始めたようです。

イケメンで気さくという段階で
すでに大差がついていますが

味もなかなか、雰囲気もいい店でした。

自宅の駅の近辺は
飲食店ができたり消えたり最近とても激しいので
毎日歩いていると
新しい店が続くかどうか
見て、なんとなくわかるようになってきました。

その店は大丈夫そうですが
うーん、どうだろうか、という点も
幾つかありました。
商売を始めたばかりだから
しかたないのでしょう。

外食業界は本当に大変だろうと思いますが、
そうして
市場経済に鍛えられて
人としても成長する、そういう喜び、醍醐味も、
きっとあるんじゃないかと思います。

うちの診療室も
わかる経営者や職人からみれば
まだまだ、という点が多々あるかもしれませんが
じっくりと成長してゆきたいと思います。
2009年12月22日 00:00

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