~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「(無題)」

更新が遅くなりまして失礼しました。

先日、姉を亡くし、とてもブログを書く気には
ならなかったのです。

兄弟というのは、生涯ずーっと、
共に生きていくのが当然のように思っていたのですが、
そうではありませんでした。

ブログを始めたのを伝えておけばよかったなあ。

歳の離れた厳しい姉でしたが、
がんばっていることを知ったら
褒めてくれたかもしれません。

私のことを、自慢の弟だ、と
子供たちに話していたそうです。

そんなにできた弟ではなかったと思うのですが…
2009年12月03日 00:00

「雑感」

歯が悪くなりやすい人と、
そうでない人では、
ものすごく大きな個人差があります。

いつも気を使ってケアをしていても
虫歯になりやすい人もいれば、
歯磨きしなくても虫歯にならない人もいます。

昔から歯が悪くなりやすくて、
ずーっと歯医者通いをしていた、という
ある患者さんがいました。

その方の治療を10年ほど前、
私はベストと思われる材料・方法で、
かみ合わせも含め全体的に治療をさせていただきました。

そして最近チェックにいらしたとき、
「10年間、大きな治療もなく、こんなの初めてです」と
喜んでらっしゃいました。

でも今回、かぶせものがすり減って
一部の歯に負担がかかり始めたので、
思い切って部分的にかぶせものを
やり直すことになりました。

結構大きな費用の計画になってしまったのですが、
快く受け入れていただきました。

で、私はあらためて思いました。

自分は今、
10年後の信用を売っているのだな、と。

10年前に、「結果を出せる治療」をしたから
今の自分がいるのだと。


責任を果たして、結果を出して、信頼を得ること、

こういうスタイルにこだわって幸福を求める自分は
ある意味で、ものすごく我儘で、贅沢なのかもしれません。
2009年11月09日 00:00

「デンタルショー」

今日は朝8時半から神保町で
毎月恒例のアンチエイジング勉強会でした。

以前ブログで書きましたが、
今のテーマは「口腔乾燥(唾液減少)」で、
このテーマは今回で一連の勉強が終了しました。

その後メンバーみんなでお台場の東京ビッグサイトの
「東京デンタルショー」に行きました。

「東京デンタルショー」は年に一回、
歯科の材料などを扱う数百?社が商品の展示などを行う
大見本市みたいなものです。

ものすごい数の製品、新製品が展示されるのですが、
今回は4・5時間かけて診療にかかわるほぼすべての製品に
目を通してきました。

ごく零細の企業が開発した、
ちょっとした製品のなかにも、とても便利で、
治療時間を短縮(口を開けてもらう時間を短く)できたり、
術者・患者さんともに治療を楽にできるような、
シブい工夫を凝らした製品を見つけることがあるためです。

今回もいろいろ収穫を得ることができました。
2009年11月08日 00:00

「BGM」

診療室ではBGMをかけていますが
この選曲がなかなか難しいです。

昔はFM放送だったのですが、
CMがやかましかったり
「ドッカーン、ビックカメラー」とか
どうも番組の品性に問題があったりして、

次はCDにしました。
ジャズとかボサノバとか
イージーリスニング系も試しましたが
でもちょっとムーディーすぎて
なんか違う。

うちの診療中の雰囲気といえば
きわめてまじめな感じです。
あまり砕けた感じなのは
ちょっと違和感があるのです。


ちょっと話が脱線しますが

時々とっても会話が上手な歯科医がいて
コミュニケーション能力という点では
うらやましい限りですが
私は診療中はあまり世間話はしません。

手先は器用ですが、口先はあまり器用でないこともあり
0.05mmレベルの仕事をしていると
心のブレは手先のブレにつながるかもしれないからです。

でも説明は映像を使って、きちんとします。
そして治療が辛くないよう、最大限の配慮もして

後は診療に「集中できる環境」を作る、
そういう「職人」的要素も
大事にしてきました。


で、さらに話は脱線しますが
ジャズの話が出てきたので・・・

私は個人的にはテナーサックスの音が好きです。
(急に話が変わってすいません)

なんといいますか、あの
音が会場の空気を透明な液体に変えてしまうような、
落ち着いた透明感のなかに少しだけキラキラしたような・・・
そういう感じが好きです。独特な表現ですが。

大学のときクリスマスの頃にバンドをバックに
ステージでテナーを吹いたことがあります。
渋谷のカワイのホールで。
曲は「スターダスト」でした。(下手でしたが)


話はBGMにもどりまして、
ここ2・3年はクラシックにしてます。

クラシックは飽きにくいのでいいかもしれません。
ハイドンとか、モーツアルトとか
バロックっぽいやつ。

で、最近はクラシックのピアノばかりです。
バッハからショパン、今はシューベルト、
「全曲集」のようなものを選んで
次々かけているので
おかげでちょっと詳しくなってきました。


なんか取り留めのない話で失礼しました。
2009年11月06日 00:00

「また勉強会」

昨日は新橋で慶大研修医時代の同期生が集まって
勉強会がありました。

1から2ヶ月に1回やってます。
新橋なのは、みんなが集まるのに中間地点で
都合が良いためです。
その後の打ち上げの場所も大体決まっています。

前回と今回の発表の担当は私でした。
内容は、前にもこのブログで話題に出た
「コンポジットレジン」についてで、
4時間かけてごく基礎から最新のトピックスまで
総ざらいしました。

「ごく基礎の部分」というのはどの業界でも
そうかもしれませんが、決しておろそかにできず、
経験を積むほど、改めて基礎に立ち返ることが
多いのです。

で、その後は打ち上げでした。
アルコールをほとんど飲まない私としては異例の
宴会続きでしたが、今回の発表も無事終わり、
これでしばらくは落ち着いて診療とその向上に
集中できそうです。
2009年10月25日 00:00

「経済の勉強」

毎月1回、
世界経済などについて学ぶ勉強会をやっています。
昨日の診療後、プロジェクターを出してきて
私の診療室でやりました。

これには歯科とは関係のない、
他業種の管理職の方なども来て、
経済指標の推移などについて議論したり、
ピーター・ドラッガーの本を読み合わせしたり、
各自がテーマを決めて発表したりします。

昨日は私の発表の番で、時間管理ツールである
「フランクリンプランナー」について発表しました。

その後西麻布で軽く飲み会になりました。

いつも思うのですが、
集まる人たちの性格や考え方はそれぞれでも、
人生の根本的な要素(と言っていいのかどうか)、

学ぶ喜びや、素直さ、明るさ、認めあう事の大切さ
などに対する価値観が近い友人たちとの
こういう会はとてもいいものですね。

(私自身はもう少し朗らかで明るい人になりたいと
常々思ってはいるのですが・・・)。
2009年10月22日 00:00

「自尊心について」

今読んでいる本はハイラム・W・スミス著の「TQ 心の安らぎを発見する時間管理の探求」という本です。

その中で引用されている、ある心理学者の指摘がなかなか面白いと思いました。

それは
「自尊心と生産性には深い相関関係がある」
というものです。

生産性の高い人は自尊心も強く
自尊心の強い人は生産性も高い

逆はどうでしょう。

ここでいう「生産性」は、物を作る、とか、収入を上げるといった、狭い意味でないことがわかります。

これまでに読んだ内容から
私流に解釈するに、
「自分の価値観に沿って、生産性の高い日々を送っている人は、強い自尊心を持つことができる。」
このあたりが今現在の答えでしょうか。
すごく思い当たります。

これで将来わが子に
「自尊心ってどうやって持つの」と聞かれたときのための
手がかりが少しだけつかめました。

「ところで価値観って何だ?」と考えながら、今日は家路につきました。
2009年10月19日 00:00

「デジタル化」

ご来院なさっている患者さんはご存知かもしれませんが、
当院では院内ネットワークによって電子カルテ化し、
画像データもすべてデジタル化されています。

こんな小さな医院なのに
院内LAN化、デジタル化にこだわる理由、

それは時間とエネルギーを最大限、
診療と説明に集中するため、です。

カルテを書くための時間などを可能な限り節約して、
お待たせすることなく治療に専念し、

そして
「治療」と「画像による治療経過の説明」間の移行は
常時シームレスで、
躊躇無く移行できることが理想であると、

私は開業当初から考えています。

そして今日、レントゲン室を工事し、
パントモグラフィーと呼ばれる大型のレントゲン機械を
デジタル化しました。

今後はさらに早く、
高精細なレントゲン作成と説明が可能になります。
2009年10月15日 00:00

「プロジェクト」

最近いくつかのプロジェクトに取り組んでいます。

私のような自営の場合、
常に目標を設定していないと
生活にメリハリがなくなるから、というのもありますが、
最近は特に忙しくなっています。

なぜ忙しくなったかというと、
先月の5連休をまるまる使って
医院と私自身のビジョン、価値観、役割を
再確認したのですが、
その結果、いろいろな事の改善の余地が見えてきたのです。

5日間、私が机でボーっとしてたり、
メモ帳にカリカリ書き込んでたり、
車でどっかに行ってしまったり
(静かな場所で考え事をしていた)りしたものだから、

家族は心配したかもしれませんが、

おかげで人生において大事にしたい価値観や、
診療室のビジョンが見えてきました。

もちろん、根本的なものは変わりません。
ただそれを発見、明文化しました。

最近、P.F.ドラッガーの本を読んでいて
共感する部分がありました。
彼の本には難解な表現も多いので勝手に私流に解釈すれば、

「ビジョン、価値観の変更や確立は
あらゆる行為の再検討を要求し、
あらゆる改善のヒントを与える」わけです。

プロとしての成長の実感は日々のやりがいに
繋がっています。

一昨年より昨年、昨年より今年、今年より来年、
自分も診療室もレベルが上がっていることを約束したいと
思います。
2009年10月07日 00:00

「フランクリン」

最近はまっているのは
「フランクリン手帳」です。
まあいわゆる時間管理の手帳なのですが
この手帳は「第4世代」と言われます。

第1世代は単なるメモ帳
第2世代はスケジュール帳
第3世代は目標やプロジェクトから行動計画を作ったりする、能率、効率を追求した手帳

第3世代でも手帳としてはだいぶ完成されているようにも思いますが、これで起こりうる問題として「梯子(はしご)の掛け違い」という問題があるようです。

まず目標とか、まずプロジェクトありき、ですと

せっかく目標に向かって全力で登りきってゴールに到達したのに、「なんか違うかも」とか

梯子を登っている途中でふと我に帰った時に
「あれこれでいいのかな」とか
「自分は何をしているのか」とか・・・

仕事上の目標やプロジェクトならば
自分の「したいこと」と必ずしも一致していないかもしれません。

でもどんな「自分らしさ」を発揮して、
そのプロジェクトや目標を達成したいか

どんなものが好きとか、どんな人生を実現したいとか、
自分の重要ないくつかの役割、親とか歯医者とか友人とか、それぞれの役割の「長期的な目標」を考えてみると

仕事である「目標」や「プロジェクト」の中にも
自分らしい価値感や判断基準といった
「コンパス」と「パワーの源泉」を見出すことができます。

同時に自分の価値観と合わない「時間泥棒(時に魅力的)」に
意外ときっぱり背を向けることができます。

人間は一度に一つのことしかできませんので
自分が今やっているメインの事の中に
自己実現に向かっているという達成感を見出したいものです。

こういった機能があるのが第4世代手帳ということですが
でもまあ、あくまで手帳ですから、
これは枠組みにすぎません。
良くできてはいますが、使いこなすには
相当なパワーを投入する必要がありますし
それを求める時期でなければ厳しいと思います。
もともとこういうものが必要のない人もいるかもしれません。

私は意外とこういうのは好きですね。
2009年10月02日 00:00

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