~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

ゆらぎ

友人にクリエイターがいます。

企業のイメージ戦略などをやっていて独立し
今は個人でやっていますが

よく休日などに
一緒に写真を撮りに行きます。

いつも車に乗って思うのは
車の中が静かです。

気を紛らわす音がないというか

静かな環境なので
はじめは微妙な空気感になることもありますが

ちょっとした世間話から
話が拡がります

デザインについて
自然について
才能について
歴史について
そして車などで「異形」なものの
魅力について

何もない状況から何かを生み出すのも、
静かな状況を感じるのも
クリエイティブなのかと

無理に生み出すのではなく
そこには波があります

波長や周波数というよりは
ゆらぎ、でしょうか

一方で別の友人は
普段は企業のデータ分析をしていますが
趣味で人と人の間の
ゆらぎと共鳴を
研究しています。

人体には微小な動揺があり
二人が向き合って立つと
動きが共鳴してくる人と
してこない人の
組み合わせがあるようです。

お互いが感じ取っているわけで
そこには
物理的なものだけでなく
各々の人生経験や
性格などが関係するかもしれませんし、

本当に波が出ているのかも
しれません。

間をカーテンなどで仕切って
実験すると面白いかもですね。

私のやっている合気道は
気を合わせる、から合気

昔の合気道の達人が
こんなことを言っていたそうです。

自分を殺そうとやってきた人と
友達になってしまうのが
本当の強さ

人を殺めてやろう、とか
やっつけてやろう、などと
その人が思う状況になるまでには
相当なことがあったはずなのです。

それは小手先の技だけではないことは
確かなのだと思います。







 
2022年03月02日 09:05

期待値について

最近ではお店でも、病院でも
ホームページなどで
「期待値」を高め過ぎるのはいけないと
言われるようです。

期待され過ぎてしまうと
いろいろなことが起きてきます。

ところで最近、
近所の
昔からある街中華屋に行ったのですが、
なんとも

量はあるけど
味もすごい美味しいわけでもなく、不味いわけでもなく
値段も安くもないけど、高いという程でもなく
そこそこお客さんも入っていて
まあなんと言うか

上手くやっているな、
と思いました。

飲食店は星評価などで
期待値が高まってしまうと
うるさい?人が集まってきます。

「安くて美味しい」なんて評価になってしまうと
大変です。

「そんなに安くない」「そんなに美味しくもない」
「…の味はいいけど…はちょっと」
「…がきれいじゃない」
「愛想が悪い」「サービスとしてどうなの」とか

わざわざ評価したい人たちの意見だけが
目立つことになります。

それまで
近隣の、働く人達のおなかを満たしてきた
街の中華屋が
ネット評価にさらされてしまうと
いい店でも
5点中2.5点とか
そういう感じになるのでしょうか

期待値を高めてわざわざやってきた人も
そういう人たちが来店したお店も
どちらも
なんだかハッピーじゃない、という状態になります

最近は歯科医院のホームページでも
最小限の情報にして
わざわざかっこいい、好感度なものには
しない医院も多いです。

やはり来てくれた人からその知人への口コミというのが
良いのかもしれません。




 
2022年02月20日 14:19

シミュレーションの世界

最近はあまり考えなくなりましたが

以前はこの世界がどのようにできたのか
知りたいと思っていました

もしかしたら試験管の中で
あるいはコンピュータの中に
作られた世界なのではないか、とか

宇宙の始めの瞬間の、その前はどうなっているのか、とか
あるいは物質をずっと分解していくとどうなるのか、とか
逆に宇宙を外から見るとどうなっているのか

最近は残りの人生をよりよく生きることの方が
大事になってしまった?ようで
めっきり考えなくなってしまいましたが…

こういうことを考えるには
若さ、が必要なのかもしれません。

その昔、患者さんとして来院していた
関連する分野の大学教授に質問したことがあります。
女性でAIシミュレーションなどの
研究者でしたが

例えば
コンピューターが進化すれば
この世界すべてとは言わなくとも
人間一人の体くらい

原子レベルから設定して
バーチャル上で作り上げることはできるのではないか、と


そうしたらそれはまだ無理だそうです。

「なぜなら私たちは”摩擦”すらよくわかっていない」
とのこと。

そういえば高校のころ
摩擦係数がでてきたころから
物理に?と思うことが多くなったような
記憶がありますが
意外とそういうことだったのかな、
なんて思いました。



 
2021年08月19日 07:17

返事について

昔から
診療室での「はい」の返事を
大事にしています。

スタッフと医師の仕事上でのコミュニケーションで
なぜ返事が重要か

返事がなかった場合
どんな状況が考えられるでしょうか

聞こえている
聞こえていない

わかった
わからない
よくわからない

その動作を
やる気がある
やる気がない

これらを組み合わせます
「聞こえていてわかってやる気がある」とか
そうすると18通り?

「返事がない」だけで
18通りのパターンを
考慮し、確認行動を行う必要が出てきます。

飛行機で機長と副操縦士の間で
これをやってたら
飛行機は落ちますね

歯科は材料の硬化など
タイミングで処理する手技が
ものすごく多いです。

ただでさえ集中していなければならないのに
スタッフ間で瞬間的に返事がないと
前述した18通りから確認?
失敗する可能性が高いです
もう一度やり直しで

治療時間は延長し
次の患者様にも迷惑が掛かり
麻酔も切れてきたりして
そんなことを繰りかえせば
当然、全体のクオリティーが下がります。

仕事柄若者を診察することも多いですが
やはり挨拶、返事ができる若者を見ると
うむ、大丈夫そうだな、と感じます。





 
2021年01月30日 10:38

乗馬の姿勢

最近サリーチェアーという術者用の椅子を導入しました。


フィンランド製の椅子で

座るところが二つに分かれていて、
乗馬の時の姿勢になります。

骨盤を前傾して、ひざを曲げ
馬の鞍を大腿で挟むように座ります。
腰痛の予防にいいらしい

私は腰痛はないのですが
姿勢が良くなってなかなかいいです。

昔は今のようにマイクロスコープを使っていませんでしたので

口の中を覗き込むように治療していました。

13年前からマイクロスコープを導入したことで
患者さんの口と自分の顔の距離が
一気に遠くなりました。

削るときに口をのぞくことがないので
飛沫も飛んできません
つまり感染防御にもなっています。

仕事中の姿勢が悪いと
仕事は長く続けられないんじゃないかな
と思います。

コックさんの帽子が長いのも
姿勢と関係するとか


ちなみに以前、口腔外科の分野で天才的と言われているDrのところに手術の立ち合いで行きました。

外科用ライトの真ん中にビデオカメラが付いていて
術野を録画しているのですが、
助手のDrの頭などが画面に映ると

「外科の分野では姿勢が悪いやつは絶対にダメ」だそうです。

手術も終わり、
一杯飲みに行くことになって、
自分としては
「これは天才的といわれる人の経験談や
フィロソフィーが聞けるかもしれん」と
期待していたのですが、

酒の席がなんだか荒れてそれどころではありませんでした 笑

昔大学病院にいた頃も外科系、
脳外とか整形とか飲みがすごいと言われていましたが
(口腔外科もですが)

やはりそういう傾向があるのかなと、
まあストレスがかかっているのかもしれません。

 

2020年09月22日 16:23

「開業11年目」

おかげさまで
この2月で開業11年目に入りました。

この地で違いの分かる、厳しくもやさしい
患者さんたちに鍛えられて
今日まで医院と私自身が成長して来れたこと

院長という、すべてが自分の責任という環境で
世界中の志を同じくするプロとかかわりながら
技術を磨き、ダイレクトに結果が返ってくる
ダイナミックな職業を選んだこと

本当によかったと思います。

しかし当然のことながら
今でも判断に迷うことがあります。
この患者さんにとって何が最善なのか
本当に求めていることはなんだろうか?
それは患者さんご自身が気づいていないこともあります

一つ一つの判断に迷いながら進んでも
決して大きな方向性は間違っていない、
これからもそういう医療を
行っていきたいと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします。
2014年02月09日 00:00

「またオーロラ」

最近気になっているのは
オーロラです。
(以前書きましたが「オーロラ」復活です)

アラスカか、北欧か
悩みどころですね。

以前スウェーデンに研修に行きましたが
北欧なら歯科を訪ねてもいいかも。

私はもともと旅好きなのですが
こういう下調べがいいですね。

ノルウェー沿岸を船で北上して
北極圏に入ると、船から見られるかもしれない
ということですが

個人手配すると
アクセスが問題ですね。
港についてから次の交通機関の乗り場まで
冬の北極圏ですから
地方のローカル交通は冬季閉鎖とか、休業とか

以前、蔵王の山でゴーグルが飛ぶほどの吹雪で
視界ゼロの経験をしたことがあって
あんなことになったら大変。

自分ひとりならいいんですが
家族とだと無理は禁物ですね。

こういう調べ物は
時間がすぐたってしまうので
要注意です。
2011年11月02日 00:00

「募集のご案内」

長く勤めてくれた衛生士さんが退職することになりまして
衛生士さんを募集することになりました。

ここは小さな診療室で
若いスタッフ同士の「出会い」はまず期待できませんが
1人1人の患者さんを大事に
診療の初めから見送りまで
しっかりフォローすることかできます。

自費診療がメインの診療室ですが
ブランクのある方も丁寧に指導いたします。

何より患者さんに親切にしてくれる方を求めています。
院長には多少きびしくてもかまいませんが(?)

詳しくはホームページを御覧ください。

(募集は締め切りました。ご協力ありがとうございました。)
2011年10月15日 00:00

「とある謎について」

今回はちょっとややこしいことを書きますが

以前、いつかこんな勉強をしてみたいと
書きました。

究極の謎、とでも言いますか、
「私達は何か、人類は何のために生まれたのか、
そもそも、
その理由はあるのか、ないのか」というようなことに
科学的に迫ってみたいと。

学生の頃から、自然の摂理の精妙さを知るにつけ、
神様がいるのではないか
と思うことがあります。
人間の力のとても及ばない
何か、統合的なものというか・・・

ある本にこんな一説がありました。

「神は、万物の内にあればあるほど、その外にある。
内部にあればあるほど、外部にある。」

ちなみに
最近ホーキング博士が「天国も死後の世界も」否定したと
いうことですね。
人間の脳について
「部品が壊れた際に機能を止めるコンピューターと見なしている」と。

我々の知ることができる宇宙空間に存在する
すべての原子の数は
10の80乗個だそうです。
一方我々人間一人の脳の中にある
神経細胞同士の連絡は理論上
10の70000000000乗!個可能だそうで

桁が違う、というよりも
異質なもののようです。

ネットワーク、情報というものも
ポイントなのでしょうね。
(まだよくわかりませんが)

ところで
今日は大学でのセミナーがあり
後輩で幹細胞の研究をしている研究者と
いろいろ話してきました。

彼曰く
生命は初めに自己複製する鬼子のようなものができて
試行錯誤を繰り返すうちに
今のようになったのではないかと。
つまり偶然?
ちょっと夢のないような気もしますが
うーん、そうなのかもしれませんね。
2011年05月19日 00:00

「新製品発表会」

今日は当院で使用している
インプラントシステムの新製品発表会でした。

現在、世界でインプラントを販売している
メーカーは膨大な数になります。

パッと見、どの会社ものも同じように見えるかもしれませんが、
とんでもない、全く違います。

インプラントは骨に埋め込むわけですが
骨との親和性はインプラント表面の性状が関係し
強固な固定と安定性は微妙な形が関係し
細菌などの汚染物質を侵入させないためには
精度が極めて重要。

いわゆるピンキリです。

体の中に埋め込むものですから
どの点についても、高度なテクノロジーの
結集でなければなりません。

あと大事なのは世界シェア。
海外に行ったら歯科医が知らなかった、
部品がなかった、というのでは
困ります。

当院のものはStraumannというシステム
2011年現在、世界シェア1位です。

ちょっと費用もかかりますが、
安全、確実に
より少ない侵襲で
歯を回復しうる
ベストな選択だと思います。

「新製品」といっても
数年間の臨床試験を経て
やっと市場に出ます。
まあ慎重すぎるぐらいで、ちょうどいいのでは
ないでしょうか。
2011年04月24日 00:00

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