~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

HOME ≫ ブログページ ≫

日々雑感

「デンタルショー」

今日は朝8時半から神保町で
毎月恒例のアンチエイジング勉強会でした。

以前ブログで書きましたが、
今のテーマは「口腔乾燥(唾液減少)」で、
このテーマは今回で一連の勉強が終了しました。

その後メンバーみんなでお台場の東京ビッグサイトの
「東京デンタルショー」に行きました。

「東京デンタルショー」は年に一回、
歯科の材料などを扱う数百?社が商品の展示などを行う
大見本市みたいなものです。

ものすごい数の製品、新製品が展示されるのですが、
今回は4・5時間かけて診療にかかわるほぼすべての製品に
目を通してきました。

ごく零細の企業が開発した、
ちょっとした製品のなかにも、とても便利で、
治療時間を短縮(口を開けてもらう時間を短く)できたり、
術者・患者さんともに治療を楽にできるような、
シブい工夫を凝らした製品を見つけることがあるためです。

今回もいろいろ収穫を得ることができました。
2009年11月08日 00:00

「BGM」

診療室ではBGMをかけていますが
この選曲がなかなか難しいです。

昔はFM放送だったのですが、
CMがやかましかったり
「ドッカーン、ビックカメラー」とか
どうも番組の品性に問題があったりして、

次はCDにしました。
ジャズとかボサノバとか
イージーリスニング系も試しましたが
でもちょっとムーディーすぎて
なんか違う。

うちの診療中の雰囲気といえば
きわめてまじめな感じです。
あまり砕けた感じなのは
ちょっと違和感があるのです。


ちょっと話が脱線しますが

時々とっても会話が上手な歯科医がいて
コミュニケーション能力という点では
うらやましい限りですが
私は診療中はあまり世間話はしません。

手先は器用ですが、口先はあまり器用でないこともあり
0.05mmレベルの仕事をしていると
心のブレは手先のブレにつながるかもしれないからです。

でも説明は映像を使って、きちんとします。
そして治療が辛くないよう、最大限の配慮もして

後は診療に「集中できる環境」を作る、
そういう「職人」的要素も
大事にしてきました。


で、さらに話は脱線しますが
ジャズの話が出てきたので・・・

私は個人的にはテナーサックスの音が好きです。
(急に話が変わってすいません)

なんといいますか、あの
音が会場の空気を透明な液体に変えてしまうような、
落ち着いた透明感のなかに少しだけキラキラしたような・・・
そういう感じが好きです。独特な表現ですが。

大学のときクリスマスの頃にバンドをバックに
ステージでテナーを吹いたことがあります。
渋谷のカワイのホールで。
曲は「スターダスト」でした。(下手でしたが)


話はBGMにもどりまして、
ここ2・3年はクラシックにしてます。

クラシックは飽きにくいのでいいかもしれません。
ハイドンとか、モーツアルトとか
バロックっぽいやつ。

で、最近はクラシックのピアノばかりです。
バッハからショパン、今はシューベルト、
「全曲集」のようなものを選んで
次々かけているので
おかげでちょっと詳しくなってきました。


なんか取り留めのない話で失礼しました。
2009年11月06日 00:00

「また勉強会」

昨日は新橋で慶大研修医時代の同期生が集まって
勉強会がありました。

1から2ヶ月に1回やってます。
新橋なのは、みんなが集まるのに中間地点で
都合が良いためです。
その後の打ち上げの場所も大体決まっています。

前回と今回の発表の担当は私でした。
内容は、前にもこのブログで話題に出た
「コンポジットレジン」についてで、
4時間かけてごく基礎から最新のトピックスまで
総ざらいしました。

「ごく基礎の部分」というのはどの業界でも
そうかもしれませんが、決しておろそかにできず、
経験を積むほど、改めて基礎に立ち返ることが
多いのです。

で、その後は打ち上げでした。
アルコールをほとんど飲まない私としては異例の
宴会続きでしたが、今回の発表も無事終わり、
これでしばらくは落ち着いて診療とその向上に
集中できそうです。
2009年10月25日 00:00

「経済の勉強」

毎月1回、
世界経済などについて学ぶ勉強会をやっています。
昨日の診療後、プロジェクターを出してきて
私の診療室でやりました。

これには歯科とは関係のない、
他業種の管理職の方なども来て、
経済指標の推移などについて議論したり、
ピーター・ドラッガーの本を読み合わせしたり、
各自がテーマを決めて発表したりします。

昨日は私の発表の番で、時間管理ツールである
「フランクリンプランナー」について発表しました。

その後西麻布で軽く飲み会になりました。

いつも思うのですが、
集まる人たちの性格や考え方はそれぞれでも、
人生の根本的な要素(と言っていいのかどうか)、

学ぶ喜びや、素直さ、明るさ、認めあう事の大切さ
などに対する価値観が近い友人たちとの
こういう会はとてもいいものですね。

(私自身はもう少し朗らかで明るい人になりたいと
常々思ってはいるのですが・・・)。
2009年10月22日 00:00

「自尊心について」

今読んでいる本はハイラム・W・スミス著の「TQ 心の安らぎを発見する時間管理の探求」という本です。

その中で引用されている、ある心理学者の指摘がなかなか面白いと思いました。

それは
「自尊心と生産性には深い相関関係がある」
というものです。

生産性の高い人は自尊心も強く
自尊心の強い人は生産性も高い

逆はどうでしょう。

ここでいう「生産性」は、物を作る、とか、収入を上げるといった、狭い意味でないことがわかります。

これまでに読んだ内容から
私流に解釈するに、
「自分の価値観に沿って、生産性の高い日々を送っている人は、強い自尊心を持つことができる。」
このあたりが今現在の答えでしょうか。
すごく思い当たります。

これで将来わが子に
「自尊心ってどうやって持つの」と聞かれたときのための
手がかりが少しだけつかめました。

「ところで価値観って何だ?」と考えながら、今日は家路につきました。
2009年10月19日 00:00

「勉強会」

今日(日曜日)は神保町(千代田区)の喫茶店に
抗加齢医学会の専門医たちが集まり勉強会でした。
毎月1回、同じ店で朝8時半からやっています。

この勉強会は3年位前の、専門医取得前からやっています。
当初は専門医試験準備のための勉強会で、
「細胞生物学」や「免疫学」などの基礎分野から
「サプリメント」や美容領域の「ボトックス」なんて
応用編まで1年間かけて勉強して試験に臨んだのでした。

それが専門医取得後も続いているわけです。

ちなみに今年のテーマは「口腔乾燥症」です。

一般的には、
加齢とともに人の唾液は減ってゆく傾向があり、

その結果、
虫歯や歯茎の炎症といったさまざまな問題が
発生してきます。

またそれだけでなく、
舌の痛みや異常感などに悩まされる方も
多くなってきます。

この原因は複雑であり、根治することは困難ではありますが、
適切な診断と対処を行うことができるようになれば、
高齢の患者さんのQOLの向上にかなり貢献できるはずだと
考えています。

勉強会の後は古本屋街にある食堂でランチをしてきました。
私の母校が神田駿河台(御茶ノ水駅のそば)だったので、
あのあたりは懐かしいです。
2009年10月18日 00:00

「デジタル化」

ご来院なさっている患者さんはご存知かもしれませんが、
当院では院内ネットワークによって電子カルテ化し、
画像データもすべてデジタル化されています。

こんな小さな医院なのに
院内LAN化、デジタル化にこだわる理由、

それは時間とエネルギーを最大限、
診療と説明に集中するため、です。

カルテを書くための時間などを可能な限り節約して、
お待たせすることなく治療に専念し、

そして
「治療」と「画像による治療経過の説明」間の移行は
常時シームレスで、
躊躇無く移行できることが理想であると、

私は開業当初から考えています。

そして今日、レントゲン室を工事し、
パントモグラフィーと呼ばれる大型のレントゲン機械を
デジタル化しました。

今後はさらに早く、
高精細なレントゲン作成と説明が可能になります。
2009年10月15日 00:00

「2連休」

この2日間は、なかなか楽しい連休でした。

1日目の午前は合気道で、

その後家族で
厚木にB級グルメの「B-1グランプリ」で有名になった
シロコロホルモンを食べに行きました。

でも調べていった店はタッチの差でシロコロが終わってしまい、とりあえず露天で「シロコロ」という串焼きを購入。
「これは本物なのか」と言いながらいただきましたが・・・

そして、湯河原に行き温泉に入りました。

その後、駅から徒歩10分(結構寂しい)の
ところにある、とある店で夕食。

この店は生活感にあふれた店内ですが
見るからに只者でない店主が
すばらしい海鮮丼を作ります。
それも意外と安いです。

そして1泊して
今朝早く私だけ東京に向かい
今日は1日、研修を受けてました。

研修は
最新の知識を得たり、技術を高めたり、
新しい価値観に触れたりすることができて、
私のライフワークの向上に直結していることが実感できるので、とても好きですね。
2009年10月12日 00:00

「プロジェクト」

最近いくつかのプロジェクトに取り組んでいます。

私のような自営の場合、
常に目標を設定していないと
生活にメリハリがなくなるから、というのもありますが、
最近は特に忙しくなっています。

なぜ忙しくなったかというと、
先月の5連休をまるまる使って
医院と私自身のビジョン、価値観、役割を
再確認したのですが、
その結果、いろいろな事の改善の余地が見えてきたのです。

5日間、私が机でボーっとしてたり、
メモ帳にカリカリ書き込んでたり、
車でどっかに行ってしまったり
(静かな場所で考え事をしていた)りしたものだから、

家族は心配したかもしれませんが、

おかげで人生において大事にしたい価値観や、
診療室のビジョンが見えてきました。

もちろん、根本的なものは変わりません。
ただそれを発見、明文化しました。

最近、P.F.ドラッガーの本を読んでいて
共感する部分がありました。
彼の本には難解な表現も多いので勝手に私流に解釈すれば、

「ビジョン、価値観の変更や確立は
あらゆる行為の再検討を要求し、
あらゆる改善のヒントを与える」わけです。

プロとしての成長の実感は日々のやりがいに
繋がっています。

一昨年より昨年、昨年より今年、今年より来年、
自分も診療室もレベルが上がっていることを約束したいと
思います。
2009年10月07日 00:00

「鎮静法という選択肢」

今日は日曜日でしたが診療でした。

木曜日(休診日)は顕微鏡学会のセミナーでジムに行けず、
今日は診療で合気道に行けなかったので、
体がなまってちょっとまずい感じで、
夕方子供と行った公園でナゾの懸垂男になってました。

ちなみに今日の診療はインプラントの埋入手術でした。
インプラントの場合、診療室をクローズして
室内を消毒して行います。

患者さんは若くて健康な方ですが、
顎の骨の形から処置が困難であることが
予想されましたので、
万全な体制で臨みました。

朝から診療室の消毒をし、
院長の私と専門医、アシスタントDr.、歯科麻酔科医、
患者さんとその付き添いの方で、
狭い診療室がかなりの人口密度でした。

手術は部分麻酔と
点滴から入れる鎮静薬で行います
(静脈内鎮静法といいます)。

オペ自体は結構ヘビーでしたが、
患者さんはスースー眠られていて、順調に終わりました。

時間は2時間でしたが、患者さんは眠っていたので、
手術後「なんかあっという間でした」と驚かれていました。


私も研修医時代や勤務医時代に、全身麻酔や
静脈内鎮静法の経験は積んできていますが、
今回、久しぶりにその有効性を実感しました。

歯科治療が苦手であった人にも
受け入れてもらえるような配慮をしながら、
なおかつ良い治療をする、というのが
私の努めであると考えていますが、

治療前から明らかに困難が予想される治療や、
どうしても歯科に対する恐怖心が強い方の場合、
鎮静法の利用も選択肢の一つとして、
あっても良いのではないか、と思います。
2009年10月04日 00:00

モバイルサイト

医療法人 入江歯科医院スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら

院長の私的ブログ 日々雑感
ブログ一覧