~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「そしてセミナー」

昨日もセミナーでした。
ITI(International team for implant)の
メンバーミーティングでした。

インプラントの治療成績は、世界中で
ものすごい勢いで蓄積されていまして、
ITIでは世界で出版された論文が
5年に一度、総まとめされて
再評価されるのです。

こういう最先端の分野は
根本的な、ほんとに大事な部分は
余り変わりませんが、
枝葉の部分は5年もたつと
だいぶ変わっています。

この「枝葉の部分」が
治療をしていく上で
より楽な治療を提供したり、
より長持ちする結果につながったりするので
やっぱりフォローが必要です。

お昼はクーポンをもらったので
フカヒレご飯を食べてみました。
最近は専門のチェーン店があるんですね。
2010年05月24日 00:00

「セミナー」

今日はセミナーに出席しました。

昨晩は遅くまで勉強会と打ち上げだったので
今朝は大丈夫か心配しましたが・・・

内容はインプラント矯正のセミナーで
6ヶ月コースです。
歯列矯正に矯正用インプラントを使うもので
まだまだ発展途上の分野ではありますが
これまでの概念をがらりと変える可能性があります。

私はこういう勉強会とかセミナーみたいなものが
結構好きです。

一生懸命準備して
創造的で情熱的な講師から
患者さんのニーズにさらに答えうる
知識やノウハウを吸収したり
皆でデータを深読みしたり、
自分の視点、新たな切り口から
精神的な空気を共有する、みたいな。
寝不足などは吹き飛びます。

あらゆるニーズに答えうる歯科医になりたい、
というのが私の目標、やりがいでもあるので
成長している実感が
本当に楽しいわけです。

以前マズローの「人間性の心理学」という
心理学の本のことを書きましたが
その一節を借りるなら、
やはり研修でも、職場でも、家庭でも、友達でも、
「人類」にはもともと、

 「自己実現」したい、という
 高次の欲求をがあり、
 優れた環境はこれを育成、奨励する。

本当にそう思います。

私はどうもコミュニケーションという点では
得意でないので
友人には「研究者向きではないか」とか
「専門分野で留学したらいいのでは」とか
言われますが、

どんな人にも
歯科医学ってすごい、と思ってもらえるものを
歯科医人生のうちで
実現したいと思うわけです。
2010年05月09日 00:00

「信用について」

最近、「信用」について
こんなことを考えました。

商売は信用が第一と言われます。
医療に商売という言葉を使うと
違和感がありますが
「信用第一」であることは
全く変わりません。

自力で手に入れる「信用」の
得難さ、有難さ、
そして維持することの難しさを、
「身をもって知る」、
これができることが
人生、厳しい生業(なりわい)にあえて身を置くことの
価値ではないか、と。

幼少のころから
そういうことを知っている人もいます。
「嘘はいけない事」とか
「命を大切に」とか
「正しいことは美しい」とか
改めて説明しようとすると
なかなか難しい根本的なことについて。
「そういうことを大事にしないと
大変なことになる」とか、

嘘、不正、怠惰、浪費などに対し
「そういうことはいけないことだ」とか
「ばちが当たる」とか
そういったことを
心から信じることができている人たち。
教育、道徳、宗教、経験、嗜好、文化
そういったものの違いなのでしょうか。

もともと身についている
人たちはいいのですが、
大半の人たちは
社会に鍛えられた末に
それを知ることができる人と
できないで終わる人に
分かれると思います。

子供のころから身についている人以外
誰もが、
始めは
それを心からは、
信じることができないのでは
ないでしょうか。

「本当に嘘はいけないんだろうか」とか

「もっとうまい具合にごまかして
人生乗り切れるんじゃないか」

「まあ適当にやっておけば」とか・・・

そういう化けの皮は必ずはがれて
嘘、偽り、ごまかしの類は
商売でも農業でも
ものづくりでも医療でも
必ず報いを受けるのではないか、と
ましてや信用を維持し続けることなど
決してできないのではないか、と考えました。

自分などまだまだだと思います。
歯がゆい思いもすることもありますが、
プロとして、社会人・家庭人として
信用される力をつけて
結果を出し続けて
人生が成り立つような

人生はその境地に達するための
修行ではないか
とも思うわけです。

若いころは障害が多いうえに
理想と現実のギャップが大きすぎて
誰でも苦労するわけですが
そのプロセスにもまた
価値があるとも思います。


うーん、ちょっと重かったですかね。
失礼しました。
2010年04月13日 00:00

「好きな本」

私は好きな本が
何冊かあります。

その中でも特にお気に入りが
2冊ありまして
一つ目は前にもたびたび書きましたが
「7つの習慣」です。

14年前から時々読んでます。
すばらしい本ですが
実行するのは大変で
20代で読み始めたのに
自分の「価値観」を見出せたのは
40代になってからでした。

もう一冊は
「人間性の心理学」
原題は「モチベーションとパーソナリティー」
アブラハム・マズローという心理学者の本で
こっちは4、5年前からでしょうか。

今日からまた読み始めました。
結構難解ではありますが

ジムで筋トレして
バイクをこぎならが読む、
結構好きな時間です。

また読み始めたのには理由があります。

昨日診療後、恒例の異業種勉強会がありました。
その後は飲み会。高尚な話から、
非常にくだらない話までできる
いい友達になりました。

そのときに出た話が
部下のモチベーションの話。
企業の管理職は大変です。

そこで思い出したのがこの本でした。
もしかしたらヒントがあるような
そんな気もしたのです。
おせっかいかもしれませんが
歯に衣着せぬ間柄なのでいいでしょう。

ちょっと宗教的な感じもするかもしれませんが
れっきとした心理学の本です。

その内容は    

人類にはもともと「自己実現」したい、という
高次の欲求があり、
優れた環境はこれを育成、奨励する。(職場も?)

しかし最も高次の「自己実現」の欲求は
それより下層にピラミッド型に拡がる
段階的な欲求が満たされるまで
表面化してくることはない。

幼少期に受けた動機付けは
大人になっても影響が続き
貧しい思いをした人はいつまでもお金を追い求め
愛情に飢えていた人はいつまでも愛情を求め続ける
そういう人たちは今の環境で
「自己実現」という欲求に、
なかなかたどり着かない。

逆に幼少期に愛情や豊かさを実感しながら育った人は
大人になってから
愛情やお金にそれほど「こだわらない」大人になり
ほどほどの現状の中でも
「自己実現したい」という高次の欲求に
到達しやすい。

では到達できないなら
どうしたらいいか、

うーむ、そのヒントがあるかどうかは
まだ読み込みが足りないので
何とも言えませんが。

経営者としても
参考になります。
職場、家庭、教育、社会、いろんな環境の
フレームワークを考える上で
大変興味深い本だと思います。
2010年03月28日 00:00

「VIP」

場所柄かVIPと呼ばれる人たちが来ます。
一国の浮沈にかかわりそうな人も来ますが

えらく忙しい方が多いので
治療の段取りや治療後の仕事への影響など
秘書の方と
とても気を使います。

でも本当の事は
きちんと伝えます。
どんなVIPでも、
なにが原因で
どれがプラークで
どうすれば取れるかも
必ず伝えます。

皆さんにとっては
新鮮なようです。
遠慮して、誰も本当の事を言わなかったのでしょうか。
だから重宝がられます。

でも決してくどくは言いません。
賢い人たちですから
自分で判断します。
優先順位の問題です。

あとうわの空のように見えるときは
決して不必要に話しかけません。
とても重要な判断の最中かもしれないからです。

予防もきちんと
治療も所定の手順をきちんと踏んで進めます。

その患者さんが将来リタイヤして
肩書きがなくなっても、
かけがえのない自分の歯で
健康的な生活を送れるように。
2010年03月05日 00:00

「専門医という人々」

最近はいろんな「専門医」がちょくちょくやってきます。

以前、インプラントと麻酔科の専門医の話を書きましたが、
最近は歯周病、矯正の専門医がきて、
タイアップして診療したりしてます。

専門医と診療するのは
とくに重症の歯周病や矯正、
インプラントでリスクを伴う場合など、
私が診て、専門医がいいかな、と思うときで
患者さんと相談し、
患者さんがそれを希望された場合です。

患者さんは、遠方から新幹線に乗って(または飛行機で)
来院されたりしてます。

歯周病と矯正の専門医はもともと私の友人ですが
「スウェーデン仕込み」です。
イエテボリ大学という、
歯科医学では世界最高峰とも言われているところで
数年間留学をして、あちらの専門医資格を持っています。

当然、私の怪しい英語とはウラハラに、
ぺらぺら(スウェーデン語も?)ですし、
あまりひけらかしませんが、とっても頭の切れるやつらです。

あとなんといっても彼らはハートがいい。
お国柄もあるのかもしれませんが

そもそも、あちらでは倫理学がとても重視されますので、
商業主義だったり、コンセプトがおかしい医院では
彼らは仕事をしません。

そういう、有能でハートの熱い人材が
集ってくれて、検討しながら
診療できる医院であることは
私としてもうれしい限りです。
2010年03月03日 00:00

「google」

googleで入江歯科と入れると
たくさんの入江歯科が出てきます。
全国津々浦々
こんなに入江歯科があるのか、と
驚いてしまいます。

「入江歯科 広尾」(私の医院)の検索数が1万1千件になってます。
どういうことなんでしょうか?

googleで出てきた私の医院のリンクを
クリックしてみたら、
google mapでした。
「オーナーですか?」というタグがあり
そこから入れたので、
面白いので
私の医院のアドレスが出るように設定してみました。

「個人情報のため掲示前にこちらより
確認のお電話をいたします」と書いてあり、

「ふむふむ、なるほど。
明日の営業時間中にでも電話が来るのかな」
などと思いながら
送信キーを押した瞬間、まさに同時に
電話が鳴った(googleからの電話)ので、びっくりしました。

さすがgoogle、勢いが違います。
近未来の映画を見ているようで、
えらいシステムです。


ところで私の医院のホームページは
いかにも手作りっぽい感じではありますが、
今はこれでいいかな、と思っています。
決して耳に心地よい事ばかりは書いていない上に
料金表まで出させて頂いているのですが、
その内容を見て来てくれる方々がいらっしゃるのは
ありがたいことです。

ただ昔からいらして頂いている患者さんに
決して迷惑をかけるわけにはいきませんので
ホームページは様子を見ながら
やりたいと思っています。
2010年02月20日 00:00

「使い回し事件について」

愛知県の歯科医院でインプラントが使い回されていた、という報道が世間を騒がせています。いろいろ調べてみたのですが、やはり失敗したインプラントを使いまわしていたというのは本当のようです。

 正直、背筋がぞっとする程、恐ろしい話です。その医院でインプラント治療を受けたたくさんの患者さんの恐怖はいかほどでしょうか(その院長は自称数千本の経験があったそうです)。

 「安いインプラント」を売りにした医院で、コストを下げるための様々な不適切な行為も行われ、精密が肝である部品まで手作りしたり、毎日のように失敗インプラントの流用が行われた???なんでそんなに失敗インプラントがあるんでしょうか(今日のシステムではまず埋入時に失敗、なんてことはないと思いますが)。そのほかにも信じられないエピソードの数々・・・。

 異常なほどお金に執着する歯科医だったようです。病んでいたとしか考えられません。幼児体験のなせるものなのでしょうか。それで幸せになれると思っていたのでしょうか。
2010年02月04日 00:00

「寒中の行」

今朝まで「寒中の行」というのをやってました。
これは私が通っている合気道道場のイベント?です。

毎年「大寒」の時期にやります。
今年は特に熱心な4人の男性が連日通って来てます(私含む)。

夜明け前から道場に集まり、道着に着替え、
道場の窓を開け放ち(!)
館長先生と向き合って座り、両手で印を結び、
真っ暗で極寒の道場の中で1時間正座します。

最初の30分は微動だにせず無心。
手などひりひりしてきますが
なぜか寒さは感じません。
なぜでしょうか。
そして目をあけると夜が明けています。

残りの30分は正座のまま「呼吸」の鍛錬をします。

30秒くらいかけて口から息を吐き
30秒くらいかけて鼻から吸います。

西洋のスポーツとは「呼吸」が違うようです。
多人数を相手にしているときなど
技や相手の動きに合わせて呼吸している人は
すぐにバテてしまうとのこと。

終わりに近づくと足もビリビリしてきます。

初日は大変でした。
しびれ感の中、最後まで意地でやりました。
寒さはあまり感じなかったのですが
やっぱり体は冷えていたようで
行の後、館長先生がちゃぶ台を出して
お茶を淹れてくれたのですが
「あたたかい」ということが
すごく贅沢に感じました。

そして今日は最終日でしたので
なんと上半身は道着を脱いで(!)やりました。
男ばかりだからいいのですが
まさにガチンコ勝負という感じでした。

こういう「非日常」はある意味リフレッシュします。

しかし人の気持ちというのは不思議なもので
暖かい部屋でヒーターに張り付いていても
寒くて風邪をひくこともあれば

真冬の夜明け前の外気のなかで裸でいても
不思議なことに鼻水一つすする人はいませんでした。

気持ちがもたらすパワーの大きさを
改めて実感した日々でした。

2010年01月20日 00:00

「お正月」

皆様、あけましておめでとうございます。
今年が、皆様にとって健康で充実した1年となりますよう、
お祈りしております。

我が家は年末の姉の件がありましたので
派手なお祝いはない正月でした。

年末は30日まで仕事してましたが、
歳が明けて三が日は
初日の出を見に行ったり、
折りたたみ自転車など出して
子供と近所の公園などでぶらぶらしてました。

そして4日からは
北海道の小樽へスキーに行きました。
私は北海道フリーク、とまではいかないかもしれませんが
十数年前から年1~2回のペースで
遊びに行っています。

いつもレンタカーを借りていますが
今年の山中の吹雪はすごかった。
吹雪の中での地元民の運転の飛ばしっぷりにも
驚きましたが。

小樽はいい町です。
札幌のように巨大で移動が大変、ということも無く
風情があって、食べ物がおいしく
温泉もいい。

我々夫婦は自分から飲むほど
アルコールが好きではないのですが
どちらも歯医者のくせに
どちらかというと甘い物好きです。

今回もいろいろ行ってきました。

過去の名店が
なんだかいまいちになっていたり
(驕りのせいでしょうか)
新進気鋭の店の中には
一口だけで
「むむっ、これはちがう」と思わせる店があります。

勉強になります。
この「知り尽くしている」という感じ。

私は医療をやっていますので
まずよい結果をめざすことは大前提ですが
それを踏まえたうえで
歯科に対する、あまり良くない既成概念を
持って来院された患者さんに
「むむっ、これはちがう」と、
思ってもらえるような、

そんな医院を目指したいと考えています。
2010年01月07日 00:00

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