~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「また勉強会」

昨日は新橋で慶大研修医時代の同期生が集まって
勉強会がありました。

1から2ヶ月に1回やってます。
新橋なのは、みんなが集まるのに中間地点で
都合が良いためです。
その後の打ち上げの場所も大体決まっています。

前回と今回の発表の担当は私でした。
内容は、前にもこのブログで話題に出た
「コンポジットレジン」についてで、
4時間かけてごく基礎から最新のトピックスまで
総ざらいしました。

「ごく基礎の部分」というのはどの業界でも
そうかもしれませんが、決しておろそかにできず、
経験を積むほど、改めて基礎に立ち返ることが
多いのです。

で、その後は打ち上げでした。
アルコールをほとんど飲まない私としては異例の
宴会続きでしたが、今回の発表も無事終わり、
これでしばらくは落ち着いて診療とその向上に
集中できそうです。
2009年10月25日 00:00

「経済の勉強」

毎月1回、
世界経済などについて学ぶ勉強会をやっています。
昨日の診療後、プロジェクターを出してきて
私の診療室でやりました。

これには歯科とは関係のない、
他業種の管理職の方なども来て、
経済指標の推移などについて議論したり、
ピーター・ドラッガーの本を読み合わせしたり、
各自がテーマを決めて発表したりします。

昨日は私の発表の番で、時間管理ツールである
「フランクリンプランナー」について発表しました。

その後西麻布で軽く飲み会になりました。

いつも思うのですが、
集まる人たちの性格や考え方はそれぞれでも、
人生の根本的な要素(と言っていいのかどうか)、

学ぶ喜びや、素直さ、明るさ、認めあう事の大切さ
などに対する価値観が近い友人たちとの
こういう会はとてもいいものですね。

(私自身はもう少し朗らかで明るい人になりたいと
常々思ってはいるのですが・・・)。
2009年10月22日 00:00

「自尊心について」

今読んでいる本はハイラム・W・スミス著の「TQ 心の安らぎを発見する時間管理の探求」という本です。

その中で引用されている、ある心理学者の指摘がなかなか面白いと思いました。

それは
「自尊心と生産性には深い相関関係がある」
というものです。

生産性の高い人は自尊心も強く
自尊心の強い人は生産性も高い

逆はどうでしょう。

ここでいう「生産性」は、物を作る、とか、収入を上げるといった、狭い意味でないことがわかります。

これまでに読んだ内容から
私流に解釈するに、
「自分の価値観に沿って、生産性の高い日々を送っている人は、強い自尊心を持つことができる。」
このあたりが今現在の答えでしょうか。
すごく思い当たります。

これで将来わが子に
「自尊心ってどうやって持つの」と聞かれたときのための
手がかりが少しだけつかめました。

「ところで価値観って何だ?」と考えながら、今日は家路につきました。
2009年10月19日 00:00

「勉強会」

今日(日曜日)は神保町(千代田区)の喫茶店に
抗加齢医学会の専門医たちが集まり勉強会でした。
毎月1回、同じ店で朝8時半からやっています。

この勉強会は3年位前の、専門医取得前からやっています。
当初は専門医試験準備のための勉強会で、
「細胞生物学」や「免疫学」などの基礎分野から
「サプリメント」や美容領域の「ボトックス」なんて
応用編まで1年間かけて勉強して試験に臨んだのでした。

それが専門医取得後も続いているわけです。

ちなみに今年のテーマは「口腔乾燥症」です。

一般的には、
加齢とともに人の唾液は減ってゆく傾向があり、

その結果、
虫歯や歯茎の炎症といったさまざまな問題が
発生してきます。

またそれだけでなく、
舌の痛みや異常感などに悩まされる方も
多くなってきます。

この原因は複雑であり、根治することは困難ではありますが、
適切な診断と対処を行うことができるようになれば、
高齢の患者さんのQOLの向上にかなり貢献できるはずだと
考えています。

勉強会の後は古本屋街にある食堂でランチをしてきました。
私の母校が神田駿河台(御茶ノ水駅のそば)だったので、
あのあたりは懐かしいです。
2009年10月18日 00:00

「デジタル化」

ご来院なさっている患者さんはご存知かもしれませんが、
当院では院内ネットワークによって電子カルテ化し、
画像データもすべてデジタル化されています。

こんな小さな医院なのに
院内LAN化、デジタル化にこだわる理由、

それは時間とエネルギーを最大限、
診療と説明に集中するため、です。

カルテを書くための時間などを可能な限り節約して、
お待たせすることなく治療に専念し、

そして
「治療」と「画像による治療経過の説明」間の移行は
常時シームレスで、
躊躇無く移行できることが理想であると、

私は開業当初から考えています。

そして今日、レントゲン室を工事し、
パントモグラフィーと呼ばれる大型のレントゲン機械を
デジタル化しました。

今後はさらに早く、
高精細なレントゲン作成と説明が可能になります。
2009年10月15日 00:00

「2連休」

この2日間は、なかなか楽しい連休でした。

1日目の午前は合気道で、

その後家族で
厚木にB級グルメの「B-1グランプリ」で有名になった
シロコロホルモンを食べに行きました。

でも調べていった店はタッチの差でシロコロが終わってしまい、とりあえず露天で「シロコロ」という串焼きを購入。
「これは本物なのか」と言いながらいただきましたが・・・

そして、湯河原に行き温泉に入りました。

その後、駅から徒歩10分(結構寂しい)の
ところにある、とある店で夕食。

この店は生活感にあふれた店内ですが
見るからに只者でない店主が
すばらしい海鮮丼を作ります。
それも意外と安いです。

そして1泊して
今朝早く私だけ東京に向かい
今日は1日、研修を受けてました。

研修は
最新の知識を得たり、技術を高めたり、
新しい価値観に触れたりすることができて、
私のライフワークの向上に直結していることが実感できるので、とても好きですね。
2009年10月12日 00:00

「プロジェクト」

最近いくつかのプロジェクトに取り組んでいます。

私のような自営の場合、
常に目標を設定していないと
生活にメリハリがなくなるから、というのもありますが、
最近は特に忙しくなっています。

なぜ忙しくなったかというと、
先月の5連休をまるまる使って
医院と私自身のビジョン、価値観、役割を
再確認したのですが、
その結果、いろいろな事の改善の余地が見えてきたのです。

5日間、私が机でボーっとしてたり、
メモ帳にカリカリ書き込んでたり、
車でどっかに行ってしまったり
(静かな場所で考え事をしていた)りしたものだから、

家族は心配したかもしれませんが、

おかげで人生において大事にしたい価値観や、
診療室のビジョンが見えてきました。

もちろん、根本的なものは変わりません。
ただそれを発見、明文化しました。

最近、P.F.ドラッガーの本を読んでいて
共感する部分がありました。
彼の本には難解な表現も多いので勝手に私流に解釈すれば、

「ビジョン、価値観の変更や確立は
あらゆる行為の再検討を要求し、
あらゆる改善のヒントを与える」わけです。

プロとしての成長の実感は日々のやりがいに
繋がっています。

一昨年より昨年、昨年より今年、今年より来年、
自分も診療室もレベルが上がっていることを約束したいと
思います。
2009年10月07日 00:00

「鎮静法という選択肢」

今日は日曜日でしたが診療でした。

木曜日(休診日)は顕微鏡学会のセミナーでジムに行けず、
今日は診療で合気道に行けなかったので、
体がなまってちょっとまずい感じで、
夕方子供と行った公園でナゾの懸垂男になってました。

ちなみに今日の診療はインプラントの埋入手術でした。
インプラントの場合、診療室をクローズして
室内を消毒して行います。

患者さんは若くて健康な方ですが、
顎の骨の形から処置が困難であることが
予想されましたので、
万全な体制で臨みました。

朝から診療室の消毒をし、
院長の私と専門医、アシスタントDr.、歯科麻酔科医、
患者さんとその付き添いの方で、
狭い診療室がかなりの人口密度でした。

手術は部分麻酔と
点滴から入れる鎮静薬で行います
(静脈内鎮静法といいます)。

オペ自体は結構ヘビーでしたが、
患者さんはスースー眠られていて、順調に終わりました。

時間は2時間でしたが、患者さんは眠っていたので、
手術後「なんかあっという間でした」と驚かれていました。


私も研修医時代や勤務医時代に、全身麻酔や
静脈内鎮静法の経験は積んできていますが、
今回、久しぶりにその有効性を実感しました。

歯科治療が苦手であった人にも
受け入れてもらえるような配慮をしながら、
なおかつ良い治療をする、というのが
私の努めであると考えていますが、

治療前から明らかに困難が予想される治療や、
どうしても歯科に対する恐怖心が強い方の場合、
鎮静法の利用も選択肢の一つとして、
あっても良いのではないか、と思います。
2009年10月04日 00:00

「勉強会」

最近はホームページ経由でブログに来てくださる
歯科医の方も増えているようで恐縮しております。

ホームページのコンセプトや
料金表を見ていただければ
お解りいただけるかと思いますが、

私の医院では、ある程度の費用をいただいても、
患者さんができるだけつらくないように、
そして決してひどい思いをしないよう、
それでもきっちりと再発の少ない方法・材料を使って、
結果の良い治療をすることが、
自分の果たすべき責任であると考えています。

ご存知の通り、
患者さんがつらくないように、
かつ良い治療を提供するということは、
今日でも歯科医にとってかなり高いハードルになっています。

私はこれを確立すべく、さまざまな知識、
ノウハウや設備を診療室に導入してきました。

このブログをごらんの方で、
近しいコンセプトをお持ちの先生方、
一緒に情報交換会、勉強会をしましょう。

診療室にコンタクトを取っていただければ光栄です。
2009年10月02日 00:00

「フランクリン」

最近はまっているのは
「フランクリン手帳」です。
まあいわゆる時間管理の手帳なのですが
この手帳は「第4世代」と言われます。

第1世代は単なるメモ帳
第2世代はスケジュール帳
第3世代は目標やプロジェクトから行動計画を作ったりする、能率、効率を追求した手帳

第3世代でも手帳としてはだいぶ完成されているようにも思いますが、これで起こりうる問題として「梯子(はしご)の掛け違い」という問題があるようです。

まず目標とか、まずプロジェクトありき、ですと

せっかく目標に向かって全力で登りきってゴールに到達したのに、「なんか違うかも」とか

梯子を登っている途中でふと我に帰った時に
「あれこれでいいのかな」とか
「自分は何をしているのか」とか・・・

仕事上の目標やプロジェクトならば
自分の「したいこと」と必ずしも一致していないかもしれません。

でもどんな「自分らしさ」を発揮して、
そのプロジェクトや目標を達成したいか

どんなものが好きとか、どんな人生を実現したいとか、
自分の重要ないくつかの役割、親とか歯医者とか友人とか、それぞれの役割の「長期的な目標」を考えてみると

仕事である「目標」や「プロジェクト」の中にも
自分らしい価値感や判断基準といった
「コンパス」と「パワーの源泉」を見出すことができます。

同時に自分の価値観と合わない「時間泥棒(時に魅力的)」に
意外ときっぱり背を向けることができます。

人間は一度に一つのことしかできませんので
自分が今やっているメインの事の中に
自己実現に向かっているという達成感を見出したいものです。

こういった機能があるのが第4世代手帳ということですが
でもまあ、あくまで手帳ですから、
これは枠組みにすぎません。
良くできてはいますが、使いこなすには
相当なパワーを投入する必要がありますし
それを求める時期でなければ厳しいと思います。
もともとこういうものが必要のない人もいるかもしれません。

私は意外とこういうのは好きですね。
2009年10月02日 00:00

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