~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

「診療について」

福島第一原子力発電所の事故の影響が
首都圏を脅かしつつあるようですね。

先日、東北地方太平洋沖地震の時に
首都が機能不全に陥った時にも
思いましたが、
まるで盤石なものであるかのように
思いこんでいた
平和な暮らしの、脆さ、
隣り合わせだったリスク・・・

状況は複雑さを増しているようで
今後どのような展開になるか予想できませんが

政府から屋内待機の指示があった場合や
明らかに危険と思われる状況が発生した場合、
インフラの停止などが生じた場合、
人命を最優先に考え、
診療室は休止いたしますので
くれぐれも危険を冒してまでご来院なさらないよう
ご注意ください。
2011年03月30日 00:00

「地震」

かなりの揺れでしたが
その後問題なく診療は継続できました。
診療室機器その他にも問題ありません。

首都圏の交通機関は麻痺状態ですが
明日も診療するつもりでおります。
ただし明日のアポイントの遠方の患者さんは
無理をなさらないよう
ご連絡ください。

とりあえずご報告まで
2011年03月11日 00:00

「審美歯科」

今日もセミナーでした。
東京もだいぶ雪、降ってました。
寒かったですね。

内容は審美歯科関連でした。
この分野も著しい進歩をとげています。


10年位前でしょうか
私は接着歯科を主にやってました。

いかに削らずに治すか、という分野ですので
見た目のために削ってかぶせる
当時の審美歯科が実はあまり好きでは
ありませんでした。

できるだけ削らずに治そうとする接着歯科学と
削ってかぶせても、美しい見た目を実現しようとする
審美歯科学

まったく相反する分野のように見えます。

ところが
それらは今は融合しています。

歯科のどの分野もそうですが
最善の治療を求めると
結局各分野の強みが残り
バランスのとれたものになってくるわけです。

今や接着なしの審美は考えられない時代になりました。

接着と審美だけでなく
インプラントと入れ歯の融合、なんていうのも
最近は話題ですね。

ずっと昔、大学の哲学で習いましたが、
相反する二つの理論は
互いに否定しながらも
それぞれのいいところを取り入れ
結局バランスのとれたものに
なってくるそうです。

本当にそうですね。

最近の審美歯科は
だいぶバランスのいいものになりました。

その背景には
急速なナノテクノロジーの進歩や
歯を3Dデータとして処理する
コンピューターの進歩があります。
もちろん接着技術も。


見た目を含めた、トータルな治療
ご遠慮なく、ご相談ください。
2011年02月11日 00:00

「マウスピース矯正」

今日は勉強会でした。

マウスピース矯正の
症例報告会です。

従来の矯正治療はワイヤーを使って歯を動かすわけですが
マウスピース矯正では透明のマウスピースを歯につけることで
歯を動かしてゆきます。

見た目もほとんどわかりませんし、
発音などへの影響もほとんどありません。

この分野は日進月歩で
いいことづくめの様ですが、
残念ながら万能ではありません。

ちょっとシビアなケースになりますと
ワイヤーなしで治すことはいまだに困難です。

メーカーは「どんなケースでも」なんて発表したりしますが、
ちょっと誇大かな、と思います。

でも全期間ワイヤーでなく、
マウスピースと
ワイヤーをそれぞれ使うことで
ワイヤー期間を短縮することはできるでしょう。

状態によっては
マウスピースだけで治せる場合もあるので
ご希望があればご相談ください。
2011年02月06日 00:00

「厚い本」

私はどうも「厚い」本が好きなようです。
読み切れなかったりすることもあるのですが。

時々やたらに買ってしまう時期があります。
特に大きな判断の時や
将来の方向性について考えているときなど。

今回は700ページを筆頭に
500ページが2冊

薄いのも買いました。
「どこでも座禅」と
「20歳の時に知っておきたかったこと」

いい本ですね。
前者はこれからお世話になりそうですし
後者もとても参考になりました。
これはスタンフォード大の講義らしいです。
後輩が留学してましたが
こんな講義を受けるのでは、
スタンフォード恐るべし、です。

で、いい本はアンダーラインを引きながら読んで
ひらめいたことは書き込みして
再度チェックします。


いい本は何年後かに読み返すと
昔とは違う場所にアンダーラインを
引くことになります。
自分の成長を実感する
数少ない機会でもあります。
2011年01月18日 00:00

「謹賀新年」

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

といっても、できれば
歯医者さんには、
あまりお世話になりたくは
ないですよね。

私だってそうです。
きちんと治療した後は
チェックのために最小限
歯科医院に来院する
それが理想だと思います。

今年も
自分自身が「受けたい」と思う治療、
説明も、麻酔も、処置内容も、設備も
こだわっていきたいと思います。


話は脱線しますが、

問題は、「私自身」が虫歯になったときです。
私の歯は
予防歯科学に基づいた絶妙な(?)
コントロールで、
重症化をまぬがれておりますが、
これが悪くなったら大変。

場所によっては自分で治療することもあります。
でもやっぱり大変です。
初めて自分で治療しようとした時、
準備万端整えて
診療台に横になって、
さあ始めよう、と思った時
ペダルが踏めない(機械を動かせない)
ことに気付きました・・・

私という人間ががもう一人いるなら
麻酔も、処置も
私のやり方で、顕微鏡も使って
きっちりやって欲しいものです。


ところでまた話は変わりますが、

今日は休診で
診療室の整備に行きました。

気になっていたのは、配線。
当院はネットワークや映像機器が
縦横に配線されているので
これをきれいに束ねるのは
意外と難しい。

こういうことはプロに任せて
少しでも歯科に関する
勉強したり、鍛錬したり
システムを検討したり
臨床医としてのハートを磨いたり、
そういったことが
私には求められているのかも
しれないのですが

こういう作業を
一人黙々としていると
いろいろひらめきがあったり
開業前の準備のころを思い出して
初心に帰ったりして
やっぱりこういう時間も
必要なんだなと
思うわけです。
2011年01月02日 00:00

「オーロラ」

最近気になったことは
「オーロラ」でしょうか。

北欧かアラスカらしいですね。
オーロラを見に行けないか
いろいろ調べました。

もしかしてオーロラを見られたことがあるかも、
と思った患者さんには
聞いてみたのですが

「私も見たいんです」という方はいても
見た人はいませんでした。

いろいろ調べると
マイナス20度とかの中で
朝方まで何日もがんばったりするとか・・・

きっと見られたら感動するんだろなあとか
夜中2時までネットで調べていたら
翌日熱が出たので
とりあえずやめました。
それだけが理由ではありませんが


いずれ行くと思います。

ところで北欧といえば最近、
あちらに留学していた友人が本を出しました。
北欧流の予防歯科に関する本です。

なかなかコマーシャルベースでは触れることのない
予防歯科の本質、について書いているのですが
その中には興味をひかれる内容が多々ありました。

その一つが
「原因の原因」というところ。

虫歯の原因についての話から
虫歯に限らずいろいろな事象の「原因」と「結果」について、
話を一般化しています。

例として
「君がサッカーボールを蹴ったら家のガラスに当たり、割れた、何が原因か」
というのがありました。

ガラスが割れた、ということが結果
サッカーボールをけったことが原因ですが
臨床医にとっては
いろんな原因(理由)を考慮する必要があります。

なぜそんな場所で蹴ったのか
なぜその方向に蹴ったのか
どうしてそんな強く蹴ったのか
ガラスが薄かったのではないか、などなど・・・

こういった考え方は
虫歯などの予防に
応用することができます。

そしてこれを突き詰めてゆくと、
サッカーボールを蹴らざるを得ない心理状態に
追い込んだ環境とか

そのような環境に追い込まれると
そういった心理的反応を選択することもある
人間の心理構造の理由は・・・

そこまで考える必要はないのですが、
生存本能とか、
人類の役割(?)とか

うーん話は脱線しましたが
私はいつかそういう勉強をしてみたいと思ってます。

虫歯もそうですが、
病気はなぜあるのか、私は時々考えます。

究極の謎、とでも言いますか、
「私達は何か、人類は何のために生まれたのか、
その理由はあるのか、ないのか」というようなことに

科学的に迫ってみることに
ちょっと憧れています。

年末らしい話題になりました(そうでもないか)。


今年も一年、ありがとうございました。
皆様良い年をお迎えください。
2010年12月31日 00:00

「睡眠について」

ここ数年、仕事の日は
朝5時には起きる生活を続けておりましたが、
最近は6時起きにしてます。

私が朝早く診療室に来ているのを知った患者さんたちが
心配してくれたりもするのです。

ここは場所柄、経営者とか、管理職をしている人が多くて
気合で早起きばかりしていると
うつとか、そういうような、具合を悪くするんじゃないかと
思われるようです。

ある方は同じようにしていて、ある日突発性難聴になって
苦労した話をしていました。

無意識のうちに体に負担を溜めている、そういうことが
あるのでしょう。

五感をフル活用する仕事ですので
難聴とかなったら仕事になりませんし。

ガンガン早起きして、ガツガツ食べて
バリバリ仕事する・・・
ちょっと時代が違うかもしれません。

長期間のパフォーマンス維持のためには
栄養も、睡眠も、
質の良いものを、適切な量摂ることが
大切ですね。
2010年11月24日 00:00

「漂白」

最近当院でも歯のホワイトニングをやる機会が
多くなりました。

以前はホームホワイトニングという、
患者さんが自分でやるタイプを
お勧めしてましたが、
今はオフィスホワイトニングと呼ばれる、
診療室で短時間で行う方法のための設備があります。

ホワイトニング前提の治療、というのも増えてきて
先に天然の歯より白い差し歯を入れたり、
白い詰め物をしておいて
あとから歯の方を白くして合わせます。

オフィスホワイトニングは
1時間程度の施術時間で
グーンと白くなります。

私の歯も白くしました。
実際、昔に比べてとても白くなっているのですが
人間というのは不思議なもので
もともとこのくらいだった気がしてしまうわけです。

困ったものです。

漂白も、歯列矯正も、審美治療もそうですが、
治療前の写真撮影は絶対に必要とされています。

治療後に治療前の写真を見ると、
びっくりします。

こんな色だったのか、とかこんな歯並びだったのか、とか。


その昔、「足るを知る」をテーマに生活をしてみようかと
思ったこともありますが、
難しいですね。

満足せずに追求することは
やっぱりパワーの源泉でもあり
プロの世界は「これでいいや」と思ったら
終わりというところもあります。


オフィスホワイトニング、お勧めです。
笑顔がパッと明るくなります。
機械がちょっと怖いと思う方は
ホームホワイトニングでもいいかもしれません。
2010年11月15日 00:00

「いつのまにか」

いつのまにかブログ、だいぶご無沙汰してしまいました。

今年の夏は、ほんとに忙しかったです。
忙しいといっても私の医院にいらっしゃる
患者さんは多くても
一日に7人とか8人ですが。

虫歯や歯周病のリスクが高く(発生しやすく)
できるだけ再発のない治療をしてほしいという患者さんや

以前に歯科で大変な思いをして、とにかく辛くないように
かつ、いい治療をしてほしい、という患者さん、

そして
最新・最良の方法、材料を使って
とにかく最高の結果を出してほしいという患者さんとか、


まあ、気合が入るわけです。


過去に蓄積された歯科学の知識で解決可能なものもあれば
最新のマテリアルや手法でなければ解決できないものもあります。

昔の論文や匠の技術からの
温故知新の発見が
解決をもたらすこともある一方で

最新の
歯の色をした白っぽい金属や
ナノテクノロジーを駆使した高分子素材
水分を含んだ有機物への接着技術
形状記憶合金の器材や
高強度型のセラミック
漂白技術や
顕微鏡下での処置などが
解決につながることもあります。


まあ、たまらないわけです。
複雑な状況であるほど
気合が入ったりします。


スタッフには「ほんとに好きなんですねえ」と
言われたりしますが、

好きというのとはなんか違う、
でも人生かけるだけの
やりがいは感じるわけです。
2010年11月12日 00:00

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