AI
最近はかぶせ物などを作る際の型取りの時に
口腔内スキャナーという機器を使うことが
多くなりました。
これを導入する際にも
どの機種がいいか、とか、どう違うか、とか
どういう時にはどの機能が有効か、とか
さんざんChatGPTに相談して
質問者のレベルに合わせて
回答のレベルを変えてくるAI
ホントになんという時代が来たのでしょう。
最近はあまりgoogle検索もしなくなってきました。
ちょっと前まで
人工知能やロボットが進化すると
人間の仕事で単純作業は
ロボットに奪われるのではないかと言われていましたが
昨今のAIの進歩は
単純作業でなく、むしろ
医師や弁護士などの高度な知的労働や
デザイナーなどの創造性を必要とする仕事を
人間から奪おうとしているようです。
で、口腔内スキャナーで製作した
かぶせ物などのクオリティーが
低いかというと、
全くそんなことはなくて
むしろ残念なことに
腕のいい技工士さんが
手作業で作ったものより
ぴったり合ったりします。
なぜかというと
従来の技工操作では
かぶせ物を作るのに
型を取り、
そこに石膏を注いで模型を作り
その上でかぶせ物を製作していました。
こういう作り方で
生体にぴったり合うかぶせ物を作るためには
精度が大事だ!と
探求し続けてきたわけですが
石膏模型と違って
人間の歯並びは噛み締めると歪みます
口腔内スキャナーで製作するかぶせ物は
噛み締めて歪んだ状態を取り込んで
バーチャル上でかぶせ物を製作するために
人の口の中に入れても、
しっかり噛んだ時にちょうど良い高さのものが出来てきます。
わずか数年前まで
使い物にならんと言われていたものが
主流になりつつあり
ほんとに時代の進歩は
想像を超えてきます。
2025年05月13日 16:29