~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

マウスピース矯正と適応症

マウスピース型の矯正装置は日々進歩しています。

以前インビザラインという商品が
一世風靡し、
世界的に今も主流ではありますが

最近は様々な競合が現れて
それぞれ強みをもって
自社製品を開発しています。

どれも似たようなものかというと
そうではなくて

各社の製品にはそれぞれ個性があります。

アタッチメント、と呼ばれる部品や
トリムラインといった設計、
素材となるシートにも
各社様々な個性や特許、
技術的な強みなどをもっています。

これらの開発競争のおかげで
マウスピース矯正の適応症も日々拡大して
人類は目立たない矯正治療の恩恵を
より多く受けられるようになってきています。

それぞれの製品に得意、不得意があるため
Dr側は様々な症例に対応しようとすると
複数のライセンスを持つ必要があります。

ほとんどの製品がデジタルですが、
中には今も歯科技工士さんが
手作業で製作するものもあり、
症例によってはそれが向いている場合もあります。

そのような製品は技工士の腕次第で結果が変わるので
腕のいい技工士と連携する必要もあります。

ワイヤー矯正の時代と比べて
いわゆる抜歯して行う矯正も少なくなりました。

中高年の矯正症例も増えてきています。

ご興味あればご相談いただければと思います。








 
2026年04月14日 07:56

アピアランス ~中高年の歯列矯正について~

加齢とともに
「歯並びが悪くなってきた」という
相談を受けることがよくあります。

人の歯は年齢とともにすり減ったり
傾斜したりする傾向があり

「若い頃はもっといい歯並びだったのに」
いつの間にか
前歯などがガタガタになってしまっている
など

人生80年から90年の時代になり
昔は「歳だから」とあきらめていた事も

今は60代も70代も
まだまだ現役

男性も女性も
「アピアランス」が重視される
時代になりました。

ちょっとここを治したい、など
の希望もよくあります。

ちなみに中高年でも歯列矯正は可能です。

今は目立たない装置で
できるようになりました。

ただし、骨細胞の代謝は低下していますので
時間はかかるのと
様々な配慮をする必要はあります。

すでに入っているかぶせ物や、インプラント、
歯周病や内服薬との兼ね合いなど

私の考えとしては
中高年の矯正治療では

見た目にかかわる前歯を中心に動かし
何十年機能してきた奥歯の噛み合わせは
できるだけ動かさずに

できるだけ安全重視で
矯正期間中も生活に負担の少ない矯正を
注意深くフォローしながら
行うべきです。

目立たない矯正治療と
歯のホワイトニング
古いクラウンの作り直しなどで
見た目は大きく改善することが可能です。

ご興味がおありならば
一度ご相談いただければと思います。




 
2025年12月09日 07:34

前歯の歯並び

一般的な傾向として
年齢とともに
歯並びは変わってきます。

加齢とともに
人の骨格自体が変わってくるのと、
歯も全体に前方に傾斜してくる傾向があり、

その結果、歯並びが変わってきます。

よくあるのは
下の前歯の歯並びが
ガタガタになってくる

昔はこうじゃなかったのに、
と良く聞きます

ガタガタしてくると
見た目の問題だけでなく
食物が詰まりやすくなったり
歯垢や歯石が溜まりやすくなったりします。

状況にもよりますが
この歯列不正は
矯正治療で治すことができます。

歯並びの悪化は
年齢とともに進みますので、
できればあまり進まないうちに
矯正することが理想です。

昔は矯正と言うと
歯にワイヤーをつけたりして
ちょっと心理的にハードルが高かったのですが

今は透明のマウスピースで
ほとんど気づかれずに
矯正が可能です。

歯並びを3Dスキャンし
画面上でお顔と矯正後の歯並びを
シミュレーションし

それを見て、治療するかどうかを
決めることができます。

以前は私も
ワイヤー矯正をさせていただいていたのですが
今はワイヤーで治療することは
まずなくなりました。

前歯がガタガタしてきたら、
早めにご相談くださると
よろしいかと思います。

ただし、
加齢による骨密度の低下に対して
骨粗しょう症の治療薬をご使用の場合
矯正治療時の歯の移動速度が著しく遅くなることが
知られており、

できれば
そのような薬剤を使用する前に
矯正治療をなさることをお薦めします、

もし矯正治療が
現実的に困難だったとしても

ホワイトニングや
パウダークリーニング、
古い詰め物やかぶせ物のやり直しなどで
見た目は大幅に改善可能ですので
一度ご相談くださればと思います。





 
2025年03月31日 07:37

矯正治療について

当院では矯正治療も行っています。

小児の一次矯正と
成人矯正です。

小児の場合は主に
側方拡大といって、歯列を横に拡げる治療をします。

その理由は
最近、口蓋の幅が狭い子供が多いためです。

そのような子の場合、
鼻腔も狭いため鼻が詰まりやすく
鼻炎も起こりやすく
睡眠が浅く
口呼吸になるので
姿勢も悪くなり
歯も将来の歯並びも悪くなりやすいです。

口蓋の狭い子供の場合、
側方拡大は
今後の人生のパフォーマンスに大きくプラスの影響を
与えると思います。

専門的になりますが
側方拡大は
技術的に簡易な「拡大床」ではなく
後戻りの少ない、固定式装置を使います。
より効果的だからです。

あと大人の矯正は
従来のワイヤー矯正もしますが、
最近はインビザラインなどの
透明のマウスピースによる矯正装置を
使うことが多いです。

マウスピース矯正の分野は
日々進歩しています。

矯正装置の見た目のために
今まで歯列矯正を躊躇していたなら、
マウスピース矯正を
検討してみてもいいかもしれません。


 
2021年02月14日 19:16

「子供の口呼吸」


最近は口呼吸をしてしまう子供が多いらしいです。

原因は定かではありませんが
一説によると食べ物が柔らかくなって
あまり噛まなくなったから、
というのもあるらしい。

口呼吸をする子供の上顎の歯列は
V字型をしていることが多いです。
そして上顎の天井が(口蓋といいます)
深いです。

そういう
V字型の子供はU字型(理想形)の子供に比べ
歯が生えるためのスペースが少ないので
歯並びが悪くなります。

それだけでなく
V字の子は
鼻の気道
鼻腔も狭いです。

ちなみに
人の舌は本来
上の顎にくっついているのが
理想的な「舌位」と言われます。

舌位がいいと
成長時に上顎を押し広げ
上の歯列をU字型にするのですが

V字型だと
鼻腔が狭く
息苦しいので
口呼吸になり

その結果
舌位が悪く
歯列がU字型にならない。

その結果
歯並びが悪いままになります。

また口呼吸は
歯が乾燥して虫歯になりやすいです。

歯垢がたまりやすいとか
虫歯になりやすいのは
口呼吸が原因の可能性もあります。

歯肉炎にもなりやすいし
リンパ節も腫れやすいです。
鼻腔が狭いので
わずかな炎症ですぐ鼻がつまります。

口臭も出やすいし
気道が狭いので息苦しく
気道を広げるために
下の顎を前に出す傾向が出て来て
背中が丸くなり
姿勢が悪くなります。

また口呼吸では
眠りが浅く
いびきをかいたり
歯ぎしりしたり
寝ているのに突然騒いだり
おねしょをしたり
朝から疲れている様子が
みられます。

日中眠くて
いらいらしたり
授業に集中できず
背中が丸いので頭が重く
頬杖をつくのが習慣になり
顎のバランスも崩れて来ます。
また口がダランとしているので
口輪筋という口の周りの筋肉が発達しておらず
への字口で
口で息をしながら食事をするので
こぼしやすかったり音がしたり
やたら食べるのが遅いか、
丸呑みしてしまう傾向があります。

成長期のあいだ中こんな状態だったら
どれほど人生に影響するでしょうか。
睡眠、呼吸、消化が適切でない状態は
どれほど
その子の人間形成に
影響を与えるでしょう

大人が見つけてあげて
対応してあげれば
子供はその子が持つ
本来のパフォーマンスを発揮することができる
かもしれません。

V字型の歯列をU字型に発達させるには
小児矯正装置と機能訓練が必要です。

中学、高校生くらいまでは
ギリギリできますが
理想的には
小学生のうちかと思われます。
2018年06月04日 00:00

「マウスピース矯正」

今日は勉強会でした。

マウスピース矯正の
症例報告会です。

従来の矯正治療はワイヤーを使って歯を動かすわけですが
マウスピース矯正では透明のマウスピースを歯につけることで
歯を動かしてゆきます。

見た目もほとんどわかりませんし、
発音などへの影響もほとんどありません。

この分野は日進月歩で
いいことづくめの様ですが、
残念ながら万能ではありません。

ちょっとシビアなケースになりますと
ワイヤーなしで治すことはいまだに困難です。

メーカーは「どんなケースでも」なんて発表したりしますが、
ちょっと誇大かな、と思います。

でも全期間ワイヤーでなく、
マウスピースと
ワイヤーをそれぞれ使うことで
ワイヤー期間を短縮することはできるでしょう。

状態によっては
マウスピースだけで治せる場合もあるので
ご希望があればご相談ください。
2011年02月06日 00:00

「歯列矯正」

昔、学生時代に
「法歯学」という教科がありました。
「法医学」の歯学部版で、法医学の後に
習います。

この「法歯学」では
歯や歯並びなどからいろいろな情報を得ることを
習います。

個人の特定や、年齢の推定などなど

ここでポイントなのは
歯や歯並びから
「年齢の推定ができる」ということです。

人は年を取ると誰でも
歯が擦り減ってきたり、
歯並びがガタガタしてきたり、
かみ合わせの高さが下がってきたりします。
(昔、クシャおじさん、なんていましたね。
あの方は歯がなかったようですが、まあ
あんな感じです。)

しかしこの加齢変化は
元に戻すことができます。
若かったころのように

それは、歯列矯正です。
すべてではありませんが
すくなくとも、ガタガタしてしまった
かみ合わせは、若いころのように
戻すことができます。

矯正をすると
口元に張りが戻ってきます。

歯列矯正は
超強力な「アンチエイジング治療」
といえるかもしれません。
2009年09月14日 00:00