軸について
最近は週3回合気道の稽古に勤しんでいます。
稽古がある日は診療後すぐに
職場を出て道場へ
始めてもう少しで20年になります。
生活の一部になっていて
なぜこんなに続いているのか
その副次的効果たるや
非常に多岐にわたるのですが
「その目的はこれだ!」というものは
実ははっきりしなかったりします。
感じるものがあって続けている
という所でしょうか。
時に琴線に触れる、と言えばいいのか
成長とともに
見える世界も違ってきているようにも
思います。
そして目的の一部をあえて挙げるとするならば
その大きなものとして
腹(肚)、そして軸があります。
姿勢を正して
臍下丹田(肚)に気をしっかり沈めて
稽古をすることで
容易なことでは気が上がってしまわないように
ストレスがかかって胃が悪くなったり
心臓や脳に来るのは
臍下丹田から
気が上がってしまうからかもしれません。
ぐっと手をつかまれても
早い突きが来ても
臍下丹田に気を落ちつけて
静かな気持で対応できるよう
そして動く時も臍下丹田から動くように
稽古します。
これを意識しないと
いわゆるへっぴり腰になりますので
昔は気が上がってしまいやすい性格だったので
これを知ったことは人生が変わるくらい
有意義だったと感じています。
次は軸です。
人間の軸は背骨にあるように
思われるかもしれませんが
私の現状での理解では
足を肩幅くらいに開いた時の
左右の母指球を繋いだ中間と
鼻先くらいを軸が通っていて
その軸の延長線は
地球の中心を貫いています。
子供クラスの指導のお手伝いの時には
子供たちに
将来アメリカに行ってもフランスに行っても
自分の軸は地球の中心を貫いていることを
忘れないように、と言っています。
で、軸は背骨より前にあるので
軸を中心に回転しようとすると
時計の針先が回るように
小さくステップを踏む必要があります。
自分の軸に向かってきた相手の突きを
かわせるのは
軸が背骨にないからと考えています。
などなど
いろいろ思案しながら
稽古していて
成長の各段階での覚りこそが
10数年の経験での宝だと
思っています。
しかし合気道は不思議なことが多いです。
いつかはたどり着けるとしても
今はなんだかよくわからないこともあります。
力の逃がし方とか、反射の使い方とか、その他
これまで、その時々のステージで
覚ることができた事こそが
本当の価値のある事と考えていたのですが
困ったことに最近は達人とされる人たちが
youtubeで本来簡単には到達できない
奥義をどんどん発信してしまっていて
私はできるだけ見ないように
していたのですが
まれにいらしゃる
腹も軸もおいておいて
奥義ばかりyoutubeで見ている人に
対応するのが難しくなってきたので
私もyoutubeを少し、研究することにしました。
これで達人への道は閉ざされたかもしれませんが
坂本龍馬も勝海舟も
現代ならネットをフル活用したでしょうから
現代の、あり方なのかもしれません。
2026年05月24日 13:01