~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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日々雑感

虫歯の洪水といわれた時代

夕食で鍋料理を食べたら
熱さで奥歯がじわっと痛くなって
すぐ治りましたが

噛み合わせ的に負担がかかっている歯なので
何かごく初期の問題があるのかもしれません。

こういう、あれ?ちょっと変だったぞ、と
感じたときは、何らかの問題があることが多いです。

おそらく肉眼的にもレントゲン診査でも
まだ原因を発見することはできないでしょう。

人間の体が微妙に発する危険信号は
きわめて鋭敏であると感じます。

こういう段階で
悪化していかないように
ちょこちょこっと軌道修正できるのが
本当の名医かもしれませんが

しかしながら、人の体自体も
かなり高いレベルですでにバランスをとっていることが多く
そこに人為的に手を加えることに対しては
注意が必要です。


ところで
歯痛で思い出したのですが

自分が幼児だった頃
何度か、歯の痛みで母親のひざまくらで泣いたことがありました。

だいたい夜で
「ちちんぷいぷい」とか
「痛いの痛いの飛んでけー」とか

そして朝6時台に
自転車の後ろに乗せられて2キロくらい先の
歯科医院へ行く

すると歯科医院の隣に大きな空き地があって
大きな錆びた缶?(灯油缶だったかもしれません)で焚き火をしていて
その周りにキャンプファイヤーのように
ぐるっと人が取り巻いて
暖をとりながら
順番を待っている

もちろん病院の待合室は人がいっぱいでした。

一言二言しか喋らない怖い先生でしたが
虫歯の洪水と言われていた時代で
しょうがなかったのかもしれません。

治療の後は
近くの肉屋さんで
コロッケを買ってもらって食べながら帰りました。
麻酔とか血とかで
微妙な感じだった記憶があります。





 
2020年03月16日 09:19

「治療の対価」

昔から当院にいらしていただいていた、ある高齢の女性が

いわゆる高級な老人ホームに入られました。

足腰は弱ってらっしゃるのですが、
頭はとてもクリアです。

その方が先日、
ホームのスタッフの方といらして
今使っている入れ歯を
新しく、つるっとしたものにしたい、とのこと。

今使ってらっしゃる入れ歯も
私が以前に保険外で作ったもので
よく安定していて、噛むのにも問題ないが、
つるっとしたものに作り直したいとのことでした。

特に問題は見られないので
どうしたものか、話をよく聞いたところ、
入れ歯の金属とプラスチックの境や
金属の凹凸が気になるとのこと。

ご高齢になると
唾液が減少してきたりして
それまで気にならなかった凹凸が
気になってくることがあります。
舌が擦れるとのことでした。

そうなると
入れ歯の設計、材質から
変更する必要があります。

今のような
保険外の材質を使って
つるっとしていて薄くて快適な入れ歯を作り直すとしたら
だいたい70万円くらいの費用になると伝えましたら、
それならやりたいとのこと。

この場所で長く開業していると
思うことがあります。

ご高齢になってからも
経済的に余裕のある暮らしをしていらっしゃる方々は
最近では羨ましがられることが多いですが、

ではそういう方々が
楽してその境地に達したかというと

とんでもないのです。

今そういう状況にある方々は
そこに至るまでに
大変な思いをしてきていて

時には体を壊したり
時には修羅場をくぐり
時にはどん底を経験し、そこから大逆転したり
並大抵でない過去を通して
今がある
そんな人達ばかりです。

そして成功することだって大変ですが
成功した後に真っ当に生きる、
家族を真っ当に生かすことだって
大変なわけで

そうやって今がある
そういう人が
人生の最後の時間を快適な入れ歯ですごしたいと

わかりました。
そうしたら、つるっとした、快適な入れ歯を
作りましょうと、

私は今の入れ歯のコピーを作って
作業を始めていました。

するとしばらくして
電話がかかってきました。

患者さんからでした。
金額などの説明をもう一回聞きたいとのことで
説明したところ、
では宜しくお願いしますとのこと、そのあと

ちょっとお待ちください、ここ(施設)の人に変わります、と

次に施設の若い男性の担当者が電話口に出て
自己紹介の後、
こう言いました。

検討してまた連絡します。
金額が金額ですから。

驚きました。
第三者が勝手に電話を聞いているとは思わなかったからです。

そして思いました。

金額が金額ですから…?

その発言は、誰の価値観だと。


その後、患者さんから電話がかかってきて
治療をやめることにしたそうです。
我慢することにした、と言ってました。
説得されたようです。

なんのための我慢でしょう。
人生の最後の貴重な時間の
その我慢は
なにか、報われるのでしょうか



 

2019年11月21日 18:46

「日薬、目薬」

先日読んでいた本の中で
「日薬」「目薬」という言葉がでてきました。

目薬は目の薬?

では、「日薬」はなんでしょう?



その本の著者の精神科の先生はこのように使っているようです。

すぐには治療を開始できない、あるいは
すべきでない患者さんに対して

無理をせずに
時間をおくことで
状況が落ち着いたり
治療を開始できる
状況になるのを
待つ。

これが「日薬」

その間も
状況を見守り
必要に応じて
サポートする。

これが「目薬」


こういうことは歯科でもよくあります。

虫歯や歯周病をあまりに長く放置してしまって
大部分の歯が問題を起こしてしまっているような患者さんで

そういう方ほど
すごい痛い時とかしか
歯科医院にいけなかったりしていたために
麻酔がなかなか効かなかった、とか
場当たり的な治療しか受けられなかった、とかで
歯科恐怖みたいな状況になってたり

でもやっぱり自分の歯を残したい。
でも治療が怖い
歯医者さんに怒られるかもしれないし
どんな治療か予想もできないし
いくらかかるかもわからない


そのような状況に対して
「ここからここまで抜いてインプラントで総額いくら」みたいに
ずばずばと説明すればいいかといえば
そうはいかないわけです。


嘘もいけません
「簡単に治りますよ」
「すぐですよ」
「安くていい治療が受けられますよ」とか


状況が複雑で
でもできるだけ歯を残したくて
長持ちするいい治療であれば

やっぱり時間もかかります
回数も相当になります。
費用もです。

患者さんが今の自分の状況を受け入れるにも
歯科医がどんな人か知るにも
どのような方針が自分に合っているのかを知るにも
治療というものがどんなものかを知るにも
時間がかかると思います。


ですので、複雑な状況であれば
すぐに計画書を書いたりしません。
緊急性の高いところを
少しずつやりながら

「日薬」、「目薬」です。


歯科医から見ても
実は最適な治療計画には時間がかかります。
どのくらい患者さんが状況を理解できたか
いろいろ踏まえた上で
どうしたいと思ってらっしゃるか

山岳ガイドとかにも似ているのかもしれません。

ヒマラヤのトレッキングとかに行く前に
セミナーをやってモチベーションを見て
丹沢とか近場に行って見たり
いろいろやって時間もかけて
理解度も見極めてから
本番ではガイドとしてのベストを尽くす、
みたいな感じでしょうか。
2018年11月12日 00:00

「言葉について」

小さい頃から
気の利いたセリフがすぐに出てこなくて
苦労してきました。

能力の問題かもしれないですが
結構言葉に詰まってしまいやすい
傾向があります。

そういう意味では意外とコミュニケーションで
苦労する方でしたが

ただ大人になるにつれて
「あの時軽々に発言しなくてよかった」
と思う場面が出てくるようになりました。

歯学部の学生だった時とか
卒業して大学病院で勤務していた時

その瞬間は「あ、今のタイミングであれを言えばよかったなあ」
なんて思っていても

よくよく考えて、後でぞっとしたりします。
「危ない、あんなこと言わなくてよかった、」と

大学で白衣を着るようになって
調子に乗っていたのかもしれませんが

周りにはいろいろな病気の人や、その家族がいて

ただ昔から言葉は出にくかったので
良かったのかもしれません。
何度か「危なかった」と思うことがありました。

合気道の先生がおっしゃってましたが
言葉は「言霊」になって
戻ってくる。
だから気をつけなくてはいけないと


言葉が出にくいことなど
昔は短所だと思っていたことが
歳と経験を重ねると
実は口が軽くないという
自分の長所だったのではなかと
思えるようになってきました。
2018年10月04日 00:00

「魂について」

私は高齢の親と住んでいますが
先日突然の心筋梗塞で目の前で倒れてしまい
心拍も呼吸も止まってしまったので
急いで救急蘇生しました。

まさか親の蘇生術をすることになるとは思いませんでしたが

そのあと入院していましたが、
入院生活が退屈だとか言って
早々に退院してきました。

おかげさまで今は元気ですが

生と死の境目があんなに急に訪れることに
今更ながら衝撃を受けました。

直前まで生きていた人の心はどこに行ってしまうのか
本当に不思議に思います。

心というか、魂というか


学生だった時に解剖の実習がありました。
5-6人のグループになって
ご遺体の解剖をさせていただくのですが
確か半年くらいやっていたと思います。

実習の最終日には
ご供養の会といって
皆で実習室から大講堂に移動して
軽くお酒を飲んだりする会があるのですが、

私は会の初めだけ顔を出した後
解剖を続けたかったので
一人実習室に戻りました。

静かな実習室にいるのは私だけでした。
ご遺体は確か10体くらいでした。

その時も考えました。

人の心とか魂は
一体どこに行ってしまうのか。

一つ確かなことは
遺体の中には魂などありません。

どんなに解剖してもどこかにあるわけでなく
そんな感じもしないです。

霊とか見えるのかなと思って
実習室を見回して見ましたが
まあ、見えませんでした。


たぶんそこにはいないのだと思います。

どこにもいないのかもしれないし
生きている人の心の中にいるだけなのかもしれないです
2018年10月04日 00:00

「共感力について」

先日、昇段審査を受けますか、というお言葉をいただき、
大変光栄なのですが

技や動きは、
やればやるほど身についてゆくように
感じていますが

なかなか難しいのは
心のほうです。

高段者の先輩方は
明らかに大人というか
何か違う感じがあって

自分が子供ぽい?のかもしれませんが


最近思うのは

自分は他の人が大事に思っていること
そういう繊細な部分に対する
共感力、が足りないのではないかということ

先日も
後から、しまったなあ、と思うことがありました。

この共感力を磨くというのは
どうしたらいいのか、
考えました。


わかったふりをすればいい、
ということではないのはわかります。

一つは、経験でしょうか。
経験すればわかることもある、
これは事実だと思います。


あと最近もう一つ、ヒントを見つけました。

ある本で
ネガティブ・ケイパビリティという言葉に出会いました。

とある精神科医の書いた本でしたが

今の時代はとにかく急いで結論を出したがる世の中で
素早く到達することで
わかった気になってしまう。


ネガティブ・ケイパビリティとは

「共感を持った探索をするためには
探求者が結論を棚上げする
創造的な能力を持っていなければならない」


それはつまりこうなんでしょ、とか
わかるよこうなんだよね、とか

そうやって性急に結果を出すのではなく、
答えのない、出口の見えない状況に
じっくり耐える能力

先の見えない状況の中でも取り乱さずに

必要な時間をかけて
深く感じるための胆力を培う


自分が思うに
それができる人は
なんというか、先の見えない
暗闇の中でも
根本的なところで
楽天的というか

腹が据わっている
ともいえるかもしれません。

腹の据わり
武道的なところに戻ってきました。
課題はそこかもしません。
2018年08月30日 00:00

「子供の口呼吸」


最近は口呼吸をしてしまう子供が多いらしいです。

原因は定かではありませんが
一説によると食べ物が柔らかくなって
あまり噛まなくなったから、
というのもあるらしい。

口呼吸をする子供の上顎の歯列は
V字型をしていることが多いです。
そして上顎の天井が(口蓋といいます)
深いです。

そういう
V字型の子供はU字型(理想形)の子供に比べ
歯が生えるためのスペースが少ないので
歯並びが悪くなります。

それだけでなく
V字の子は
鼻の気道
鼻腔も狭いです。

ちなみに
人の舌は本来
上の顎にくっついているのが
理想的な「舌位」と言われます。

舌位がいいと
成長時に上顎を押し広げ
上の歯列をU字型にするのですが

V字型だと
鼻腔が狭く
息苦しいので
口呼吸になり

その結果
舌位が悪く
歯列がU字型にならない。

その結果
歯並びが悪いままになります。

また口呼吸は
歯が乾燥して虫歯になりやすいです。

歯垢がたまりやすいとか
虫歯になりやすいのは
口呼吸が原因の可能性もあります。

歯肉炎にもなりやすいし
リンパ節も腫れやすいです。
鼻腔が狭いので
わずかな炎症ですぐ鼻がつまります。

口臭も出やすいし
気道が狭いので息苦しく
気道を広げるために
下の顎を前に出す傾向が出て来て
背中が丸くなり
姿勢が悪くなります。

また口呼吸では
眠りが浅く
いびきをかいたり
歯ぎしりしたり
寝ているのに突然騒いだり
おねしょをしたり
朝から疲れている様子が
みられます。

日中眠くて
いらいらしたり
授業に集中できず
背中が丸いので頭が重く
頬杖をつくのが習慣になり
顎のバランスも崩れて来ます。
また口がダランとしているので
口輪筋という口の周りの筋肉が発達しておらず
への字口で
口で息をしながら食事をするので
こぼしやすかったり音がしたり
やたら食べるのが遅いか、
丸呑みしてしまう傾向があります。

成長期のあいだ中こんな状態だったら
どれほど人生に影響するでしょうか。
睡眠、呼吸、消化が適切でない状態は
どれほど
その子の人間形成に
影響を与えるでしょう

大人が見つけてあげて
対応してあげれば
子供はその子が持つ
本来のパフォーマンスを発揮することができる
かもしれません。

V字型の歯列をU字型に発達させるには
小児矯正装置と機能訓練が必要です。

中学、高校生くらいまでは
ギリギリできますが
理想的には
小学生のうちかと思われます。
2018年06月04日 00:00

「腰眼(ようがん)について」

歯科医はある程度の年齢になると腰痛が持病という人が
多くなります。
体をねじって患者さんの口の中を見たり、治療したり
する事が多いからだと思います。

私はおかげさまで
腰痛は無いです。

たぶん診療の時に
体をねじらないからだと思います。
来院されている方はご存知の通り
私はほとんど顕微鏡を使って治療しますので
ねじる必要も、覗き込む必要も無いからです。

まっすぐ座って
前を見ると
目の前に治療する歯がくっきり見える、

本当に歯科用顕微鏡を導入して
良かったと思います。

あとは普段から
正座とか
座る練習をしているのも
関係あると思います。

合気道の時に
正しい正座とか
立ちかた座りかたも練習します。

正しい座りかたをしていると
押されてもバランスが崩れず、
股関節に重心が乗っているので
自在に動く事が出来ます。

冬に1時間正座をする行をやりますが、
それをするとちょっと正座がわかる気がします。

背骨の両脇の、腸骨の縁に
腰眼、というつぼがありますが、

正座の時にはその腰眼をきゅっと立て
股関節の中心に重心をのせ、
上半身は肩肘張らず
ふわりと腿のうえに手を置く。

肩肘はって胸を張りすぎると
対面する相手に威圧感を与えます。
そもそも相手に威圧感を与えてしまうのは
合気道のコンセプトから外れてしまいます。

安定した感じ、そして力の抜けた感じ
そのポイントは
腰眼にありそうです。

練習の時に袴をはきますが
袴には背当て、というのがあります。
腰眼を守り、腰眼を鍛える
らしいです。

座りかたを学んだ事で
最近寿司屋のカウンターとかでも
何となく違和感無く
座れるようになってきました 笑

まだそんなに居心地が良いわけでは
ないですが 

顕微鏡とか合気道とか
いろいろな事が
おかげさまで
いいタイミングで
めぐりあわせている感じがしています。
2017年04月29日 00:00

「耳と目」

最近通勤中に時々思うこと
があります。

周りと自分が見えていない
怖さというか

人の良さそうな背広の中年男性が
満員電車で足を大きく開いて立っていて
周りの迷惑に気づいていなかったり

イヤホンをして
スマホを見ている高校生が
電車の座席が開くと
一目散に駆け寄って
座ってまたスマホを見るとか

混雑した駅で
ちょっとぶつかりそうになっただけで
舌打ちをするとか

一緒に合気道やりませんか!(笑)と
言いたくなります。

私自身もすぐ周りが見えなくなりやすかったのですが
歯学部で鍛えられた?のと
経営者として多少社会に揉まれた?のと
合気道のおかげで
ちょっとだけ変わったと思いたいです。

合気道は1対1でなく
1対多人数を前提にしていますので
自分の軸を立てて周りを見ます。

まず目の前の180度が見え
半身を切り替えると後ろの180度が
見えます。

周りを見ながら
一人の相手に対応する練習をします。

そうやって鍛えている間に
自分の周りの小さな変化に
気づけるようになりたいと思っています。

武道の本で
『耳で見て、目から聞く」という言葉を見て
なるほどなあと思った事があります。

音や声から状況を感じ取り
相手の様子からその人の物語を聞く。


歳をとるほど
目も耳も衰えるのかもしれませんが、

見えなかったものが見えて
聞こえなかったことが聞こえるように
なりたいと思っています。

これは歳を重ねた者が魅力的であるために
欠くべからざるものではないかと思うのです。
2017年03月19日 00:00

「ストーブと風邪」

また年が明けてしまいました。

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

去年の年末はなかなかアポイントが取れなくなってしまい
大変ご迷惑をおかけしました。
この問題を正月明けから
何とかしなければと考えています。

今日、初詣に行っておみくじを引いたら
「勢いのあるうちに動きなさい」みたいなことが
書いてありました。
さすがです。

動いた結果はいつでも
いい時もあればよくない時もある。
でも根本的なところがぶれなければ
まず大丈夫だろうと
感じています。


ところで
冬休みに入って
診療室に行って事務的な仕事をしているときは
すこぶる調子がいいのですが
家で掃除して
ストーブの前でごろごろしていたら
風邪をひいてしまいました。

まだまだですね。

自分が今研修に通っているセミナーの
講師の先生は歯科技工士ですが
すでに80歳で
バリバリの現役で仕事をしています。

どちらかというと
日本より世界で有名な人で
世界的に有名な歯科医の多くが
その人の指導を受けたり
多大な影響を受けたりしている。

え、ここ?と思うような
下町の古い技工学校で
セミナーをしていますが
今も世界中から招聘される第一人者で
理論も最先端、一流です。

その先生はむかし剣道をやっていて
若かりし頃、ニューヨークに渡って
お金がないとき
剣道の指導の助手をしていたらしいです。

そして今でも朝夕200回ずつ
日本刀を振っていて

ちょっとした腰痛などの不調は
丁寧に剣を振ると
治ってしまうらしい。

その話を聞いたとき
この人は武道を「内面化」しているな
と思いました。

昼食をとりながら
「いやあ大学とかで
専門にやってる人たちには
試合ではかなわないんだよ」、と
その人は言ってましたが

そういうものではないように
思います。

私の合気道の師範もよく言っていますが
きっと武道は
一本取ったら勝ちとか
打ちのめしたら勝ちとか
そういうものではない。

いろいろ考えはあると思いますし
むかしは私もそれがどういう意味なのか分かりませんでした。

でも今この歳になって思うことは
武道をやるうえでの真の勝者は

武道を深く「内面化」して
気持ちと体を使い
弱さをよせつけず、
人生を長く、そして力強く
最後まで前向きな気持ちで生きられた人
なのではないか

そう思うわけです。

ちょっと風邪とか
どこか痛くても
武道をやると
治ってしまうという経験を
よくします。

今は頻繁に練習していないと
その状態を維持できずに
休むといきなり風邪をひいたりしますが(笑)

いつか歳を取ったり体を壊したりして
できなくなる時が来るかもしれない。

しかしその時までには
武道を深く内面化して

練習をしていなくても
強さと免疫力と
前向きな心を維持できるようになる、

それが今の目標でもあります。
2017年01月01日 00:00

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