3D
今日は日曜日でしたので午前中は合気道の稽古で
午後は医院に行って溜まっていた雑用をしました。
以前は休日に職場に行くと
レジンという固まるプラスチックを使って
手で練って形を作って
いろいろ、仮歯とか入れ歯とか
治療に使う道具を作ったりなどの
作業が多かったイメージですが
最近はデジタル化が進んで
パソコンの画面に向かってする仕事が多くなりました。
今日も職場でパソコンに向かって
先日3Dスキャナーで撮影した患者さんの歯列を
CTのデジタルデータと合成して
インプラントを入れる位置を決めて
サージカルガイドというものを設計して
そのデータを家に持ち帰って
CADソフト上で手を加えて
今、隣の部屋で3Dプリンタがサージカルガイドを作っています。
自分が歯科医になりたての頃は
まさかCADソフトで3Dデータを加工したりすることが
自分の仕事の一部になるとは
思っていませんでした。
最近は歯列矯正の計画もAIが考えたり
一般医科の分野でも内科などAIが活躍し始めていて
そのうち医療のかなりの部分を
機械化されたAIが担うようになることも
ありうることだと思います。
先日、車で通勤中にラジオを聴いていたら
AIの話をしていて
「人間には出来て、AIには決して出来ないことがある」
という話がでて
私は聞きながら、
いや、そんなことを言っていても
テクノロジーが進歩すれば、AIに出来ないことなんて
なくなるんじゃないの?
と、思ったのですが、
「人間に出来て、AIには決して出来ないこと」というのは
責任を取ることだそうです。
なるほどなあ、と思いました。
やはりどんなにテクノロジーが進化しても
大事な判断をAI任せにしてしまうと
後悔することになりそうですね。
2025年01月26日 22:18