「魂について」
私は高齢の親と住んでいますが先日突然の心筋梗塞で目の前で倒れてしまい
心拍も呼吸も止まってしまったので
急いで救急蘇生しました。
まさか親の蘇生術をすることになるとは思いませんでしたが
そのあと入院していましたが、
入院生活が退屈だとか言って
早々に退院してきました。
おかげさまで今は元気ですが
生と死の境目があんなに急に訪れることに
今更ながら衝撃を受けました。
直前まで生きていた人の心はどこに行ってしまうのか
本当に不思議に思います。
心というか、魂というか
学生だった時に解剖の実習がありました。
5-6人のグループになって
ご遺体の解剖をさせていただくのですが
確か半年くらいやっていたと思います。
実習の最終日には
ご供養の会といって
皆で実習室から大講堂に移動して
軽くお酒を飲んだりする会があるのですが、
私は会の初めだけ顔を出した後
解剖を続けたかったので
一人実習室に戻りました。
静かな実習室にいるのは私だけでした。
ご遺体は確か10体くらいでした。
その時も考えました。
人の心とか魂は
一体どこに行ってしまうのか。
一つ確かなことは
遺体の中には魂などありません。
どんなに解剖してもどこかにあるわけでなく
そんな感じもしないです。
霊とか見えるのかなと思って
実習室を見回して見ましたが
まあ、見えませんでした。
たぶんそこにはいないのだと思います。
どこにもいないのかもしれないし
生きている人の心の中にいるだけなのかもしれないです
2018年10月04日 00:00